縁側でちょっと一杯 in 別府

東京から別府に移住してきました。
のんびり温泉に浸かり、美味しい魚で一杯。
夢に見た生活を楽しんでいます。

スペインの話(第4回) ~ BORSAO,JUST BUY !

2008-10-01 23:03:00 | もう一度行きたい
 グラナダから寝台列車とAVEを乗り継ぎサラゴサへ。実は直前まで知らなかったが、この夏、サラゴサでは万博が開かれていた。なるほど、道理でホテルが取れなかったわけだ。僕らは仕方なくサラゴサから車で1時間の町に泊まったのだった。
 さて、では何故そこまでしてここに来たのか。ボデガ、そう、ワイナリーを見にわざわざやって来たのである。

 サラゴサのあるアラゴン州はワイン産地として有名なリオハやナバーラのすぐ隣、南東にある。もっとも隣だからといって同じようにワインが有名なわけではない。
 が、“アラゴン”の名前は 昔 読んだシェークスピアによく出てきた気がする。ア・ラ・ゴ・ンという響きが、どこか幻想的な感じがして、妙に記憶に残っているのである。

 目指すボデガはBORSAO(ボルサオ)。CAMPO DE BORJA(カンポ・デ・ボルハ)という地方にある。妻の知人が紹介してくれたのであった。なんでも この9月にBORSAOのワインが日本でも販売される(された?)らしい。僕はまだ日本で見ていないので確かなことはわからない。が、とてもリーズナブルでおいしいワインであることは確かだ。もし見かけたら買って飲んでみて欲しいし、どこで売っていたかを僕に教えて欲しい。
 現地を見てきたから感激して褒めているに違いない、本当は大したことないのでは、と思った疑り深い貴方、それは違う、断じて違う。あのロバート・パーカーJr.も、この価格でこの品質、これは絶対お買い得だ、と大絶賛しているのである。そう、さっき見たインターネットのサイトに書いてあった。BORSAOでヒットしたほとんどのサイトにそう書いてある。

 うっ、知らなかった。事前に何も調べていない僕はBORSAOが知る人ぞ知る素晴らしいワイナリーだとはまったく知らなかった。うーん、それを知っていたら沢山買い込んで来るんだった、悔しい。
 ワインは素人の僕だけれど、確かにここはとても真摯にワイン作りに取り組んでいるように思えた。ワイナリーは近代的な設備、それこそ工場のようだったが、その一方で昔の設備を今も大事にしているのがわかった。地下にある古いタンクや金属の棒を見て、当時からしっかり温度管理をしていたことが見て取れた。又、近くの畑でブドウを育てているのも見せてもらった。畑からワイナリーまで隅々を見せてもらい、この人たちの造るワインに間違いはない、と思ったのである。

 ところで、“一宿一飯の恩義”という言葉をご存じだろうか。僕らはBORSAOの人に泊めてもらってはいないが、ランチとワイン(勿論、BORSAO)をご馳走になった。そう“一飯の恩義”がある。ということは、このくらい宣伝して当然では・・・・ と思われた、やっぱり疑い深い貴方へ。答えは自分で確かめるしかないだろう。
 インターネットによれば、TRES PICOS(ガルナッチャ100%)は日本でも手に入るようなので、是非お試しあれ。あと日本で売っているかどうかわからないが、個人的にはガルナッチャとカベルネ・ソーヴィニヨン とテンプラニーリョのブレンドであるBORSAO RESERVAがお勧めだ。それこそ探して、もし売っているお店があれば、僕に教えてほしい。僕が嘘つきではないとわかったはずだから。

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2 コメント

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祝ボルサオ! (いっこじん)
2008-11-14 05:41:34
雑誌『一個人』の「2000円以下極旨ワイングランプリ」でボルサオの赤ワインが堂々のNo.1に。
雑誌発売前からボルサオを推薦されていた、貴兄のお目の高さに敬服いたしました。
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たまたまです (えんちゃん)
2008-11-15 13:29:28
ありがとうございます。

まったくの偶然というか、タイミングの良さというか、出来すぎた話だと思います。

と言いつつも、紹介した人間としては、うれしい限りです。 
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