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縁側でちょっと一杯 in 別府

東京から別府に移住してきました。
のんびり温泉に浸かり、美味しい魚で一杯。
夢に見た生活を楽しんでいます。

【バンコク見聞録その7】Grab タクシーでの戦い(?)が無くなる!

2025-03-14 21:59:48 | もう一度行きたい
 タクシーは戦いだ。特にここタイでは(ベトナムも!)ドライバーとのバトルがつきものである。

 初めてタイに来たのはもう30年以上も前。当時タクシーにメーターはなく、事前に目的地を言ってドライバーと料金を交渉する必要があった。一人で移動するときは、現地の駐在員に相場を聞いてからタクシーに乗った。駐在員からの情報が無ければ絶対ぼられていたに違いない。
 それが1990年代の後半だろうか、タクシーにメーターが付くようになった。これで一安心、と思ったのも束の間、今度はタクシー・メーターを入れない問題が勃発する。メーターが入っていないと指摘すると、○○まではいくらと決まっているとドライバー。ぼられてなるものかと、メーターを使えと怒鳴る僕。使わないのなら車を止めろ、降りるぞとまたまた怒鳴る僕。大抵はこれでメーターを入れてくれるが、本当にタクシーを降りたことも何度かある。タイのタクシー料金は安いのでぼられてもたいしたことはないのだが、これからタイに来る日本人のためにと、ついむきになってしまうのであった。
 このメーター入れない問題は今でもしぶとく続いている。

 が、しかし、ついにタイのタクシーでの無駄かつ不愉快なやりとりが無くなる日がやって来た。Grabの登場である。
 Grabはマレーシア発祥のタクシー配車アプリ。マレーシアのほか、シンガポール、タイ、ベトナム、インドネシアなど東南アジアでサービスを提供している。その最大の特徴・メリットは、タクシー料金を事前に確定できること。もうタクシーでぼられる心配はない。
 Grabのアプリは日本でダウンロード、アカウント登録できる。クレジットカード情報を入力すればキャッシュレス決済も可能だ。Grabの登録方法や使い方はWEBで簡単に見ることができる。東南アジアに旅行する際は日本で登録しておくことをお勧めする。

 以下は実際にタイでGrabを使った印象。やはり交渉なしの料金事前確定が嬉しい。ドライバーとの不毛なやりとりがなく、フラストレーションが溜まらずに済む。またタイ語が分からなくてもOKというのも有り難い。行き先や乗車地の入力は日本語、英語、地図上で指定等が可能である。
 一方、デメリットや不満はというと、配車できない、使えない場合があったこと。システム上の問題か、ただ近くに車がいなかったのか、はたまた僕の操作ミスか理由は分からないが、タクシーを呼べないことがあった。それにタクシーが途中でキャンセルされることもあった(注:乗車前の話)。
 料金については、どちらが得かなかなか判断が難しい。普通のタクシーで当たり前のようにメーターを使い、遠回りをしない善良なドライバーさんにあたれば、それが一番お得。Grabはそれよりも高い。しかし、普通のタクシーで運悪くぼったくりドライバーにあたれば、いくら取られるか分からない。割高なGrabを保険と考えて良しとするかはあなた次第。まあ僕はGrabで安心を買うに一票かな。タイとベトナムではGrabはマストな気がする。