D9の響き

Guitarを肴につらつらと・・

HOUSES OF THE HOLY('73)/Led Zeppelin

2014-12-29 01:15:00 | zep purple-connection
original recordings remastered
delux edition('14)

この作品には個人的に特別な想いがあります。
Led Zeppelinのスタジオ5th作"HOUSES OF THE HOLY"(邦題"聖なる館")

元々Led Zeppelinて存在は、個人的にはそれ程重要ではありませんでした。
ギターを始めた頃、ていうかロックに目覚めた頃には、やはり技量に長けたギタリストを擁するバンドってのが第一ってのがあって、世間の評判ってのは二の次でしたね。
当時のダチ共からは盛んにプッシュされ続けてたけども、どう聞いてもペイジのギターが好きになれなかったんですよね。
多分、大学に上がった頃だったと思うけど、ラジオで偶然耳にしたのが"The Crunge"で、かなりのカルチャー・ショックを受けた訳です。
"何じゃこれは?"とつぶやいた事をハッキリと覚えてます。
この曲を聞いた事でプログレの何たるやに目覚め、それまでずっと違和感を感じてたQueenの方向性にも改めて納得を感じた次第。
正にエポック・メーキングな出来事でした。

それまでにZepの作品は、"永遠の詩"に始まり"1"から"4"までは抑えておりました・・ダチの推薦でね(笑)
ま、この辺は普通にロックの範疇で把握出来た事もあるんですがネ。
でも、やはりDeep PurpleやJeff Beck、はたまたVan HalenやKissなどとは全然異質で、理解の域を超えてたんでしょうね。
精神性なんてのは音楽に求めて無かったんで、さもありなんですわ。

personnel:
Robert Plant(vo)
Jimmy Page(g)
John Paul Jones(b,kb)
John Bonham(d)

奇特なダチのおかげで、Zepのブートは結構聴いておりました。
しかし、それらの内容には全く理解できませんでしたね・・本作を聴くまではね。
当時出始めの本作CD版を手に入れ、かなり聴きまくってました。

で、今回、その問題作のリマスターも出るってんで、極初期CDの音に満足できてなかった事もあって、当然飛びついた訳ですよ。
邦盤は諦めて輸入盤にしてまでデラックス・エディションにしましたが、全く意味は無かったですね。
オリジナルのままで十分、しかもブラッシュ・アップされパワー・アップした音源だけでネ。

tracks:

Disc 1:
1. The Song Remains The Same
2. The Rain Song
3. Over The Hills And Far Away
4. The Crunge
5. Dancing Days
6. D'yer Mak'er
7. No Quarter
8. The Ocean

Disc 2:
1. The Song Remains The Same (Guitar Overdub Reference Mix)
2. The Rain Song (Mix Minus Piano)
3. Over The Hills And Far Away (Guitar Mix Backing Track)
4. The Crunge (Rough Mix - Keys Up)
5. Dancing Days (Rough Mix with Vocal)
6. No Quarter (Rough Mix With JPJ Keyboard Overdubs - No Vocal)
7. The Ocean (Working Mix)

これを聴いて想ったのは、やはりその精神性の深さですね。
多分、演ってた本人たちは、全くそんな事は意識して無かっただろうし、さして意図はして無かったんだろうなとは思います。
でも、当時このような深いロックを演ってた連中って少なかっただろうし、本人たちの意図とは無縁に時代的に欲されていた音なんだと思います。

云わば触媒みたいな存在だったんじゃないかな、Zepってね。


・・ホントに素敵な音盤ですよネw。


Led Zeppelin - The Crunge [HD]



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