D9の響き

Guitarを肴につらつらと・・

Allan Holdsworth REH Video('92)

2006-06-18 13:08:44 | allan holdsworth
これは、Holdsworth先生が唯一リリースした教則ビデオです。
先生がリリースの際に出すのを渋って1年くらい発売が延びたそうですが、確かに手の内見せすぎですね・・ブックレット付きだし。
中身はスタジオライブが中心で、#3と#6のあとにスケールやコードの考え方をフリップや実演で解説してくれます。
・・ある程度のコード理論が頭に入ってる方にはいいかも知れませんね。



スタジオライブでは、'91年頃のThe Allan Holdsworth Groupでの演奏となってます。

Chad Wackerman(d)、Steve Hunt(key)、Skuli Sverrisson(b)、そしてAllan Holdsworth先生(g)というメンツです。
*【6/25修正】Sverrissen→Sverrisson(以降同様);同名でソロ作あり。(VTR中のクレジットミス?)

今回は、1曲を除きすべてBillDelap特製の改造スタインバーガーで演奏してます・・ギターのみ!です。
ではスタジオライブの様子なんぞを・・。



#1.Funnels:
すごくリラックスしたムードでの演奏・・Chadのドラムが圧巻ですね。
例のQueenMaryJazzFestivalのために書いたくだりも披露されてますね。



#2.Proto Cosmos:
ライフタイムのバージョンとは全くアプローチが違ってます。
良く聞くとこのSkuli Sverrissonてベース上手いです・・Steve Huntのソロのバックでのフラッシーなリック連発に、先生もハッとした顔で反応してにやけてます。
メーカーは不明ですがカスタムメイドのような6弦ベースを使ってますね。



この曲のみYouTubeでご覧いただけます。

#3.Looking Glass:
先生手の内みせすぎ・・イントロなどのコード進行をばっちり解説してますが、複雑すぎて分かりません。(涙)
要は、ボイシングというかコードの構成音の選択できる可能性を探せということなんですって。

#4.The Things You See:
パブの帰りに会った酔っ払いが叫んだ一言がタイトルの由来・・演奏後もコード進行とインプロの考え方を延々説明してくれます。
思い入れたっぷり・・というのが改めて良くわかります。
演奏ではSteve Huntからソロをチェンジする際のアイコンタクトの様子がおもしろい・・先生のソロの終わりは全員が集中して緊張してるのがおもしろいですね。

#5.Tell Me:
Chadのソロ作‘Forty Reasons('91)’から。
コードチェンジの位置、シンコペーションの頭の位置・・どんどんシフトしてゆく結構複雑なテーマです。
フォーマットがタイトな分先生も燃えてくるようで、凄いソロを見せてくれます。

#6.Zone:
例のフリーインプロ曲・・タイトルはこの手の総称で、作曲はその都度のグループとしての名義にしてるようです。
SteveHuntがかっこいいことやってるんですが、音が地味すぎて目立たないのが残念・・彼の機材はYAMAHA DX7とRoland SuperJXで、ソロは主に後者を使ってます。
基本的にワンコードでのソロ回しです。



#7.House Of Mirrors:
転調が多いから・・という理由でつけた曲名だそうです。
白のスタインバーガー1本でのソロパフォーマンスで締めくくり・・手元が良く分かるので、暇を見つけて採譜しよう・・って観るたびに思うんですが・・。(涙)



これは国内版はYAMAHAからのVHS版のみのリリースですが、オリジナルREH版ならまだ入手可能なようです(VHSのみ)。
演奏のみの編集版があるようですが、詳細は不明です。
近年DVDでお宝映像が沢山出てくる中、これはなかなかDVD化されませんね。
・・というか、安易にして欲しくないような気もします・・先生のためにもね。


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2 コメント

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一言 (FUSION)
2006-06-18 18:44:12
お邪魔します。



一言・・・このビデオ見たいです。
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FUSION様 (elmar35)
2006-06-19 20:10:00
コメントありがとうございます。

楽器屋さんなんかで今でもたまに置いてるのを見かけますよ。

・・FIGHT!(笑)

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