D9の響き

Guitarを肴につらつらと・・

Dirty&Beautiful volume2('12)/Gary Husband

2012-02-18 23:01:00 | allan holdsworth
ご無沙汰でございます。
ここもと“忙殺”ちう言葉がピッタシなほど裏を取ったり記事を書く時間がありません。
仕事、ちうか作業が多すぎざんす。
それ以外にも、バンド絡みでの段取りなんかも結構色々大変だったりと、時間がぁ・・。
閑話休題。

長期フォロー案件に若干動きが出てきました。
と、言いつつ、今回の内容はショボいです。悪しからず。

例のゲイリー夫が一昨年出して物議を醸した問題作“Dirty&Beautiful”の続編がようやく出ました。
“ヴォリューム2”と題して出された本作、中々内容が良いですネ。
前作の残念具合に関して散々書いたのが効を奏した・・はずはなかろうが(笑)・・かもです。ハハハ。
面子はこんな具合。

personnel:
Gary Husband(kb,d,per)
Alex Machacek(g on#7)
Allan Holdsworth(g on#5)
Jan Hammer(kb on#5)
Jimmy Herring(g on#10)
Jimmy Johnson(b on#1,5)
John McLaughlin(g on#9)
Mark King(b on#9)
Mike Stern(g on#2)
Ray Russel(g on#1)
Robin Trower(g on#11)
Wayne Krantz(g on#4)
Neil Taylor(g on#6)
Laurence Cottle(b on#10)
Teymur Phell(b on#2)
and others

こんな感じで、多分、ほとんどが既に前作の時期に録られたものじゃないかと。

tracks:
1.If The Animals Had Guns Too
2.Rolling Sevens
3.New Blues,Old Bruise
4.East River Jam
5.Fred 2011
6.Rain
7.Lock, Stock & Two Smoking Brothers
8.Fuguie
9.Sulley
10.England Green
11.Yesternow-Epilogue

bonus track for pre-orders:
ex.bbrgh(mp3)

*bonus tracks for japan:
12.Baloneyo Re-Travelled
13.Rolling Sevens-Percussion Mix

来月、邦盤も出ますが、上記ボートラは参考まで。
なお、エクストラ・トラックの“bbrgh”は、版元のプレオーダーのみで別途配布がありました。
こいつは、Vol.1の“Boulevard Baloneyo”の編集後のカスのようで、多分邦盤ボートラ#12と同じものだと思われます。
・・ちなみに先生絡みの曲です、一応。

てな訳で、出たばかりのオリジナル盤を聴いてみました。

まず、ネガティヴ関連。
版元からアナウンスがあった時点で、何となく内容に察しは付いてたのですが、個人的にどうしようもなく残念だった点がやっぱあります。
例によって、Allan Holdsworth先生起用の音源がそれ。
大昔のマテリアルを再録ってスタイルで纏めておりますが、これは頂けませんね、ホント。

・・恥を知れ~ゲイリー夫!!

ま、全作同様、先生は全くヤル気なさげなバッキングのみでの参加に留まっている模様。
しかも、ハマーのソロ部では、先生はおそらく全く弾いてません。
テーマを2回弾いた音源を繋いで創ったんじゃないのかな。
もうね、これに関しては、書けば書くほど腹が立ってくるんで、この辺にしておきます。


ただ、今回は、全篇を通じて粒揃いなのが良いですね。

中でも、最近個人的に一押しなAlex Machacekが参加してる#7“Lock, Stock & Two Smoking Brothers”が素晴らしいす。
この曲はアレックス本人が書いてるようで、繊細な音使いが良いですネ。
アグレッシヴな部分はあんまありませんが、音使いが深いなと感じます。一押し!(笑)

そして、凄く短いけど、#6“Rain”がなかなかよろしい。
なぜかJan Hammerが書いてゲイリーがバックすべて演ってますが、Neil Taylorちう方が気色良いギターを弾いてます。
マイナーペンタ一色のブルージーな感じなんですが、サウンドや音使いがグッときますね。

あと、#10“England Green”のJimmy Herringを筆頭に、#9“Sulley”のJohn McLaughlin、#4“East River Jam”のWayne Krantzらのプレイも光ってます。
もちろんバッキング陣のフォローもスバラしいですぜ。

前回があれだけ悪印象に満ちていた分、今回は起死回生の出来じゃないかと。

・・ネガティヴポイントは捨て置き、とりあえず今回はお勧めの逸品と云って全く差し支えは御座いません。(キッパリ:笑)

Gary Husband Dirty and Beautiful Album Story



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (どんどん)
2012-02-19 15:52:14
お久しぶりです、どんどんです。
アランの参加曲がしょぼいとのことで急激に興味無くしました(笑)
それはともかくとして2ちゃんに(という時点で微妙ですが)
チャドワッカーマンの新しいアルバムにアランが参加、
と書き込みがありましたが何かきいてますでしょうか?
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どんどん様 (elmar35)
2012-02-19 17:35:20
どもども♪これ↓のことでしょうか?
http://www.abstractlogix.com/xcart/product.php?productid=25430
とりあえずUSで発売済みなんですよ。
明日あたり、ウチにも届くかもです。
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Unknown (どんどん)
2012-02-19 22:11:06
おーーー
情報ありがとうございます!
>明日あたり、ウチにも届くかもです。
さすがです。すばらしい(笑)
レビュー楽しみにしてます!
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どんどん様 (elmar35)
2012-02-20 20:22:10
・・まだ来てません。
しばしお待ちを。(笑)
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