D9の響き

Guitarを肴につらつらと・・

Zappa in New York('78)/Frank Zappa

2012-01-25 16:46:15 | zappa-family
performed at the Palladium,Christmas week,1976.

本日は振替休日を堪能中。
昨年末から楽器機材関連の出費が増え、ここもと音盤関連に全く出資が出来ないちう有様です。
幸か不幸か、拙の贔屓筋に関する注目の新譜てのが久しく途絶えていることもあり、暫くこんな状況が続きそう。(涙)
そんな感じで、レヴューに関しては、活きの良いのはちと無理なんで、ストックで凌ぎます。
閑話休題。

個人的には、この方の関連ミュージシャンにばかりスポットを当ててばかりなんですが、本人の作品も目下のところ勉強中で御座います。
例によって、Frank Zappa大王で御座いますな。
この作品は、その筋で超有名盤とされているライヴ作“Zappa in New York”です。
自身でリードギターを担当している事に加え、参加した面子が、とにかく凄いんですね。

personnel:
Frank Zappa(conductor,vo,lead-g)
Ray White(rhythm-g,vo)
Eddie Jobson(kb,violin,vo)
Patrick O'Hearn(b,vo)
Terry Bozzio(d,vo)
Ruth Underwood(per,synth)
Don Pardo(sophisticated narration)
David Samuels(timpani,vibes)
Randy Brecker(tp)
Mike Brecker(t-sax,flute)
Lou Marini(a-sax,flute)
Ronnie Cuber(b-sax,clarinet)
Tom Malone(trombone,tp,piccolo)
and others for over-dubs

ざっとこんな感じ・・ため息が出そうです。

私の持ってるコレは、おそらくCD化された初期のものじゃないかと思うのですが、とにかく古いヴァージョンです。
LP時代から、更に4曲追加されてるみたいですね。
・・最近の紙ジャケ版ではどうなのか分りません。

tracks:
disk one
1.Titles & Beer
2.Cruisin' For Burgers
3.I Promise Not To Come In Your Mouth
4.Punky's Whips
5.Honey,Don't You Want A Man Like Me?
6.The Illinois Enema Bandit

disk two
1.I'm The Slime
2.Pound For A Brown
3.Manx Needs Women
4.The Black Page Drum Solo/Black Page #1
5.Big Leg Emma
6.Sofa
7.Black Page #2
8.The Torture Never Stops
9.The Purple Lagoon/Approximate

多分これは20年位前に入手したはずなんで、それ位の期間に結構な回数を聴いてると思うんですが、未だにどうも消化しきれません。
正直、本質的な部分が充分に理解できずにいます。
音楽の機微というのが所々に現れつつ、大きな流れみたいなものに支配されてる様な感じがします。
曲によってははっきりしたキャラクターがあったりしますが、それにも増して全体が緩く繋がってるみたいなんですね。
だから、なんか掴み所がないのかも。

それに、言葉の障壁みたいな大きな壁も感じてしまいます。
多分想像ですが、アメリカに住み、同じ言葉で会話している人達の間しか理解できないようなネタが満載されてるのかも。
ザッパへの評論では概して“シニカル”ってキーワードが多分に見受けられます。
英会話が堪能でない私には、歌の内容やライヴでのやりとりだけでは、この辺がさっぱり分りません。
ですから、音のみで感じようと試み続けてますが・・無理かも。

しかしながら、この濃厚な音の洪水は、何度聴いても心地よいと感じるのは確かです。

この作品、世間では名曲とされている“Black Page #1 & #2”が聴き所とされているようです。
・・どうも、ボジオのための音楽みたいな感じですね。
個人的には、そんな小難しい曲にはあまり魅かれず、“The Illinois Enema Bandit”や“Big Leg Emma”あるいは“The Torture Never Stops”なんて分り易いのが好きですネ。
歌モノの、特に歌詞に関して、ザッパは凄く腐心したんじゃないかな、って感じられるくらい、言葉が音楽的なのが面白いと思います。
・・ギターもブルージーで個性的だしね。(笑)

じゃ、例によって、この後年の映像があったので、いくつか貼っておきましょうか。
本編は、これらよりもずーっと大人しいかとは思いますが、ネ。

Frank Zappa - The Black Page - HQ

引き過ぎてよく判らんが、最後にマイク・ケネリー、チャド・ワッカーマン、ウォルト・ファウラーなんて名前が・・。

Frank Zappa - The Illinois Enema Bandit (live in NYC, 1981)

おう、ヴァイとチャドの勇姿が・・。

Frank Zappa - The Torture Never Stops (From the DVD)

これにもやね。(笑)ザッパのGソロがなかなかカッチョエエやないですか。


本編当時の映像も観てみたいです、が、果たして、あるのだろうか?


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