D9の響き

Guitarを肴につらつらと・・

Love Bomb('85)/ Tubes

2014-08-12 15:48:00 | band
Todd Rundgren関連で思い出したのがこの"Tubes"ってバンド。
そんな彼らの7枚目"Love Bomb"について書き留めておきます。
'69年頃にSanFranciscoで結成され'75年にデヴューしてるようですね。

彼らに関しては結構初期から日本でも音楽雑誌でチョコチョコ採り挙げられておりました。
その当時といえばPunksとかNewWavesらが席巻していた頃だったとは思いますが、例えばPlasmaticsとかと同列のキワモノ的に紹介されていた事もあってか、個人的には全くノーマークでしたね。
しかしながら、MTVで偶然見かけたのが、彼らの"Piece By Piece"って曲のPV。
これが実にキャッチーでポップなええ曲なんですね。
気になって輸入盤ショップで漁ってみると、既にCDが出てましたが、気の迷いでなぜかベスト盤を入手してしまったのがいけなかった。
ぶっちゃけ"Piece By Piece"しか目ぼしいのが無く、その後完全に失念状態。

それが最近、ひょんな事からこの作品の入手に至り、じっくり聴きなおしておりました。
手放しで評価できる内容ではやはりなかったと言わざるを得ませんが、それでも数曲で光るモノが感じられます。

personnel:
Fee Waybill(vo)
Bill Spooner(g,vo)
Roger Steen(g)
Rick Anderson(b)
Prairie Prince(d)
Vince Welnick(pf)
Michael Cotton(kb)

面子で1名気になる方が居ました。
ドラマーのPrairie Prince。
ウチでもちょこちょこ登場してる方で、Journeyの極初期メンバーといえば通りが良いかもですね。
その他は全く不明ですが、あのMingo Lewis(per)も初期にツアーで帯同していたそうな。
あと、ピアノのVince Welnickは、訳あって既に故人だそうな。

tracks:
1. Piece By Piece
2. Stella
3. Come As You Are
4. One Good Reason
5. Bora Bora 2000 / Love Bomb
6. Night People
7. Say Hey
8. Eyes
9. Muscle Girls
10. Theme From A Wooly Place (Wooly Bully / Theme From A Summer Place)
11. For A Song
12. Say Hey (Part 2)
13. Feel It
14. Night People (Reprise)
bonus tracks:
15. Piece By Piece (Single Edit)
16. Night People (Parts 1 & 2)

で、早速インプレ。

なんかね、纏まり無さすぎ感がアリアリですね。
目ぼしい商材が余りに乏しく、Rundgrenも結構しんどそうな雰囲気。
デモレベルで無理やり纏めました的な曲が後半にゴロゴロしてます。
そうは言いつつ、前半は結構佳い感じなのが救いですね。


まずは、一押しのこの曲。"Piece By Piece"。当時のPVがまだ残ってました・・懐かしすぎるぜ。

THE TUBES 【Piece By Piece】1985


あと、目ぼしいところでこの辺もついでに。

The Tubes Stella (HQ)


The Tubes One Good Reason (HQ)


こうやって聴いてると、エレクトロポップ的な音なんですが、なんかね、ちょっと違うような・・。


オマケに、デビュー盤から、彼らの多分一番売れた曲"White Punks On Dope"でも。
シンガー氏のこのケッタイな姿を昔雑誌で見た記憶がありますが、ライヴみればヤツだけじゃん、変なの。
ダンサー頑張ってるのに、バンドの連中はスカシたまんまじゃん。馬鹿だね、勿体なさすぎだよ。
この辺が命運を分けたそもそもの原因だったんじゃないかな・・。

The Tubes White Punks live 1982




因みに、ほぼオリジナルの面子で、今でも頑張ってるようです。




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2 コメント

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クリタカ様 (elmar35)
2014-08-17 06:52:14
濃すぎる反応に躊躇しております。(笑)
詳しい補足ありがとうございます。
>最大のヒット"She's A Beauty"・・・
PV観てても80年代の匂いがプンプンしてますね。
せめてこの辺の路線で攻めてれば、そこそこブレイクしてたかもしれませんね。
腕も才能もある連中だったと思われるだけにちょっと残念かもです。
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毒気は無くなったが・・・ (クリタカ)
2014-08-14 09:32:00
 ’80年代に入ってからの作品は随分聴きやすくなりました。1stではロイ・ジェームスとジュディ・オングがTV番組での司会の様子をオープニングに入れたのは笑いました(国内LPでは削除)。ストレートじゃないどこかひねくれた楽曲群は独特なシンセワーク依るところが大きいかもしれません。ちなみにラストの「提供はテイジンです」というアナウンスはあの広川太一郎。
 最大のヒット"She's A Beauty"がラジオから頻繁に流れてましたが、そのあまりな産業ロック風な曲調はあのTUBESである事を認識するまで結構時間を要しましたね。
 それにしても「~ヤツだけじゃん、変なの。」には大爆笑でした。
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