無用の威嚇
下駄箱の隅に追いやられたものとはいえ、
当分は裸足の人生が消えてしまうことはないだろう。
ゲタ、ゲタと笑おうと、ソーリ、ソーリーと叫ぼうと
無用は存在の否定にはあらずだ
靴下やアンダーを身につけないという
露悪趣味には関心はない、だが
美しいものは美しいといえなくなったらおしまいと、
得意げに「つぶやき」を発信つづけるよりはましだろうか。
下駄や草履の感想が詩になるわけではない
裸足になって砂浜を駈けても、向こう岸まで泳いでも、
溺れる者を救えるとは限らないはずだ。。
無用なものの威嚇する淋しさは
誰にも向かわず、詩になるとはかぎらない。
読む者の思いこみで生死を区切られる、詩とは
無限の遠さをめざすものだから。
つま先一歩か二歩ぐらいの新しさは
下駄箱の隅にさがしてどうなるわけでもない。
下駄箱の隅に追いやられたものとはいえ、
当分は裸足の人生が消えてしまうことはないだろう。
ゲタ、ゲタと笑おうと、ソーリ、ソーリーと叫ぼうと
無用は存在の否定にはあらずだ
靴下やアンダーを身につけないという
露悪趣味には関心はない、だが
美しいものは美しいといえなくなったらおしまいと、
得意げに「つぶやき」を発信つづけるよりはましだろうか。
下駄や草履の感想が詩になるわけではない
裸足になって砂浜を駈けても、向こう岸まで泳いでも、
溺れる者を救えるとは限らないはずだ。。
無用なものの威嚇する淋しさは
誰にも向かわず、詩になるとはかぎらない。
読む者の思いこみで生死を区切られる、詩とは
無限の遠さをめざすものだから。
つま先一歩か二歩ぐらいの新しさは
下駄箱の隅にさがしてどうなるわけでもない。