母の記憶力

先日、母が妹に電話をしていた。

高知新聞にAqua Timezのドラムの男の子のインタビューが掲載され、
　　本名が載ってたので、妹の高校の同級生だと気づいて報告していた様子。



ちなみに私は、ドラムが高知の子って知ってたけど（前にみんさんが言ってた）、
　　妹の同級生とは露知らず、話を聞きながらビックリしていた

（が、妹は母に聞くまで全くその事実を知らなかったことに、実はもっとビックリした（笑））



母が言うには、TASSHIは高校時代にバンドの高知県予選みたいなので優勝し、
　　横浜市で開催された全国大会に出場したことがあったので、
　　名前とドラム担当ってところでピンときたらしい


母はこのように、ムスメたちの学生時代の出来事
　（しかも本人が忘れているような事も・・・）などをやたらよく覚えている。
そして、同級生の名前にも割と詳しく、新聞を隈なく読んでるので、
　　「□□の試験合格者に、○○ちゃんの名前が出ちょったで～」とか、
　　けっこうマニアックなところから友人を発掘してきたりもする（笑）


その記憶力の良さたるや、ちょっと尊敬の念すら感じさせる母である








が、しかし。

母は、郷土出身者をご贔屓にする、高知県LOVERであるが、いかんせん芸能人に疎い

私が「え～っ同じ高校出身者がアクアタイムズに入ってるなんてスゴイ～」と盛り上がってると、
　「そのバンドはそんなに有名なが？？」と興味津々の母。


ちょうど、先週のHEY!HEY!HEY!にアクアタイムズが出演しており、
　　たまたま録画ビデオが残ってたので、母と一緒にチェックすることに・・・。


アクアタイムズが登場すると、「あ、この人やね～」とご満悦の母。


・・・オイオイ。思いっきり「OKP-STAR」って紹介されてたやん・・・
最初に見た人をとりあえずTASSHIと思い込む母・・・ヒナの刷り込みと同じやん・・・

（ちなみに新聞には、ちゃんと顔写真も掲載されてました・・・）


で、「この子がTASSHIやん」って教えたのに、
　　画面が変わると全く違う人を指差し、「あ～これかぁ～」とまたもやご満悦。


・・・イヤイヤ。だから。洋服違うっしょ・・・

芸能人と言うより、単に人の顔を覚えるのが苦手な母であった・・・
む、無念じゃ・・・





最後にもう一発。

母が妹に新聞記事を読んで聞かせてあげていた。
母「ドラマ“ごくせん”の主題歌に新曲の“紅(くれない)”が使われ・・・」


・・・ん？？なんかおかしい。違和感がある。なんでだろう・・・



その原因は、ビデオを見ている時に解明された。

新曲のタイトル・・・“虹（にじ）”やん・・・。

母よ、漢字の部首は「いとへん」じゃなくて、「むしへん」です・・・

「くれないって・・・X JAPANかっ」（妹・談）



そういえば、以前お笑い番組を見ていた母が、こうのたもうた。
母「今日出てないけど、お母さんあの人が好きながよ～
　　　ほら、あの人・・・右近（ウコン）」




・・・は？？





私「・・・あのよ～、それって友近のマチガイやろ？」

母「あぁ、そうそう、その人友近よ～、はっはっは」


・・・フィーリングで生きる、純度の高い天然っぷりには、脱力感すら覚えさせる自由人の母であった・・・



TASSHI、これだけ盛り上がっておきながら顔と名前が一致しない母を許して・・・


しかしながら、母の記憶に「アクアタイムズ」という名前はしっかり刻み込まれた模様。
これからトークのときはガツンガツン前に出てきて、
　　母が早く顔も覚えられるように・・・これからもがんばってね～


写真の左端がドラムのTASSHIですよ～