くろしおだより

高知県在住の、高知を愛する管理人・よさこいこいが、日々のつれづれを記録していくブログです。

バトンタッチ

2007年12月06日 23時58分16秒 | 高知県ネタ(観光etc)


今日は、高知県知事を16年務めた橋本大二郎さんの、知事退任の日だった

大二郎さんと言えば、故・橋本龍太郎の弟であり、
  元NHKキャスターという全国区の知名度を持つ知事さんである。


16年前と言えば、私は高校生。(う~んあの頃は若かった・・・
選挙前後のフィーバーぶりはすごいものがあり、
帯屋町にいたら「大二郎が来るらしいで~」と聞いて、
当時から賑やかしが好きだった私は走って見に行った

高校生の目にも、東京からやってきた大二郎さんは
非常にダンディーでかっこよく映った
初当選した時の賑わいぶりは、今も記憶に新しい

そして、時は流れ、大フィーバーで迎えられた大二郎さんも、
県議との溝が徐々に深まり、だんだんと四面楚歌の状態に・・・

そんな中、ついに今年の夏、次期知事選には出馬しないとの発表があった。


大二郎さんにも非難されるしかるべき理由があるのは認める。

けれど、接待を廃止してクリーンな政治を目指したことや、
2002年の高知国体の際スリム化を推進し、以後の開催県への模倣となった事など、
大二郎さんが成し得た業績に評価すべき点が多いことも忘れてはいけないと思う

また、2001年の成人式では、会場内で騒ぐ一群に向かって
「出て行け」と一喝したことは、全国のニュースでも報道され、
当時関西でこのニュースを見た私は、毅然とした態度に感心したものだった


ここで思うに、高知県人というのは、非常に情に厚く暖かい人柄だ
しかしながら、私見ではあるが、高知には地元愛が非常に強いという県民性がある反面、
異質なものを受け入れる、という外部からの刺激に弱いところがあると思う。
故に、高知県人の活躍は自分の事のように応援するのだけど、
地元民ではない人には少々冷めたところがあるようにも感じる

四国アイランドリーグで、高知県だけイマイチ盛り上がっていないのは、
 高知県出身の選手がいないからだと言われているのもその例だろう。)

そういった意味でも、県外からやってきた年若い知事が、いろんな軋轢の中で、
縁もゆかりもない高知県の為に16年もの間尽力してくれたことに素直に感謝である


そして、次期県知事に就任したのは、高知県出身の尾正直さん
現在41歳で、就任当時の橋本知事の最年少記録を更新し、全国で一番若い知事さんとなった。

ダントツのトップ当選を果たしたものの、投票率は過去最低だったという点が気にならなくもないけど、
  県出身者で中央とのパイプもある人だし、若さを武器に高知の活性化に一役買って欲しいなぁ


と、素人意見丸出しでお恥ずかしい限りですが、思ったままを書いてみました
あくまで私見ですので、ご容赦くださいませ




~本日の余談~
今日の夕方のローカルニュースで、大二郎さん退庁の様子が放映されていた
初当選当時は、黒々とした髪だったのが、今や白髪頭になったしまった知事に、時の流れを感じた・・・
すると、なぜかバックミュージックに、フミヤの「TRUE LOVE」が流れているではないか
「?」と思いつつ見ていると、高知の音楽イベントで、ギター片手にこの曲を歌っている映像が流れたナルホド~
歌についてのコメントは差し控えさせていただくが(笑)、
最後の雄姿に添えて、我が愛するフミヤの曲が流れており、
大二郎さん好きだったので、感慨もひとしおの私であった・・・