どうして日本人は英語が話せないのか?
[3] 原形動詞フレーズをVOC感覚で使ってと● toなしで原形動詞フレーズがVOC感覚になるものについて述べます。日本の英語教育ではいわゆる「構文」で教えていますが、これは英文読解のためのものであり、これでは英語は話せません。以下のようにことばの習得は小から大へと進むものです。
Drink milk!
ミルクを飲みなさい!
↓
You are to drink milk.
あなたはミルクを飲むべきです
↓
I want you to drink milk.
私は欲する あなたが(これから)ミルクを飲むことを
→ 私はあなたにミルクを飲んでもらいたい
ここで、「私はあなたに欲する」ということは、「あなたがミルクを飲む」ということだ。つまり「ミルクを飲む」主体は、you つまり「あなた」だということになる。そこでこの文は、ふつう「私はあなたにミルクを飲んでもらいたい」ということになる。
当オンライン講座を構成する各3つのステップはそれぞれ1ヶ月間の構成であり、3ヶ月(90日間)がワンクールとなっています。2月1日(月)から第2クールが始まり、2月、3月、4月と3ヶ月間続きます!!
1月31日(日)までは、日にち調整のためにSTEP3 「話せる・使えるイメトレ学習法」について述べます。
当講座は3ヶ月単位となっていますが、講座はくり返し続きます。
登録料の意味は、「くり返し受講」ができるということです。
この第2クールでの改訂では、オンライン講座用の3つの専用ブログではネイティブスピーカーによるトレーニングは音声同期となります。スマートホンなどで気軽に学習してください。毎日約20分程度の学習で英語脳習得ができます。
以下は、現在、稼働中のオンライン講座開講中のブログです。
英会話通信講座 STEP3 「話せる・使えるイメトレ学習法」
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【今日の学習】
PART 3 ネイティブの子どもはどのようにして表現を拡大するか?
~5つの動詞フレーズを使って~
CHAPTER 1 原形動詞フレーズを使いこなす
ネイティブは助動詞や不定詞をどうとらえているか
●その2 一般動詞とto+原形動詞フレーズとの結びつき
[3] 原形動詞フレーズをVOC感覚で使って
このような文を会話として表現する場合には、drink milkといった行為、あるいは状態を原形動詞フレーズとして頭に思い浮かべることが大切だ。
(状態の例)
I want you to be here.
私は欲する あなたが(これから)ここにいること
→ 私はあなたにここにいてもらいたい
このパターンで使われる動詞は、以下のようなものだ。
like, tell, ask, get, order, etc.
もちろんこれらを過去形や未来形などに変化させて場面や状況に応じた表現に展開することは言うまでもない。
Drink milk!
ミルクを飲みなさい!
↓
You are to drink milk.
あなたはミルクを飲むべきです
↓
I told you to drink milk.
私は言った あなたが(これから)ミルクを飲むことを
→ 私はあなたにミルクを飲むように言ったよ
また、to+原形動詞フレーズの前に not をつけると,「~しないように」といった否定・禁止の意味となる。
Don't drink milk!
ミルクをんではいけないよ!
↓
You are not to drink milk.
あなたはミルクを飲むべきではないよ
↓
I told you not to drink milk.
私は言った あなたが(これから)ミルクを飲まないことを
→ 私はあなたにミルクを飲まないように言ったよ
時制展開などについて
I tell you to eat well and drink well.
私は、(ふだん)あなたに上手に食べ、酒を飲むように言っている
I told you to eat well and drink well. 言った
I must tell you to eat well and drink well. 言わなければならない
I have to tell you to eat well and drink well. 言わなければならない
I am telling you to eat well and drink well. 今言っている
I have ever told you to eat well and drink well. 言ったことがある
言うまでもなくこのような展開はSTEP1の「九九のように覚える英会話」で、すでに身につけました。
【イメトレ No.48】原形動詞フレーズを導くファンクションフレーズ (8)
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(3) I want you to do your best.
私はみなさんにベストを尽くしてもらいたい
略
※ (9)(10)のように、getには「どうにかして」といった意味が含まれる。
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● toなしで原形動詞フレーズがVOC感覚になるもの
動詞には、「ひとまとまりの行為や状態」を「見た」「聞いた」、あるいは「させる」などと表現するものがある。先に登場した want や tell、ask などはtoを必要としたが、これらの表現では to を使わない。それは情緒動詞 willやmust と同じように、動詞自体が強い意味を持っているからだ。
[to を必要しない動詞の例]
Drink milk. ミルクを飲む
I drink milk. 私はミルクを飲む
↓
Let me drink milk!
私にミルクを飲ませてよ!
Drink milk. ミルクを飲む
You drink milk. あなたはミルクを飲む
↓
I saw you drink milk.
私はあなたがミルクを飲むのを見ましたよ
原形動詞フレーズは「ひとまとまり行為や状態」、ある意味で「頭に描いた映像世界」を表すので、行為や状態の「一部始終」という意味を含んでいる。
元々、この原形動詞フレーズによって表現する最も単純な命令文は、「あるべき行為や状態の一部始終をしろ」と命令するものだ。したがってこの命令形にはその行為や状態の一部だけをしろというものではない。
この行為や状態の「ひとまとまり」、つまり一部始終を「させる」「見る」「聞く」というのが、これらの動詞の特色だ。
これら to なしで原形動詞フレーズを導く動詞は、意味の上で以下の2つに分けることができる。
(1) 「~してもらう」「~させる」など使役を表す動詞(使役動詞)
have, let, make, help, etc.
A: Did she drink milk?
彼女はミルクを飲んだの?
B: Yes. I let her drink milk.
ええ、私は彼女にミルクを飲ませました
(2) 「~見る」「~聞く」など知覚を表す動詞(知覚動詞)
see, hear, watch, feel, etc.
A: Did she drink milk?
彼女はミルクを飲んだの?
B: Yes. I saw her drink milk.
ええ、私は彼女がミルクを飲んだのをみました
ただし、(1)の使役を表す動詞は、日本語訳ではふつう「~させる」となるが、英語の意味はそれぞれ違いがあることに注意してほしい。まずhaveは「~してもらう」とある意味で中立的な意味を持ち、let の場合は人がしたいからさせてやる」、make の場合はその逆で「無理矢理させる」といった意味がある。
これにのニュアンスの違いは【イメトレ No.49】で確認してほしい。また、112ページのCoffee Room 8でも述べている。
【イメトレ No.49】 原形動詞フレーズを導くファンクションフレーズ (9)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
略
(10) He helped me (to) fix my bicycle.
彼は、私が自転車を修理するのを手伝ってくれた
※ 「使役動詞」 have, let. make, help を用いたものだ。
いずれの文例も、My secretary types the letter といった文が、その基本となっていることに注目してほしい。
【イメトレ No.50】 原形動詞フレーズを導くファンクションフレーズ (10)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
略
(10) She was watching her son come up the road.
彼女は、息子が(道路を歩いて)近づいてくるのを見ていました
※ ※ 「知覚動詞」 see, hear. feel, watch を用いたものだ。
いずれの文例も、A truck runs over the cat といった文が、その基本となっていることに注目してほしい。
=========原形動詞フレーズを使って=========================
●その1情緒動詞と原形動詞フレーズとの結びつき(1)
否定文や疑問文も原形動詞フレーズを導く(1)
●その2 一般動詞とto+原形動詞フレーズとの結びつき(1)
[2] 原形動詞フレーズをVC感覚で使って(1)
[3] 原形動詞フレーズをVOC感覚で使って(1)
● toなしで原形動詞フレーズがVOC感覚になるもの(1)
[4] 主語 it がto+動詞フレーズ導くファンクションフレーズ(1)
● 人の性格や態度を評価する表現
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