[お知らせ]
ご好評につき、「英語の九九 英会話発想トレーニング」をご購入いただいた方に以下の電子本を無料進呈しています。
詳細 「自由に英語が話せるためのたったこれだけ英文法
[今日の学習]
いよいよ年末となってきました。このブログの記事も一応の「締め」の段階へと向かうことになります。まとめを経て新たな新年を迎えましょう。
「英語の九九 英会話発想トレーニング」各GRADEの「カンどころ」、つまり個別の学習については、来年早々からの学習となります。
「来年こそは」と考えている方、一から英会話学習をやり直したいと考えている方はぜひ教材を準備してください。
どうして英語がことばとして身につかないのか?
よく「中学英語くらいの文法の知識を持ちなさい」と言われています。
あるいは児童英語などを教えている先生は、丸暗記に疲れた子供たちに「中学で文法を習ったら、わかるようになるわ」などと無責任なことを言う人もいます。
それなら言い返したい。「それなら文法知識を得て英語を子供たちに教えているあなたはそれほど自由に英語を話せるのか」と。
私がこんなことを言うのは、何も英語を教えている先生方を「おとしめる」ために言っているのではありません。
当時、塾で英語を教えていた自分自身がそうだった。私はそこそこ文法知識もある。そして生徒の文法的な間違いも指摘できる。でも私はいつも疑問でした。どうして自分自身が英語を話せないのか、と。
もちろん一般の人よりも「日常会話で役立つ会話文」とやらは少し多いと言えるだろうが、少し込み入った話になると「ついていけなかった」のは隠しようがなかった。
私たちは勘違いさされてきたように思います。
英語は外国語だから「文法知識がなくては英語が理解できない、英語が話せない」のでしょうか。
それならちょっと考えてください。
彼らは文法知識があるから、英語を理解し英語が話せるのでしようか。
私たちも文法知識があるから母国語である日本語を話しているのでしょうか。
私が「英語の九九 英会話発想トレーニング」の製作に取り組んだのは、実はその一点にあります。
文法知識、特に読解のために作られた教育文法ではことばとしての英語をつかみきれません。書かれて静止した英文をこれは主語、これは動詞、これは目的語などと分析したところで英語発想は身につかないのです。
文法ばかりを強調すると知識がバラバラとなる、これが学習者を苦しめているのです。
やはり英語発想に従ってどのようにしてことばを紡いでいくか、つまり英文の生産が基本に置かれるべきです。
本にも書きましたが、言語学者であるDavis Daichesは次のように指摘しています。
The most important part of learning any language is translating into it rather than out of it.
「いちばん重要なことは、どんな外国語の習得でも、その外国語を翻訳するよりも、むしろその外国語へ置き換えることである」
つまり、彼が言いたかったのは「自分の思っていることを、情報を外国語(英語)を使って、どのようにして相手に伝えるかが、基本にあるべきだ」ということです。
これは日本の英語教育の痛烈な批判と言ってもいいでしょう。
徹底的な英作主義、それを実現するための英作とレーニンクが日本の英語教育に致命的に欠けていると言えるでしょう。
さて「気楽にやりなさい!」「落ち着いてやりなさい!」は誰もが知っているフレーズでしょう。
Take it easy.
でもそれを覚えたところで、相手」がいての、それも直接的な命令表現でしかありません。もちろん相手もいないのに命令する人はいませんが。
日本の英語教育では、動詞の変化を強調するばかりでことば自体をとらえるという視点が欠けています。
Take it easy!というひとまとまりの行為をどう変化させてことばとして展開させるか、が大切なことです。
少なくとも、ネイティブの子供たちはそのフレーズを耳にした瞬間にそれが「気楽にやる」というイメージを頭に思い浮かべることになるのです。そしてそれを自分が獲得してきた「英語の回路・英語脳」で運用することになります。
私たちは彼ら幼い子供が簡単にできることを、日本人だからという理由でできないでしょうか。
言うまでもありませんが、彼らはDo you, Did you, Will you, Have youなどのフレーズを使っているだけです。
【一般動詞フレーズ５段活用】 take it easy 「気楽にやる」「落ち着いてやる」
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(1) take(s) it easy 現在形動詞フレーズ
(2) took it easy 過去形動詞フレーズ
(3) take it easy 原形動詞フレーズ
(4) taking it easy ing形動詞フレーズ
※進行形や動名詞で使われる。
(5) taken it easy ed形動詞フレーズ
※完了形で使われる。
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それではこの動詞フレーズを使った表現展開を見ていただきましょう。
ちなみに、以下の展開はワープロソフトの「置き換え機能」を使ってtake care of your healthなどをtake it easyに変えただけです。
【英会話発想トレーニング】
[一般動詞系列の展開例]
[1]. (現在形) (ふだん)気楽にやっていますか?
→ Do you take it easy?
[2]. (過去形) (その時)気楽にやりましたか?
→ Did you take it easy?
[3]. (未来形) (これから)気楽にやりますか?
→ Will you take it easy?
[4]. (現在完了形) (ちょうど)気楽にやったの?
→ Have you (just) taken it easy?
以上の展開はyouを主語にした疑問形での表現だけです。
でも主語を変えたり、あるいは肯定形、否定形などの展開表現も欠かせません。それをステップをへてトレーニングするのが、「英語の九九 英会話発想トレーニング」です。
よくこんな中学で登場するような簡単な単語が登場するこの教材が社会人には適当でないのではないか、と質問を受けます。
でも基礎トレーニングをするのにむずかしい単語を使ったのでは意味がありません。あくまでもこれはトレーニングなのです。
社会人に必要な語彙はオンライン講座の「通信講座受講者用ページ」で伝えていきます。
注目していただきたいのは以上のような「事実表現」だけではなく「情緒表現」もあります。
ここで圧倒的に多いのが原形動詞フレーズということになります。
これが私が指摘した「子供は命令形でことばを覚える」ということです。
You should take it easy.
あなたは喜楽にやるべきです
You had better take it easy.
あなたは健康に注意した方がいい
I am going to take it easy.
私は喜楽にやるつもりです
I want to take it easy.
私は喜楽にやりたいです
I don't want to take it easy.
私は喜楽にやりたくありません
I wanted to take it easy.
私は喜楽にやりたかったです
It is important to take it easy.
喜楽にやることが大切です
I told you to take it easy.
私はあなたに喜楽にやるように言いました
以上のファンクションフレーズはすべて中学英語で登場するものです。
私はこの英語の回路、枠組みを身につけるのが「英語脳の獲得」だと思います。それが身についたら、どんなフレーズもそれで展開することになります。
Take care of your dog!
犬の世話をしなさい!
Take care of your sister!
妹を大事にしなさい!
Take care of yourself!
自分自身を大事にしなさい!、自分のことは自分で始末しなさい!
オンライン講座の「オンライン通信講座受講者用ページけには以上のような文例をたくさん紹介しています。ことばというものは関連づけて覚えると不思議なほど身につきます。
「英語の九九 英会話トレーニング」はこれを一から取り組める教材です。
やはり一日一日、一つ一つのGRADEをこなすことでできるようになります。
英語の回路はこのようにして着実に学習者の頭に仕組まれていくことになります。
[受講生の皆さんへ]
「オンライン通信講座受講者用ページ」に教材ではとりあげられなかった文例をとりあげていきます。
オンライン講座の「受講期間」は「教材をやりとげるまで」となっていて、これはある意味で「無限」です。
オンライン受講生募集中
ただし、ブログの配信機能の問題により、別のブログとなっています。
ブログ「英語の九九 英会話発想トレーニング」
※「英語の九九 英会話発想トレーニングをご購入の方、すべてに無料で受講ができます。専用のIDとPasswprdによって「オンライン通信講座受講者用ページ」がご覧になります。
「英語の九九 英会話発想トレーニング」は、一貫してファンクションフレーズと動詞フレーズを別個にとらえる学習法を展開しています。
実際の教材ではカーソルを当てると答えが浮かび上がってきます。まず補語のフレーズが、そして次のプラクティスでは全文が浮かび上がります。音声とともにトレーニングを行ってください。以下はサンプルです。
POINT---> 現在完了形 肯定形 継続用法 解説
動詞フレーズを思い浮かべてのトレーニング
完成文の生産
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英語脳構築に最適 「英語の九九英会話発想トレーニング」は「コミニカ英語教材<基礎編>」を社会人のための「やり直し英会話教材」として改訂したものです。 「しくみがわかる」ということと、実際の具体的な文の生産は別次元のことです。 HTML版なので、PCで音声とともにリアルタイムで学習できます。 約3,400の英文の生産に挑戦してください |
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