【どうして日本人はリスニングができないのか?】
今回から数回にわけてリスニングについて述べます。
まず今回のベルギーの首都ブリュッセルで22日朝(日本時間22日夕)の同時テロについてのCNNのBREAKING NEWSの見出し(head line)をご覧ください。
TWO EXPLOSIONS ROCK BRUSSELS AIRPORT----(1)
BRUSSELS AIRPORT ROCKED BY EXPLOSIONS----(2)
Subway station also attacked, system shut down----(3)
日本語に訳すと以下のようになります。
「二つの爆発がブリュッセル空港を揺り動かす」
「ブリュッセル空港が爆発によって揺り動かされ」
「地下鉄駅がまた攻撃され、システムはシャットダウンしている」
ちなみにrockという動詞が使われているが、その意味は「揺り動かす」ということ、つまりrocking chairのrockです。あるいはrock musicのrockでもあります。
さて、リスニングですが、日本の英語教育をまじめに受けた人は違和感があると思います。
この内(1)は、ROCK BRUSSELS AIRPORT(ブリュッセル空港を揺り動かす)と教育文法では、SVOの文型ということになります。一方(2)(3)は教育文法では受身形ということになります。
その違和感というのは、教育文法では受身形は「be動詞+過去分詞」と教えられたのに「be動詞」がないことによるものものだと思います。
日本の読解教育は、「話せない」ばかりではなく「リスニング」にも悪影響を与えている。
日本人だから、以下のような赤文字で表記したフレーズ、つまり「意味ある単位」でとらえられないのだろうか?
TWO EXPLOSIONS ROCK BRUSSELS AIRPORT.
BRUSSELS AIRPORT ROCKED BY EXPLOSIONS.
Subway station also attacked,. system shut down.
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【今日の学習】
実 は、私は大阪府の外郭団体「経営合理化協会」が主宰するTOEIC試験の講師として様々の大学に派遣されました。ある大学の講座でTOEICの団体が発行 しているテキストで教えたことがあります。もちろんすべて英語のテキストでしたが、その中に「リスニング」について述べられた記事がありました。
「英文には、音声には弱形と強形のフレーズがあって、強形で発音されているフレーズを注意深く聞き取るようにしなさい」とありました。
上にあげた文では、本来のきちんとした表現ではbe動詞のisが弱形の部分です。
もちろんこの記事は「新聞の見出し」= head lineなので(1)では「現在形」で表現されたり、be動詞の部分が省略されているが、英語の言葉としての本質を見て取れると思います。
TWO EXPLOSIONS ROCK BRUSSELS AIRPORT.
BRUSSELS AIRPORT is ROCKED BY EXPLOSIONS.
Subway station is also attacked,. system is shut down.
実は、このファンクションメソッドオンライン講座の主教材の三つの教材に共通しているのは、「英語でも他の外国語でも『そのまま理解する』ことが重要だ」、言葉を変えて言えば、「英語は英語でとらえるべきだ」ということです。この「オウム返し英会話学習法」は、すべて日常会話を元にしてそれを場面や状況に応じてどう表現するかとの100のトレーニングとなっています。
Rocked by explosions?
爆発によって揺り動かされてるの?
Is Brussels airport rocked by explosions?
ブリュッセル空港が爆発によって揺り動かされているの?
Yes, it is rocked by explosions.
No, it is not rocked by explosions.
What is rocked by explosions?
何が爆発によって揺り動かされているの?
Two explosions rock Brussels airport. 現在形
二つの爆発がブリュッセル空港を揺り動かす
Two explosions rocked Brussels airport. 過去形
二つの爆発がブリュッセル空港を揺り動かした
Two explosions will rock Brussels airport. 未来形
二つの爆発がブリュッセル空港を揺り動かすだろう
Two explosions may rock Brussels airport. ※情緒表現
二つの爆発がブリュッセル空港を揺り動かすかもしれない
Two explosions has just rocked Brussels airport. 現在完了形
二つの爆発がちょうどブリュッセル空港を揺り動かした
Brussels airport is rocked by explosions. 現在受身形
ブリュッセル空港が爆発によって揺り動かされる
Brussels airport was rocked by explosions. 過去受身形
ブリュッセル空港が爆発によって揺り動かされた
Brussels airport will be rocked by explosions. 未来受身形
ブリュッセル空港が爆発によって揺り動かされるだろう
Brussels airport may be rocked by explosions. ※情緒表現
ブリュッセル空港が爆発によって揺り動かされるかもしれない
Brussels airport has just been rocked by explosions. 現在完了受身形
ブリュッセル空港がちょうど爆発によって揺り動かされた
私が強調したいのは、教育文法は英語の言葉としての本質を教えないで、SVOだとか、受身形は「be動詞+過去分詞」などと、動詞の変化ばかり教えているから「リスにニング」ができない。
Subway station is also attacked,
Subway station was also attacked,
Subway station will also be attacked,
Subway station has also been attacked,
System is shut down.
System was shut down.
System will be shut down.
System has been shut down.
今回は、ピーとルズの歌を使ってリスニングのトレーニングをして下さい。
これは 英会話通信講座 「 STEP1 [九九]のように覚える英会話』の記事です。詳しい説明は次回に続きます。
三つの「非時制動詞フレーズ」が原則として英語の「強形のフレーズ」に当たる。
どうして直読直解・リスニングができないのか?(2)
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当講座は3ヶ月単位となっていますが、講座はくり返し続きます。
登録料の意味は、「くり返し受講」ができます。
以下は、次回からのオンライン講座開講中のブログです。
英会話通信講座 STEP2 [オウム返し英会話学習法』
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