どうして日本人は英語が話せないのか?
スタートの合図で「レディゴー」は日本語になり、英語圏でレストランに入ってウエイトレスなどに「レディトゥオーダー」と聞かれたことがあると思う。英語で表現すると以下のようになる。
(Are you) ready to go?
(Are you) ready to order?
どちらも「用意ができてるか」と聞き、toが原形動詞フレーズを導く表現となっている。
何度も指摘してきたように、英語にはbe動詞系列と一般動詞系列の表現で成り立っている。
今回登場するファンクションフレーズはbe動詞系列だ。
○英語の九九 ファンクションフレーズテーブル be動詞 現在形
(Are you) ready to go?とか(Are you) ready to order?を丸暗記するような英会話学習はもう止めるべきです。
様々な主語、否定表現、疑問表現、否定疑問、疑問詞で始まる表現展開をとりあげることはできない。
be going to、be sure to, willing to, be planning toなど、これらすべてが表現展開ができる、これが私の言う英語脳の構築だ。オンライン講座の第1ステップ[九九]のように覚える英会話によって始まる英語脳の構築トレーニングがその基礎作りとなっている。
ところで、現在稼働中の「英会話通信講座 STEP3 「話せる・使えるイメトレ学習法」には以下の記事が所収されています。「どうして日本人は英語が話せないのか」について述べているので参考にしていただきたい。
Coffee Room 11 英語を切りきざまないで!
当講座は3ヶ月単位となっていますが、講座はくり返し続きます。
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当オンライン講座を構成する各3つのステップはそれぞれ1ヶ月間の構成であり、3ヶ月(90日間)がワンクールとなっています。2月1日(月)から第2クールが始まり、2月、3月、4月と3ヶ月間続きます!!この第2クールでの改訂では、オンライン講座用の3つの専用ブログではネイティブスピーカーによるトレーニングは音声同期となります。スマートホンなどで気軽に学習してください。毎日約20分程度の学習で英語脳習得ができます。
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英会話通信講座 STEP3 「話せる・使えるイメトレ学習法」
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【今日の学習】
PART 3 ネイティブの子どもはどのようにして表現を拡大するか?
~5つの動詞フレーズを使って~
CHAPTER 1 原形動詞フレーズを使いこなす
ネイティブは助動詞や不定詞をどうとらえているか
●その2 一般動詞とto+原形動詞フレーズとの結びつき
[2] 原形動詞フレーズをVC感覚で使って
●いわゆる be to ~の構文
以下の文には be動詞が使われている。すでに説明したように be 動詞は「存在」を表し、また to が「あるひとまとまりの行為・状態」への「到達」を表す。つまり次の文では「ミルクを飲む」という行為が到達点として存在するという意味だ。
I am to drink milk.
私は存在する (これから)ミルクを飲む
→ 私はミルクを飲む予定です
You are to drink milk.
あなたは存在する (これから)ミルクを飲む
→ あなたはミルクを飲むべきです
しかし,上の文は少し情報量が少ないから、いろいろな意味となってしまう。そこでこのbe動詞を形容する言葉、たとえば going や sureを用いると単なる「存在」が限定的な意味となり、それだけ情報豊かな表現ができることになる。
I am going to drink milk.
私は進行状態で存在する (これから)ミルクを飲む
→ 私はミルクを飲むつもりです(意図)
I am sure to drink milk.
私は確信状態で存在する (これから)ミルクを飲む
→ 私は必ずミルクを飲みます
このgoingだが、英語の先生がよく「このgoingには"行く"という意味ではありません」などと教えたり、英語の参考書にも書かれていることがある。私はこの説明を目にするといつもツッコミを入れたくなる。「誰がgoを"行く"と決めたんや!」と。goには、元々、単にものなどが「動く」ことを示す意味がある。
My watch is not going[working.
私の時計は動いていません.
だからこの go が、going となって「進行状態になって動く」ということになり、ここでは主体が人間なので「心理的な進行状態になる」といった意味になるわけだ。
以上にあげたgoing やsureの他に、同じパターンのものがあり、これらを覚えると多様で情報豊かな表現ができるということだ。
[形容詞を使ったもの]
be certain to ~ きっと~する
be able to ~ ~することができる
be likely to ~ ~するようだ、~するらしい
be unlikely to ~ ~しないようだ、~しないらしい
be about to ~ ~しようとしているところだ
be ready to ~ ~する用意ができている
[~ing形を使ったもの]
be willing to ~ 喜んで~する
be unwilling to ~ ~する気にならない
be planning to ~ ~しようと思っている
be trying to ~ ~しようとしている,試みている
[~ed形を使ったもの]
be supposed to ~ ~する予定となっている
be determined to ~ ~することを固く決心している
以上いずれも、to があるので「未来志向」の意味になっていることに注目してほしい。
【イメトレ No.45】原形動詞フレーズを導くファンクションフレーズ (5)
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(2) On what terms am I going to be hired?
私はどんな条件で雇われるのですか?
略
(10) I was going to have a traffic accident.
私は交通事故を起こしそうでした
※ be going to には、意志や意図を表す場合と、「~しそうだ」と予想・見込みを表す場合がある。
【イメトレ No.46】原形動詞フレーズを導くファンクションフレーズ (6)
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(1) The train is about to leave.
列車が発車するところです
略
(8) Be sure to call on us!
必ず私のところに寄ってください!
※ be about to ~は、まさに「周囲に存在する」ということで、「~しょうとするところだ」の意味に。
be ready to は、「用意ができている、準備ができている」ということ。
【イメトレ No.47】 原形動詞フレーズを導くファンクションフレーズ (7)
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(1) I am willing to help.
私は喜んでお手伝いします
略
(8) I am supposed to come to your office.
私はあなたの会社に伺う予定です
※ willing や unwilling は、willの ing 形。
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=========原形動詞フレーズを使って=========================
●その1情緒動詞と原形動詞フレーズとの結びつき(1)
否定文や疑問文も原形動詞フレーズを導く(1)
●その2 一般動詞とto+原形動詞フレーズとの結びつき(1)
[2] 原形動詞フレーズをVC感覚で使って(1)
[3] 原形動詞フレーズをVOC感覚で使って(1)
● toなしで原形動詞フレーズがVOC感覚になるもの(1)
[4] 主語 it がto+動詞フレーズ導くファンクションフレーズ(1)
● 人の性格や態度を評価する表現
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-----今回は「ナビゲータルーム」の記事を公開します。---------------------------
()内のファンクションフレーズを参考にして英文を生産して下さい。
be ready to serve you (I am ~) さあ、何でもご用を承りましょう
be ready to drop (with fatigue) (I'm ~) 私は(疲れて)いまにも倒れそうだ
be ready to eat (The food is ~) 食べ物はいつでも召し上がれます
be ready to dish up, let me help you (If you're ~) もうお料理の盛りつけができるんだったら、手伝ってあげるよ
be ready to do anything for you (I am ~) あなたのためなら何でも喜んでします
be ready to fall (The tree is~) その木は今にも倒れそうだ
be ready to cry at any moment (She was ~) 彼女は今にも泣き出しそうだった
be ready to begin eating (Are you ~?) 食事ができるようになっていますか?
be ready to go (Are you ~?) もう出かけられますか?
be ready to start at once (I am ~) 私はすぐ出かけられます
be ready to take the examination (I am ~) 私は試験の準備が整っています
be ready to go (I'm ~) いつでも出かけられます
----------当研究会発行のEnglish-trekking教材より抜粋」--------
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