【どうして日本人は英語を話せないのか?】
英会話学校に通ったこともなく留学体験もない青山繁治氏(独立研究所社長)は英語が話せる日本人だと知られている。彼は「英語でも他の外国語でも『そのまま理解する』ことが重要だ」、言葉を変えて言えば、「英語は英語でとらえるべきだ」と常に述べられている。
私たち多くの日本人が英語の読解教育にやらされていた一方で、青山が英語を話せるのは、中学、高校とミッションスクールで学ばれた体験があることだ。
彼がある動画で日本人の特性はto be scientific(科学的であろうとする)だと述べられたことがある。
私は彼のこの英語のとらえ方こそが彼を「英語を話せる人」にしていると感動した。これがまさに私が提唱しているファンクションメソッドそののものであるからだ
Be scientific. 科学的で存在になりなさい
We will be scientific. 科学的で存在になるつもり
We must be scientific. 科学的で存在にならなきゃ
We want to be scientific. 科学的に存在になりたい
We have to be scientific. 科学的に存在にならなきゃ
We are sure to be scientific. 必ず科学的に存在になるつもり
We have been scientific. ずっと科学的で存在だ
今回は、教材の音声を公開しています。今後2つのbe動詞系列と一般動詞系列における文の生産の基礎となるのでぜひとも覚えて下さい。音声の公開は以下のブログで。
ムリなく話せるイメトレ英会話学習法CHAPTER 3 親は命令形で言葉を教える
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STEP3 「ムリなく話せるイメトレ英会話学習法」
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【今日の学習】
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CHAPTER 3 親は命令形で言葉を教える
● 子どもは犬ではないが
子どもは親の言葉をまねて育っていく。親が「これはネコよ」と言えばネコを知り、「これはイヌよ」と言えばイヌを知る。同じように、「座りなさい」と言われたら「座る」動作を、「留まりなさい」と言われたら「留まる」動作をすることになる。
Sit! (坐れ!) Stay! (留まれ!) Go! (行け!)
ところで、上のように、イヌのしつけで使われるのは命令形だ。イヌに向かって「お座りなさい」「座ってちょうだい」あるいは「座ってくれませんか?」などと言ったらイヌも戸惑うだろう。イヌは同じ言葉のくり返しを聞き、「その動作や行為」をすれば主人が喜ぶことを知り、それに応えようとする。そのとき彼の頭には「その動作や行為をする」というイメージ(情景)が浮かんでいるのだろう。
命令形で言葉を教えるのは、日本の親もまったく同じだ。とにかく親は何度も何度もくり返し、こどもはそれを無意識に学んでいく。たとえが悪いが、イヌと同じだということだ。ただイヌと異なるのは相手は人間だ。例えば、単なるSit! ではなく、Sit down.やSit up.などと表現が複雑になることは当然だ。もちろん、イヌの中にもSit up!と教えたら「ちんちん」をする頭のいいのがいるかもしれないが。
● 子どもの頭にはある行為や状態が映像のように広がる
子どもが外出するときなどに、親が Take care!とか Be careful!と言うと、子どもは「気をつけたり、注意をする」行為や状態を要求されているイメージを学んでいく。
Mom: Kathy, Take care!
Mom: Kathy, Be careful!
だから、Yes,I will.と答えるとき、子どもの頭には take care(注意する)や be careful(注意深くある)という行為や状態のイメージが、映像のように頭に浮かぶことになる。
Kathy: Yes, I will (take care),
Kathy: Yes, I will (be careful),
これは、Do you like dogs?と問われて、Yes, I do.とかNo, I don't.と答えるのと同じだ。I doの次にもlike dogsが頭に浮かんでいる。あるいはDid you like Tom? と聞かれて、Yes I did.とかNo, I didn't.などと答えるのはdidの次にlike Tom(トムのことが好きだ)が頭に広がっているということだ。日本の英語教育はこんな大切なことも教えていない。
● あなたも英語における映像世界を追体験してください
41ページから【イメトレNo.9】【イメトレNo.10】にあげた命令文を見てほしい。断っておくが、ここに登場しているフレーズの多くは、ネイティブの子どもが2,3歳で耳にする表現だ。
また一方の日本語訳を見てほしい。これらも当然、私たちが子どもの頃耳にしたものはかりだ。子どもは文法も理屈もなく、とにかく生活の中で言葉を覚えていく。彼らが毎日耳にする英語のシャワーは、実はこのようなものだ。
● 言葉はフレーズで覚えなければ定着・蓄積しない
大切なことは、ネイティブの子どもたちも単語一つ一つではなく、始めから言葉をひとまとまりのもの、つまりフレーズ*として覚えてしまうことだ。日本の英語教育はこの視点が欠けているから、私たちはいつまでも英語が言葉として定着、蓄積していかないのだ、
*フレーズとは「意味ある言葉の単位」を表す。
また注意してほしいのは、【イメトレNo.9】のbe動詞がつくるフレーズだ。これは単にbe動詞が「存在」を表し、本質的には「~な存在であれ」という意味となる。しかし日本語訳では「~しなさい」とか、「~言いなさい」などとなっているが、これは日本語の発想ではそうなるというのに過ぎない。こんなことに惑わされていたら、いつまでも英語発想など身につかないだろう。
Mom: Kathy, Be more careful! もっと注意しなさい!
Kathy: Yes, I will (be more careful),
また【イメトレNo.10】は、一般動詞が導くフレーズだ。
Mom: Kathy, wash your hands! 手を洗いなさい!
Kathy: Yes, I will (wash my hands),
今回は、教材の音声を公開しています。今後2つのbe動詞系列と一般動詞系列における文の生産の基礎となるのでぜひとも覚えて下さい。音声の公開は以下のブログで。
ムリなく話せるイメトレ英会話学習法CHAPTER 3 親は命令形で言葉を教える
【イメトレ No.9】 子どもの頃よく耳にする命令 (1)
※be動詞系列の表現
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(1) Be more careful!
もっと注意しなさい!
(2) Be kind to others!
他人には親切にしなさい! やさしくしなさい!
(3) Be quiet for a moment!
ちょっとの間、静かなしなさい!
(4) Be serious!
まじめにしなさい!
(5) Be quick about it!
さっさとやりなさい!
(6) Be careful (of) what you're saying!
言葉を慎みなさい!(あなたの言っていることに注意しなさい)
(7) Be good (while I'm away)!
(私が留守の間) いい子にしていなさいね!
(8) Be a bit more intelligent!
もう少し、頭を使いなさい!
(9) Be reasonable, Tom!
トム、道理をわきまえなさい
(10) Be true!
裏切らないでよ!
※以上の命令文にpleaseをつけると「どうか~してください」といった意味になる。
※(7)のwhile I'm awayは、「私が離脱状態になっている間」の意味。
awayは「離脱状態」を表す。
(8)のa bitは「少し」の意味。
【イメトレ No.10】子どもの頃よく耳にする命令 (2)
※一般動詞系列の表現
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(1) Wash your hands!
手を洗いなさい!
(2) Listen to me!
私の言うことを聞きなさい!
(3) Take medicine!
薬を飲みなさい!
(4) Put on your pajamas!
パジャマを着なさい!
(5) Put away your toys!
おもちゃを片づけなさい!
(6) Stand up!
立ち上がりなさい!
(7) Sit down!
腰を下ろしなさい!
(8) Shut the door!
ドアを閉めなさい!
(9) Go to bed!
寝なさい!
(10) Get up at once!
すぐに起きなさい!/ 身を起こしなさい!
※(4)と(5)の文は、Put your pajamas on!やPut your toys away!とも表現できるが、your pajamasやyour toysが it やthem など代名詞の場合は、次の語順となる。
Put it[them] on! Put it[them] away!
(11) Take off your shoes!
靴を脱ぎなさい!
(12) Get dressed!
服を着なさい!
(13) Get ready!
用意しなさい!
(14) Pick up the toys!
おもちゃを拾いなさい!
(15) Bring the newspaper!
新聞を持ってきなさい!
(16) Stop talking!
黙りなさい!
(17) Play quietly!
静かに遊びなさい!
(18) Come here!
ここに来なさい!
(19) Turn off the TV!
テレビを消しなさい!
(20) Feed the dog!
イヌにえさをやりなさい!
※以上の命令文にpleaseをつけると「どうか~してください」といった意味になる。
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さて3つの通信講座のブログには、受講者専用「ナビゲータルーム」を設置しています。
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今回からイメトレ学習法のネイティブよる音声は、ブログ上でリスニングしていだくことになります。※但し他の2つのブログについては追々改訂作業を進めていきます。
このブログは、「ファンクションメソッド 英会話通信講座 STEP3 「ムリなく話せるイメトレ英会話学習法」に準拠しています。
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