たこさんのメモ書き

Linuxの設定/構築のメモを残すのが主体です。
わからないこと、あれこれたくさん。

X-Window-Systemの設定が・・・

2008-01-10 00:51:50 | Weblog
GUIを司る、X-Window-Systemの設定を吹きとばしてしまった。。
そのため、GUI画面が立ち上がらなくなってしまった。
サーバー機のような、真っ黒い画面に白い文字が写るだけ。
これはこれで、シンプルでいいかも。と思ってみる。。
しかし、不便だ。普段からほとんどGUIで、まるでWindowsのように使っているのに、メールまで読めないじゃないか。

原因は、マザーボードのビデオチップSis620専用のドライバ"XSiS_SVGA"をインストールしたからだと思われる。
ビデオチップの性能を向上できるかな?と思って試したところ、ドツボにはまってしまった・・・

CUIでログインして、管理者権限にスイッチし、
# setup
を試す。これで、言語やX-Window-Systemなどの各種設定を行うのだが、設定がうまくできない。あきらめた。
どうやら、XSiS_SVGAドライバ専用の設定方法があって、これは通常の方法(Xconfiguratorなど)では設定できないようだ。たぶん、Xの設定ファイル/etc/X11/xorg.confを直に書き換えるのだろう。

しかたがないので、現状復帰を目指す。
要は、新しくいれたドライバを使わないようにすればいいはずだ。
ドライバを入れる前のファイル/etc/X11/xorg.conf.rpmsaveを再利用し、
$ startx
でXの起動を試みる。そして表示されるエラーメッセージを読む・・・
これを便りに設定ファイルを眺めていると、/usr/X11R6/bin/のディレクトリに怪しい箇所を発見。
/usr/X11R6/bin/X -> /usr/X11R6/bin/XSiS_SVGA
Xの起動に必要なファイルが、ドライバへのリンクになっている。
このリンクを外したら、どうなるだろう?
やってみた。
$ sudo rm /usr/X11R6/bin/X
$ sudo ln -s /usr/X11R6/bin/Xorg /usr/X11R6/bin/X
同じディレクトリにある、Xorgというファイルへのリンクへと変更してみた。
これで、Xを起動してみる。
$ startx
すると、ペケマークのカーソルが表れ、やがてGNOMEが起動。成功だ・・・

ようやく、元に戻った。
今回の教訓。
ビデオチップのドライバを入れ直す時は、事前に設定方法をよく調べること。