たこさんのメモ書き

Linuxの設定/構築のメモを残すのが主体です。
わからないこと、あれこれたくさん。

VMware Player 正式版を試す

2006-02-14 23:29:36 | vine3.x
仮想マシン・エミュレータソフトの無償版である、VMware Playerの正式版が2005年12月12日に発表されたそうだ。現在は、1.0.1がダウンロード可能になっていた。
rpmパッケージとtar.gzパッケージの2つが利用可能。
Vine3.2でrpmパッケージを試してみた。
VMwareのホームページから、パッケージVMware-player-1.0.1-19317.i386.rpmをダウンロードする。34.6MBある。
これをまずインストールした。
rpmパッケージなので、普通に
# rpm -ivh VMware-*.rpm
これで簡単にインストールが終了した。が、日経Linuxの記事によると、
vmware-config.plなるスクリプトを動かさないといけないらしい。
これについては後述。

次に、VMware Playerの上で動く「ゲストOS」を入手せねばならない。
そこで、Googleの検索でたまたまひっかかったUbuntu-jaを利用してみることにする。
UbuntuはDebianをベースとしたLinuxディストリビューションで、デスクトップ利用を重視したものらしい。使い勝手がよさそうだ?
http://www.ubuntulinux.jp/からダウンロードページに入り、VMware Player用のOSイメージである"Browser Appliance"を入手する。このダウンロードページでは、"Unofficial Ubuntu 5.10 Japanese VMWare Image"として、ゲストOS専用のISOイメージが提供されている。
これをダウンロードするが、このファイルubuntu-ja-5.10-vmware-i386-20051129.zip は340MBある。うちのADSL環境では1時間以上かかった・・・
さて、ダウンロードしたファイルを適当なディレクトリにいれて解凍する。
# unzip ubuntu-ja-*.zip
すると、ディレクトリUbuntu-Breezyが作られ、その中にはREADMEファイルや.vmxファイルなどが収まっている。.vmxファイルが、ゲストOSを設定するファイルらしい。

以上で、VMware Playerの上でUbuntu-ja(unofficial版)を動かす準備ができた。として、さっそくVMware Playerを起動してみる。
# vmplayer
しかし、「設定してない」旨のメッセージがでた。そして、VMware Playerの設定画面へ進む。この設定が、前に述べたvmware-config.plの提供する機能らしい。
この設定はいろいろと沢山あるのだが、すべて初期設定値がyesまたはnoで示されており、そのまま選択する(エンターキーを押す)ので問題ないようだ。
設定が終了すると、VMware Playerが起動する。。

次に、使うゲストOSを選ぶことになる。さきほど解凍したUbuntu-Breezyのフォルダにある.vmxファイルを選択する。と、Ubuntu-jaのunofficial版がゆっくりと立ち上がった。。。
けっこう遅い。使っているハードウエアの性能がしょぼい上に、仮想マシンだからか。ゆっくりとX-Window-systemが起動し、Ubuntu-jaのGNOME画面が現われた。
このゲストOSイメージは、ブラウザFireFoxだけが動くように設定されている。
ツールバーからFireFoxを起動させ、Ubuntu-jaのホームページを見てみる・・と、きちんと表示された。あたりまえか。
メインOSであるVine3.2の上でもFireFoxが動きVineのホームページを表示し、ゲストOSの上でもFireFoxが動き。。と、仮想環境の感想は、「なんだかすごい」。