たこさんのメモ書き

Linuxの設定/構築のメモを残すのが主体です。
わからないこと、あれこれたくさん。

KNOPPIXでWindows機のハードディスクをいじるときの覚え書き

2004-10-19 00:26:23 | Weblog
Windows機でKNOPPIXを使うときの覚え書き。
KNOPPIXが起動するように、BIOSをCDブート可能に設定する。これはお約束。
さらに、Windows機に搭載されているメモリが少ないとき。特に64MBしかないとき、KNOPPIXは起動画面で、「KDEやオフィスソフトを動かすためには、メモリが86MB以上は必要だ、ハードディスクにスワップファイル(KNOPPIX.swp)を作るか?」との旨を英文で聞いてくる。
そこで、KNOPPIX.swpファイルを作成するのを選択すると、Windowsパーティションのなかにこのファイルが作成され、これがスワップ領域として使われる。このファイルの大きさは、メモリ86MBの環境では192MBだった。こうすることで、メモリの少ない機械でも、豪華なデスクトップ環境KDEがちゃんと動く。
このKDEが動いている状態で、例えばQTpartedを使うとき。
KNOPPIX.swpファイルを常に使用して、KDE(や他のアプリケーション)が動いているため、Windowsがインストールされているハードディスクは常にマウントされた状態にある。
そのため、QTpartedは、Windowsパーティションを認識し内容を表示することまではできるが、このパーティションの大きさを縮小したりする編集操作はできない。
パーティション編集のためには、そのパーティションをいったんマウント解除する必要があるためだ。そこでどうするか。
KNOPPIXを普通に起動させたのでは、作成したKNOPPIX.swpファイルを使ってしまう。そこでKNOPPIXの起動時にオプションを指定する。
F2キーやF3キーを押すと、起動時のオプション指定についてのヘルプが表示される。これを参考にして、knoppix -noswap とキーボードから打ち込む。
すると、スワップファイルを使用しない状態でKNOPPIXが起動する。このときはKDE環境は動かない。
ウインドウマネージャtwmが動くようになる。KDEよりも非常にシンプルで、慣れないと面食らう。
コンソールのウインドウがひとつ開いているだけだ。このコンソールウインドウに、
$ sudo -s
# qtparted
と入力すると、QTpartedが起動する。この状態でなら、Windowsパーティションを編集操作することができる。