たこさんのメモ書き

Linuxの設定/構築のメモを残すのが主体です。
わからないこと、あれこれたくさん。

VMware-serverをインストール

2008-09-25 23:08:21 | Ubuntu
一度やってみたかったのが、仮想マシンをインストールして、複数のディストリビューションを起動させることだった。ハードウェアが新しくなったのを機会にやってみた。
仮想マシンにはいろいろあるようだが、メジャーっぽく見えるVMware-serverに決定。
以前、VMwarePlayerを使ったことがあるのだけど、「仮想マシンの新規作成」が難しそうだったのであきらめたことがある。事前に用意されていた「Browser Appliance」は、古いハードウェアのせいで動きが遅かったし・・・

VMware-serverのインストールには、こちらこちらを参考にした。有益な情報に感謝します。

Ubuntu8.04.1LTSには、VMware-serverをインストールする前にパッケージを追加しておく必要がある。
いるのは、 build-essential linux-kernel-devel linux-headers-generic xinetd の4つ。
これらをaptコマンドでインストールする。
$ sudo apt-get install build-essential linux-kernel-devel linux-headers-generic xinetd
すると、合計31個のパッケージがインストールされた。

次にVMwareのサイトから、VMware-server1.0.7のtarファイルをダウンロード。
このときに、ユーザー登録と、それに伴うシリアルキーの発行が行われる。シリアルキーは忘れずにメモしておくこと。VMware-serverのインストール時に必要になるので注意。

ダウンロードしたファイルを/usr/src/に置いてから展開した。
$ sudo tar zxvf /usr/src/VMware-server-1.0.7-108231.tar.gz
すると、以下のディレクトリができる。
/usr/src/vmware-server-distrib
この中にある、インストール用プログラムvmware-install.plを起動させることでインストールが開始される。
$ cd /usr/src/vmware-server-distrib/
$ sudo ./vmware-install.pl

すると、英語でいろいろと設定ファイルの置き場所などを聞かれるのだが、すべて初期設定値のままエンターを押しつづけた。
途中で、ライセンスの承諾を求められるほか、シリアルキーの入力をすることになる。
シリアルキーを間違えると、エラーメッセージが出て、改めてvmware-install.plを動かすことになる。。

インストール作業が終了したら、以下のシンボリックリンクを設定すること。
$ sudo ln -sf /usr/lib/gcc/i486-linux-gnu/4.2.3/libgcc_s.so /usr/lib/vmware/lib/libgcc_s.so.1/libgcc_s.so.1
$ sudo ln -sf /usr/lib/libpng12.so.0 /usr/lib/vmware/lib/libpng12.so.0/libpng12.so.0
こうしないと、vmware-consoleが起動しないそうだ。

以上でインストール作業は完了した。
すると、GNOMEメニューに「アプリケーション-システムツール-vmware-console」の項目が生成され、メニューからvmware-consoleを起動させることができるようになった。

これで仮想マシンを作成することができるはずだ。
とりあえず、Vine4.2をVMware-server上にインストールしてみようと思う。







AtomとUbuntu

2008-09-17 19:07:28 | Ubuntu
自作機がどうやら完全に壊れたので、生きている部品を活用しつつ、作り替えることにする。
まともなのは筐体だけ…
中身をそっくり入れ替え。

CPUは低消費電力のAtom、これを中心に考える。これを搭載したマザーボードは激安という。メモリも、対応したものを新規に準備。ハードディスクは少しケチってATAPI接続のものとする。
CD-ROMドライブは、動きが多少おかしいのだが、だましだまし使うことにする。

件のCPUを最初から搭載したマザーボードは、MicroATXのフォームファクタに対応した型である、MSI Wind Boardにした。ただしファンレスなので温度上昇が不安だ…
パーツ類を九十九電機のネットショップで入手し、いざ組み立てを開始。ドライバー1本で、2時間くらいで組み立ては完了した。
配線をし終わって電源を入れてみるが、動かない…??
よく見ると、CPUへ電力を供給するコネクタに電源コードが刺さってない。というより、電源からのコードが足りない。これで、以前からの電源は使えないということが判明!

慌てて、対応する電源を買いに走ることに。結局、450Wの「剛力」を入手。これには太いコードがタコの足のように突き出ていて驚く。
これを組み込んで、どうにか組み立て完了。電源をONすると、AMI BIOSの起動画面が現れた。とりあえず問題は無いようだ…

KNOPPIXで動作テストをしてみる。
CDドライブへKNOPPIX5.3.1を入れてマシンを再起動。
するとKNOPPIXは無事に起動した。しかも動きが速い。さらに、最初からCOMPIZが動いていて、派手なデスクトップの効果を見せてくれる。ハイパースレッディングなATOMと1GBメモリのおかげかな。KernelはUbuntuと同じ2.6.24だから、Ubuntuも大丈夫?!

早速、Ubuntu8.04.1LTS日本語版をインストールしてみる。
CDブートLinuxとして起動させてみると、画面の解像度がモニターと会わずヘンだ。GNOMEのメニューから、1024×760へ変更するとOK。起動した状態から、インストールのアイコンをダブルクリックして、インストーラーを起動させる。
ところが、キーボードを選択する場面でインストーラが固まってしまった。仕方なくマシンを再起動して、Ubuntu本体を動かす前の段階からインストーラを動かす。
インストール作業自体は比較的簡単で、ハードディスクのパーティショニングでやや引っかかったものの、簡単に終了した。LANは最初から使えるし、サウンドも問題ないようだ。

次に、日本語セットアップヘルパをメニューから選んで、flashやAdobe Readerを導入する。そんなことをしている内に、自動アップデートが動き出して、大量のファィルをダウンロードしていった…
インストールが全て終わったのは深夜になっていた。ああ疲れた…