ここではないどこかへ -Anywhere But Here-

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国際親善試合 アメリカ対日本(サンフランシスコ)3-2

2006-02-12 13:38:43 | サッカー
夕べ、アメリカ戦のことを書いていたのだが、どうも酔っ払っていて、書きながらうつらうつらしていた。
それでも何とか書き上げて投稿しようとしたところで、寝ぼけてキー操作を誤ってすべてがパーになってしまった。
というわけで書き直し。

アメリカとの試合を見るのは初めてのような気がする。
アメリカはサッカー不毛の地といわれて久しかったが、ワールドカップをやったことによって徐々に力をつけてきて、
現在のFIFAのランキングは7位としっかり強豪国になってきた。欧州でプレーする選手も多いと聞く。

フットボールを自分たちのいいように作り変えたり、自国のチャンピオンを決めるだけの大会をワールド・シリーズと言ってしまうような、
あのアメリカにおいて、ヨーロッパがルーツのサッカーがそれなりの地位を固めつつあるというのはちょっとした驚きである。

それでも試合はサンフランシスコ・ジャイアンツの本拠地、つまり野球場で行われた。
大都市サンフランシスコにさえそれなりの観客を入れられるサッカー・スタジアムがないのである。
アメリカにもサッカーリーグがあるというが、いったいどんなところで試合をしているのだろう?

試合は序盤こそ日本がいい形を作ったが徐々にアメリカが主導権を握り始め、ポゼッションでも日本を上回り始める。
アメリカは決して個人技の華麗な選手がいるというわけではないが、
早いプレッシングとボール奪ってから人数をかけて前線へすばやく持っていく戦術理解がきちんと浸透している。
今年すでにこれが3試合目だそうで、初戦のしかも国内組だけの日本とはチーム事情が違うが、
日本は自分たちのサッカーがほとんどできなかった。
前半は途中から防戦一方で、ワントップの久保にボールが納まる瞬間はほとんど訪れず、2-0で折り返す。

日本は後半開始から巻と佐藤寿人を入れて3-5-2に戻した。
しかし開始早々にセットプレーから追加点を奪われて3-0。流れの悪さが断ち切れない。
このままアメリカの良さだけが出る形で終わるのかと思って見ていたが、
15分に右サイドに展開し加地からの絶妙のクロスに巻がヘッドで合わせて一矢を報いる。
巻にとってのAマッチ初ゴールだそうである。ようやくエンジンがかかり始めたのか。

20分過ぎからアメリカの運動量が落ち始め、日本もチャンスをつかめるようになって来る。
ようやくロスタイムに中澤のゴールで3-2と追いすがるが、どうもエンジンがかかるのが遅すぎる。
戦況を見ながらどこで巻き返しに転ずるのか、そのあたりの戦い方もまだまだという気がする。
パスミスも多いし、安易にボールを奪われすぎる。
本大会ではああしたミスが致命的になる可能性もあるわけで、しっかり立て直していかなければいけないだろう。
そういう意味ではこの時期にこういう痛い目にあっておくのも悪くない。



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