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ワールドカップ 決勝トーナメント アルゼンチン対メキシコ(ライプツィヒ)2-1

2006-06-26 20:49:58 | サッカー
メキシコとアルゼンチンの試合は緊張感のあるすばらしい試合になった。
メキシコはどんな相手だろうと自分達の持ち味をぶつけてくるチームだ。
自分達の良さを出すことが結果的に相手の良さを消すことになる。
とにかく前へ前へ。少しぐらいのミスがあっても気にせず行こうという潔さが小気味いい。
それを地で行ったのがこの試合だった。
アルゼンチンはリケルメを中心に鋭いパスワークとクレスポ、サビオラ、メッシら攻撃的タレントの抜群の破壊力をもとにトップでグループリーグを突破してきた。
今大会で最も躍動感溢れるアルゼンチンに臆することなく攻め込んでいくメキシコ。

そんなメキシコが前半6分という早い時間に先制する。
しかし、アルゼンチンも負けてはいない。CKをクレスポが決めて同点。その後は一進一退の展開。同点のまま折り返す。
後半主導権を握ったのはメキシコだった。中盤できれいにパスが廻る。
一方のアルゼンチンはグループリーグで見せたソリンの自在なオーバーラップやリケルメのスルーパスなどが影をひそめ、メキシコにその良さを消される格好となった。
ポゼッションでメキシコが上回り、双方が決定機を作りながらもフィニッシュの精度を欠き、試合は今大会初の延長戦へ。

結局ロドリゲスのボレーシュートが決まりチャンスをものにしたアルゼンチンが勝った。
メキシコは終始有利に試合を進め、内容で勝りながら結果で負けてしまった。サッカーではよくあることである。
個人的には今大会で注目していたメキシコが敗れて残念な思いも残ったが、拮抗した見ごたえのあるゲームを展開してくれたので負けて悔いなしだ。

アルゼンチンは準々決勝で上潮のドイツと対戦する。今大会でも屈指のカードになるだろう。


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