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「小池都知事の身内は天下り天国」「役員報酬は平均1200万円」 元秘書、副知事が外郭団体の社長&理事長に ”小池都知事のYesマンは天下り、諫言する人は左遷”

2024-06-26 18:15:15 | 社会
「天下りを温存したほうが得」
 目下、小池百合子都知事(71)が先行し、前参議院議員の蓮舫氏(56)が追う展開となっている東京都知事選。劣勢を挽回したいなら、蓮舫氏は公約に「天下り撲滅」を加えてみるのがよいかもしれない。何しろそれは、小池都知事がついぞメスを入れられなかった都の「暗部」なのだから――。 
 「彼女は“東京大改革”などと言っていますが、“天下り撲滅”を訴えたことは一度もありません」  そう語るのは、『築地と豊洲』(都政新報社)などの著書で小池都政を批判してきた元都庁幹部の澤章氏だ。 「あえて言うならば、役人を手なずけるために、天下りを温存したほうが得だと思っているから残しているのではないでしょうか。そこに手をつけると、役人からの反撃を受けたり、関係がぎくしゃくしたりする可能性があるから、そういう面倒なことはやめた、という感じだと思います」  
 そして、彼女のごく身近な人物の処遇にも、天下りの慣習などが“利用”されているのである。例えば、小池氏の元特別秘書で、地域政党「都民ファーストの会」の代表を務めたこともある野田数(かずさ)氏(50)だ。

「誰もが疑問に思う人事」

 「野田さんは小池さんが知事になった当初から右腕として支えていた方ですが、途中から関係がぎくしゃくするようになったといわれています。そして2019年に東京都の外郭団体の一つである『東京水道サービス株式会社』(当時)の社長に就任するのです。仲違いした野田さんを放逐してしまうと何を言われるか分からないので外郭団体の社長の座を用意したのではないか、とささやかれていました」(澤氏) 
 「東京水道」社長の座はこれまで、東京都の水道局長が定年退職した後に天下るポストだった。しかし、 「小池さんはそういう経緯を差し置いて、自分の子飼いの、政治的に任用していた人をあてがった。水道事業の経験がない野田さんが『東京水道』の社長に天下るなんて、誰もが疑問に思う人事です。小池さんの命を受けた副知事や総務局長が野田さんでもできそうなポストを探し、『東京水道』社長という案を提示したのでしょう」(同)  ちなみに、「東京水道」の平均役員報酬は約1200万円だ。

副知事が外郭団体の理事長も兼任
 そしてもう一人、「優遇側近」として疑惑の目が向けられているのが、「ヤフージャパン」の社長、会長を務めた後、19年に東京都の副知事に就任した宮坂学氏(56)だ。小池氏に抜てきされ、都政のDX化を担当している人物である。 「宮坂さんは23年に新たに設立された外郭団体、一般財団法人『GovTech東京』の理事長にも就任しています」  と、都議の上田令子氏は言う。 「DXの取り組みなんて、別に外郭団体を立ち上げるのではなく、都が自分たちで直にやればいいのです。『GovTech東京』を挟むことで、議会のチェックができなくなりますし、団体人件費や施設維持費など諸経費のコストが別途発生するわけです。それを負担するのは他ならぬ都民なのです」  先の澤氏もこう話す。 「『GovTech東京』は宮坂さんが副知事を辞めた後に仕事をする場所として新たに設立したように見えます。『GovTech東京』という名前からして意味がよく分からないし、何をしているのかもいまいち伝わってきません」 「天下り」に「新ポスト」。特別に手厚く遇されているように映る小池氏の「新・旧側近」たちはどう答えるか。
 まず野田氏は、 「オレ、天下りって言われてんの? いやいや、ごめんなさい。そんな話、聞いたことないから」  などと言い、あくまで自身の「東京水道」社長就任は妥当であると強調。また宮坂氏について東京都に取材を申し込んだところ、以下の回答が寄せられた。 「GovTech東京は、これまで推進してきたデジタル化の歩みを加速し、区市町村を含めた東京全体のDX実現へとさらにステージを引き上げるため、昨年7月に設立しました。GovTech東京の理事長には、グローバルな視座と質の高いサービスを生み出す能力・実績、さらに行政の仕組みを理解し、区市町村と協働できる手腕が求められることから、法に基づく手続きを経て、宮坂副知事がGovTech東京理事長に選任されています」  
 いずれにしても、リストラの恐怖におびえ、再就職先の確保に四苦八苦している庶民からすれば、お二人の「社長・理事長ライフ」は何ともうらやましい限りである。これぞ小池氏の真骨頂、身内ファースト――。  
 6月27日発売の「週刊新潮」では、野田、宮坂両氏の件を含め、都庁幹部たちの天下りの実態を、役員報酬のリスト付きで4ページにわたって詳しく報じる。
「週刊新潮」2024年7月4日号 掲載

感想
 安倍元首相は一期目の失敗を生かし、官僚の人事権を握ることで、官僚を支配しました。
 それを引き継いだ菅前首相は「私の指示に従わない人は左遷させる」と公言され、実践されていました。ふるさと納税の問題点を当時の菅総務相に諫言した次期次官候補No1は左遷されてしまいました。
 小池都知事もそれを見習っているのでしょう。

能登半島地震の死者300人に上る見通し 石川県などが新たに18人を「災害関連死」に認定 ”災害関連死は政治が防げる死亡では?”

2024-06-26 01:14:01 | 社会
https://news.yahoo.co.jp/articles/b82392822dc1e18e86034bd60766fd49db8b9423 6/25(火) 17:59配信 MRO北陸放送
 能登半島地震のあとに避難生活などが原因で亡くなった災害関連死について、石川県などの審査会は25日、3回目の会合で新たに18人を災害関連死に認定しました。近く市や町が正式に決定し、死者は300人に上る見通しになりました。 
 能登半島地震では、地震後の避難生活などが原因で亡くなった人を災害関連死に認定するかどうか、県と各市と町が合同で審査会を開き、医師や弁護士ら5人の委員が判断します。 25日、審査会の3回目の会合が開かれ、新たに能登町で9人、穴水町で6人、珠洲市で3人を災害関連死に認定しました。市や町が近く正式に決定します。 
 審査会ではこれまでに52人が災害関連死に認定されていて、家屋の倒壊などによる直接死を含めると、能登半島地震による死者は300人に上る見通しです。 一方、これまでに遺族から自治体に寄せられた申請は、すでに認定された分も含めて輪島市で83件、珠洲市でおよそ40件、能登町で40件など、200件以上に上っていて、今後、災害関連死の人数がさらに増える可能性があります。

感想
 地震は防ぐことはできません。
 起きた後は被害を最小限にできます。
 道路が切断されて救援できないとの記事が出た時、なぜ自衛隊のヘリを飛ばさないかと思いました。学校の校庭に着陸出来ます。
 同じ頃、自衛隊は確か千葉で、空中から支援物質を投下する訓練をしていました。
 自衛隊の支援も小出しでした。その後の台湾の大地震の時の素早い救援を見て、日本は遅れているなと思いました。
 石川県は自民党王国です。森元首相の地盤です。なぜもっと真っ先にやらないのかと思いました。
 関連死はもっと減らすことができたはずです。

【単独】伊藤穰一氏が「web3は世界を変える」と主張する納得すぎる理由

2024-06-26 00:47:00 | 社会
「web3元年」と呼ばれる2022年。米マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボ所長、金融庁参与などを歴任し、現在はデジタルガレージ取締役を勤めながら、起業家、ベンチャーキャピタリストとして社会変革に取り組む伊藤穰一氏は「web3によって世界が変わる」と断ずる。web3やNFT、メタバースを解説した『テクノロジーが予測する未来』を上梓した伊藤氏にweb3の本質と、これから訪れる本当の変革についてビジネス+IT編集部が単独インタビューで話を聞いた。

聞き手・構成:編集部 松尾慎司、執筆:吉見朋子
伊藤穰一氏
デジタルガレージ 取締役 共同創業者 チーフアーキテクト
千葉工業大学 変革センター長

 デジタルアーキテクト、ベンチャーキャピタリスト、起業家、作家、学者として主に社会とテクノロジーの変革に取り組む。民主主義とガバナンス、気候変動、学問と科学のシステムの再設計など様々な課題解決に向けて活動中。2011年から2019年までは、米マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボの所長を務め、2015年のデジタル通貨イニシアチブ(DCI)の設立を主導。また、非営利団体クリエイティブ・コモンズの取締役会長兼最高経営責任者も務めた。2016年から2019年までは、金融庁参与を務める。

<目次>
  1. NFTの登場によって本格化する「クリプトエコノミー」
  2. メタバースとVRがまったく違う理由
  3. web3を理解するためのWeb1.0、Web2.0とは
  4. web3によって社会はどう変わるのか
  5. DAOは国家、企業、コミュニケーションにも多大な影響を及ぼす
NFTの登場によって本格化する「クリプトエコノミー」
 皆さんの中には、web3を何かよくわからない世界、と受け止めている方もいるかもしれません。この大きな流れを理解するうえでカギになるのが、暗号資産(クリプト)によるクリプトエコノミーの成り立ちを知ることです。

関連記事:「意味は分かるが腹落ちしない」Web3.0というバズワード、なぜ注目を集めているのか?

 クリプトエコノミーとは、仮想通貨やトークンをベースとした新しい経済圏のことです。近年、何かと話題のNFTも、クリプトエコノミーで流通するトークンの一種です。

 私がクリプトと初めて出会ったのは、1990年代、暗号通貨に興味のある仲間とともに独自のクリプト開発を試みたのが始まりです。2010年代には、米国のMITで暗号通貨プロジェクトの立ち上げや、米国デジタル通貨の研究に携わっていたこともあります。ただこの間、クリプトが大きなトレンドに発展することはありませんでした。

 ところが、2021年初頭から突然、「クリプトエコノミー」が現実味を帯びてきて、今年は「web3元年」と呼ばれるまでになりました。

 クリプトもブロックチェーン理論もずっと以前から存在していたのに、なぜ突然、2022 年を「web3元年」とするのでしょうか。それはトークン全体の時価総額が上がると同時に、クリプトエコノミーのインフラが整い、NFTなどトークノミクス(トークン経済圏)が駆動するような「web3」を形成する条件が整ってきたからです。

 きっかけとなったのがNFTの大ブレークです。NFTが扱うのはアートやスポーツ選手の名プレー動画など、分かりやすいものばかりです。その分かりやすさが、これまで「ブロックチェーン」や「仮想通貨」にピンときていなかった層にも届きました。

 去年と比較するとややブームが落ち着いてきた感はありますが、私はむしろ今が好機だと捉えています。フィーバーが冷めて落ち着いた時こそ、人材やエネルギーが正しい方向に注がれるようになるからです。

メタバースとVRがまったく違う理由
 クリプトエコノミーの立ち上がりとともに脚光を浴びるようになった「メタバース」についての定義は色々とありますが、私はクリプトによって形成されたバーチャル上の経済圏のことだと考えています。

 バーチャルリアリティ(VR)自体は、1980年代からありました。米国のNASAで研究がはじまり、90年代にはゲームの世界で盛んに取り入れられるようになった技術です。ただこのVRを含めたXR(VR/AR/MRなどの総称)といった技術は、ディスプレイ技術やコミュニケーション技術を磨くためのもので、バーチャル上に経済圏を作るためのものではありません。

 一方、メタバースは、ほしいアイテムや土地を買ったり、売ったり、交換したりといったマネタイズがバーチャル上でできるものです。もちろん、一部のバーチャルゲームの世界では、似たようなマネタイズが行われるものもありました。

 ですが、それはそのゲーム内でしか通用しないアイテムであり、別の世界に持って行くことができないクローズドなものでした。しかし、web3やNFTを前提としたメタバースでは購入したアイテムや土地は、別のメタバースでも存在し続けることが可能になります。

 それを可能にしたテクノロジーが、「ブロックチェーン」技術です。ブロックチェーンとは簡単にいうと「暗号技術を使って決済(支払い)などの取引(トランザクション)を1本の鎖のようにつなげて記録する(その記録は誰もが閲覧可能)」という技術です。

 自分が所有しているトークン、たとえばNFTなどはすべてブロックチェーンに記録されますから、アプリケーションの縛りなく、その技術に準拠していればどこにでも持ち出すことが可能になりました。

 バーチャルリアリティやゲームではデジタル上の「道具」の一種にすぎなかったものが、メタバースではきちんとした「資産」として扱えるようになる。そういう意味で、メタバースはゲームより圧倒的にスケーラビリティのあるバーチャルな世界と言えるのです。
(続きは会員登録者のみ)


感想
 なかなか理解が難しいです。
本やインタビュー記事などから、少しずつ理解していくことが必要なのでしょう。

 社会の変更に置いて行かれないように、少しでもそれを取り入れて、少しでもより良くしていくことなのでしょう。


なぜ医薬品の製品回収が多いか?

2024-06-26 00:36:26 | 社会
 製品回収が多いです。製品回収の理由は次のように分類することができます。
① 承認書齟齬&業更新不備などのレギュレーション違反
② GMP不正
③ GMP不備(GMP適合性調査&無通告査察)
④ 安定性モニタリング不適合などの本当の品質の問題
⑤ 健康被害リスクがある異種品コンタミ(健康被害につながる表示間違い含む)
⑥ 異物(虫・毛髪・金属など)コンタミ
⑦ ラベル無しなどの製造上の問題
⑧ 健康被害につながらない表示間違い
⑨ NDMAなど発がん性物質のコンタミ

 従来は①と③での製品回収はありませんでした。承認書に製造方法など記載させたために齟齬が生まれました。そしてちょっとした齟齬で回収させている(基本は自主回収)ので齟齬での回収が増えています。
  GMP適合性調査での不備があっても過去は「改善してくださいね」⇒「このように改善します」で終わっていましたが、今は回収になっています。
 本来品質に問題なければ、承認書齟齬などでの回収をかけなくてもよいのではないでしょうか?
 和歌山県の山本化学のアセトアミノフェンでは、中国産のアセトアミノフェンを混ぜていました。
 ところがこの中国産は
①MFにも記載がありません。
②GMPの製造指図記録には中国産アセトアミノフェンを使っているとの記載がなく、偽造・偽証です。
③かつ製造販売承認書にも中国産のアセトアミノフェンを使うとの記載がなく、承認書違反です。
 和歌山県がや山本化学に業務停止、改善命令を出しています。しかし、問題のあるアセトアミノフェンを使った製品の回収はなく、かつ問題のあるアセトアミノフェンを使った製造販売会社に改善命令などありませんでした。
 その理由は山本化学工業のアセトアミノフェンは7割のシェアを持っていたからです。
 つまり、欠品になる場合は製品回収をせず、欠品にならない場合は製品回収をさせているのです。
 通常、違反した原薬を使って製剤を製造することは違反行為になりますが、在庫の原薬を使わないと欠品になるので、使って良いとしました(事務連絡は、「正しく受入検査をして正しく製造して、正しく出荷試験をする」を行えばよい)。
 違反した在庫の原薬は品質に問題がないことを言うために、「日本薬局方の試験をして適合した」とのことで「品質は問題ない」としました。GMPは試験だけでなく、GMPに基づいて製造・試験など行って初めて「品質は問題ない」と言えるのです。つまりGMP無視を監麻課が自ら言わざるを得なかったのです。

 今の製品回収の大きな一つの理由は、
「製造販売書に詳細な製造方法を記載させた」
「軽微変更という後出しジャンケン制度というルールを作った」
「ちょっとした承認書との齟齬で回収をさせている」
からです。
 つまり、品質に貢献しないルールを作って欠品を増やしただけでなく、品質に貢献しない仕事を増やし、そのためにそれを死守するために現場に負担を増やしているのです。
 小林化工の健康被害は、ひょっとしたら、その新しいルールを課さなければ起きなかったかもしれません。
 守るために最初承認書通り計量しプリントアウトして、その後に追加計量するなど、製造販売承認書通りの記録に意図的にしていたのです。
 医薬品製造所にも製造販売会社にも問題がありますが、ルールを作った当局の責任も大きいように思います。ところが医薬品欠品ではこのことを言っている人がいないというより、言えないのかもしれません。

「自閉症スペクトラム障害のある人が才能をいかすための人間関係10のルール」 テンプル・グランディン & ショーン・バロン 著 ”人間関係は一生かけて学び続けるもの”

2024-06-26 00:14:28 | 本の紹介

第1幕 社会的思考の二つの視点
 1 私の世界は私のなすこと――テンプル・グランディン
 2 社会意識のもうひとつの視点――ショーン・バロン

第2幕 二つの思考・二つの道
 自閉症的思考は社会理解にどう影響するか

第3幕 人間関係の暗黙のルール10ヵ条
 1 ルールは絶対ではない。状況と人によりけりである。
 2 大きな目でみれば、すべてのことが等しく重要なわけではない。
 3 人は誰でも間違いを犯す。一度の失敗ですべてが台無しになるわけではない。
 4 正直と社交辞令とを使い分ける。
 5 礼儀正しさはどんな場面にも通用する。
 6 やさしくしてくれる人がみな友人とはかぎらない。
 7 人は、公の場と私的な場とでは違う行動をとる。
 8 何が人の気分を害するかをわきまえる。
 9 「とけ込む」とは、おおよそとけ込んでいるように見えること。
 10 自分の行動には責任をとらなければならない。

本より引用
「社会に通用し、人間関係を築くスキルを私が習得できたのは、知力を駆使した観察と視覚化の能力のおかげにほかなりません。私はいろいろな場面でどうふるまうべきかを、長年かけて一つひとつ暗記学習のように覚えてきました。そして視覚記憶のアーカイブを猛スピードで検索して、すばやく判断をします。私は視覚化の能力を使って、それぞれの場面での自分を一歩離れたところから見ています。」

「私を大いに助けてくれたものは、一つには読書でした。」
「今なお、私の社会的機能のある側面には困難があります。だから対人的に複雑すぎてトラブルになりそうな場面はなるべく避けるし、何らかの方法で自分の弱い部分を補っています。

「親や教師は早いうちに、次の三点を教えるべきです。
①社会性の学習に終わりはない。そしてたくさんの練習の機会がある。
②自分の選択と行動には結果が伴う。
③誰でも自分の行動には責任をとらなければならない。」

「これまでの人生経験から得た社会理解に基づいて、声を大にして言いたいのは、『他者の視点、つまり自分の立場を超えて相手の心を察する能力こそ、社会適応の最も重要な要素であり、自閉症スペクトラム障害のある子どもや大人がどれほどの社会的成功に到達できるかを左右する』ということです。他人の視点に立つとき、私たちは自分の行動がよくも悪くも他人に影響を与えていることがわかります。そして自分緒考えを社会的場面という文脈から見直し、人間関係を損なうのではなくそれに貢献するような対応ができるようになります。」

「自閉症スペクトラム障害のある子どもにとって、もっとも理解しがたい暗黙のルールの一つが『ほとんどすべてのルールには例外がある』ことでしょう。」

「理解しにくいかもしれませんが、自閉症スペクトラム障害のある子どもは、文字通りすべての状況を同じ強さの感情で経験します。子どもに接するときは、何度もそれを自分に言い聞かせましょう。」

「人は完璧を目指して努力するものです。でも、自閉症スペクトラム障害のある子どもや大人は、『完璧でなければならない』というとらえ方のせいで、人間関係でうまく機能できなくなることがあります。」

「自閉症スペクトラム障害のある人は自尊感情が低く、思考の柔軟性に乏しいため、『悪いのはいつも自分』と思い込んでいることがしばしばあります。」

「個人生活にも職業生活にもあてはまる人間関係の暗黙のルールがあります。『この世界に適応しながら生きる方法は、一生かけて学ぶものである。人生はプロセスであり、人間関係もプロセスである。”これで完成”というゴールはない。また、一度飲めば混乱が解消して悟りが開けるような魔法の薬もない』というルールです。自閉症スペクトラム障害のある人はこの点を見落としています、というより認識していない、あるいは単に誰からも教えられたことがないようです。不完全でかまわないのだということ-『完成のゴールはない』ということを教えられていないのです。」

「『人生は妥協の連続で、したくないことをしなければならないときが誰にでもある』。自閉症があろうとなかろうと、人はみな妥協しなくてはならないのです。個人的なつきあいにしろ仕事上のおつきあいにしろ、妥協はつきものです。おそらく人は毎日、何かしら、本当は好きではなく楽しくもないことを妥協しながらやっているのです。」

感想
 テンプル・グランディンさんは、アメリカ合衆国の動物学者、非虐待的な家畜施設の設計者。女性。ボストン生まれ。コロラド州立大学教授。自閉症を抱えながら社会的な成功を収めた人物として知られている。 (ウイキペディアより)

 人間関係を築くための10のルールをご自分の体験も踏まえて紹介されています。
対人関係も、脚本書いて、自ら演じて、そしてそれを離れて見ている監督の仕事ができれば、上手く回るのでしょう。

 もう一人の著者ショーン・バロンさんはフリーランスの記者で、自身自閉症スペクトラム障害を持っています。
 二人の実体験も多く紹介されています。

 自閉症スペクトラムを理解するには参考になります。
また、私自身も学ぶこと、出来ていないことが多々あるように思いました。