江戸観光案内

古地図を片手に江戸の痕跡を見つけてみませんか?

神田明神

2011-06-04 | まち歩き

天平二年(730年)の創建で、東京の神社の中でも最も古い神社の一つです。創建当時は東京都千代田区大手町の平将門首塚(三井物産の東隣に在ります)周辺に鎮座しており、延慶二年(1309年)にこの平将門公を御祭神として御祀りしました。東京に住んでいる人でも、神田明神の神様のお一人が平将門公であることを知らない人は案外多いので、歴史の教科書で習った偉人が意外に近くで関わりがあることに驚かれる方もいらっしゃるのでは無いでしょうか。


一方、神田明神といえば、銭形平次(野村胡堂原作)を思い浮かべる人は多いと思います。そう、銭を投げて悪漢を懲らしめる岡っ引きの平次です。投げた銭は回収しているのだろうか? と子供の頃に思った人も、今ではそんな野暮なことは言わない良い大人に成長しているはず。そんな昭和を代表する時代劇のヒーローは、神田明神下に住んでいました。神田明神の境内には、銭形平次を記念した碑が建てられています。


神田明神が登場するその他の作品

  • 池波正太郎著「三冬の乳房」(剣客商売(二)に収録、新潮社)
  • 池波正太郎著「天魔」「約束金二十両」「突発」(険悪商売(四)に収録、新潮社)
  • 藤沢周平著「凶刃 用心棒日月抄」(新潮社)
  • 川田弥一郎著「井戸の底」「襲撃の刃」(江戸の検屍官に収録、祥伝社)

神田明神 東京都千代田区外神田2-16-2

JR御茶ノ水駅から約550m 徒歩約7分

東京メトロ丸の内線 御茶ノ水駅から約550m 徒歩約7分


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