2020年1月30日(木)第3回自主観察会(講座生の自主企画による)
「高槻、富田の街角遺産巡りとたかつき市職員出前講座」午前中は昔ながらの街並みが残る富田の地を街角遺産を追って、辰巳英輔さん(今期アシスタントでもあり、N)ネイチャーたかつき、N)高槻市文化財スタッフの会などでご活躍)のご案内で散策しました。午後は、高槻市下水河川企画課の職員による出前講座「備えて安心!水害対策」座学(in富田公民館)でした。
阪急富田駅→「五社の水」→本照寺→出世地蔵→三輪神社→普門寺の前→教行寺→筒井池→布屋屋敷→清蓮寺~昼食~座学「備えて安心!水害対策」終了後オプションとして普門寺を訪ねる。
阪急富田駅に集合後、線路沿いを西へ、少し南に入ったところで「五社の水」の説明があり、水路沿いに筒井池公園へ。
本照寺 講師の説明を聞く講座生(写真上)
枯れる前の富寿栄の松、見たかったですね。
三輪神社 富田の地には「高槻の古木」に指定されている木がたくさんあるとのこと。三輪神社にもカゴノキやオガタマノキの古木がありました。また、葉脈が平行に走り樹皮もユニークなナギの木も観察しました。ナギは、縁結びや災難除けの縁起のいい木とされ、ご神木として熊野速玉大社などにみられるそうです。
教行寺。境内には、坂田十松(富田の漢詩人)が詠んだ「富田十勝詩」のうち「築山紅梅」の漢詩碑が立っています。
富田は池田、伊丹と並ぶお酒の名産地でした。江戸時代の最盛期には、24軒の酒造家があったといわれますが、現在では、寿酒造と清鶴酒造の2軒になっています。写真は、清鶴酒造の前で講師の説明を聞く講座生と清鶴酒造の倉庫。
桜のつぼみが膨らんでいました。今年は春の訪れは早いでしょうか?
貴重な歴史遺産がプレートに記されています。
清蓮寺の立派なクロマツに見入る講座生。
13:00~14:00 座学「備えて安心!水害対策」
地球温暖化により、これまで経験したことがない台風に見舞われた私たちは、風水害にどう備えるかは待ったなしの課題です。講師の市下水河川企画課の職員からは、市内に全戸配布されている「水害・土砂災害ハザードマップ」を活用しながら、心構えを教わりました。自分が住んでいる場所(地域)がどんなところであるかをまず認識し、マイマップ(わが家のハザードマップ)を作成し完成させよう。と災害に備える基本を解かりやすく講演していただきました。
終了後 オプション・普門寺
普門寺は1390年創建以来、16世紀には「普門寺城」とよばれた時期など盛衰を経、現在に至っています。その歴史は大変興味深いものがありますが、現在では、丁寧に維持管理され貴重な文化財となっています。
来る2月6日(木)卒業式を迎えます。場所:高槻市生涯学習センター第2会議室