ゆうべ夜更かしをしたので、少々ゆっくりのスタート。寝ている間に何度か通り雨があったようで、今朝は曇り空で少しじめじめしているが、この後天候は回復の傾向だそうだ。初めて車に給油し、一路ロトルアへ
途中、いくつかの小さな湖を通過する。まずは、ロトエフ湖。「ロト」とは、ニュージーランド先住民族マオリの言葉で「湖」の意味。
そしてロトマ湖。
道路脇の森や茂み、何度見ても南島のそれとは異なり、大木のような大きな、大きなシダ類がことさら目を引く
これも南では見られない、ジャカランダの花が咲いており、見事な大木を見つけたのでパシャリ。
ロトルアが近付くにつれて、空気がイオウ臭を帯びてきて、なんだか草津とか別府に来たような気になる。お昼頃、ロトルアの町に到着。ビジター・インフォメーション・センターで市街地やトレッキングマップをもらい、昼食を済ませた後、ぶらぶらと湖畔に向かって歩く。
どこにも温泉が見えていないのに、町を歩いているといきなりイオウ臭が鼻を突くことがよくあり、草津温泉郷にいるみたいで、火山活動の活発さを思い知る。
ロトルアの町は、先住民族のマオリの人々が多く住み、いたるところでマオリ文化の影響が見られる。言葉や習慣など、日本文化とも共通点がいろいろあり、ねむりねこ
のある知り合いで「おれ達の祖先は日本人と一緒だと思う」と真顔で言うマオリの人もあり、たいへん興味深く思う。
湖畔で一息ついて、町の外れにあるクイラウ・パークへ。ここは温泉
がボコボコ湧き出している公園で、無料の足湯もあるという。公園に入ると、あちらこちらに湯けむりが上がっている。
足湯場は隣り合わせに二か所、屋根つきの方が少々温度が低いので、まずはこちらから。ジーンズの裾をまくって足を浸けると、ほおおっ、いい湯加減じゃないの
足先から全身がくまなく温まるのを感じて、隣の足湯に移動。こちらの方が少々熱いけど気持ちいい。もっと入っていたかったけど、顔に汗が滲んできたので出ることに。
その後、公園内の温泉を見物する。迫力あるのは、煮えくりかえった泥の温泉。ボコッ、ボコボコッと灰色の泥が沸いてて、イオウの臭いの凄まじいこと
その他、もうもうと湯気を立てていたり、炭酸水のようにポコポコと底から泡が湧きあがっていたり、岩の間から煙がシュウシュウ立ち昇っていたり。
ありとあらゆる温泉や地熱活動を見るごとに「おおっ、スゴイ、スゴイ!」と大はしゃぎの
。「うん、スゴイね。地球は生きてるんだぞって感じだね!」と猫かぶり。
噂には聞いてたけど、ニュージーランドにこんな日本チックなものがあるなんてね。盛り上がる一方の
、遂には「老後はここで暮らして毎日温泉三昧しようよ!!」とまで言い出す始末。「おれは、そこまでは……」と消え入りそうな声で猫かぶり。
ホリデーパークにチェックイン。スバに入って、さあ夕食
の準備。今晩は、ゆうべのステーキ肉の残りを利用した、にんにくの芽の炒め物。ねむりねこ夫婦は二人とも料理が好き。一緒にできる事がいくつかあるというのは、夫婦が仲良くできるポイントなのかな、と思う。これで、どっちか片っぽが作るばっかりだったら、きっと相手に要らぬ一言、二言を言っちゃうのかもね……
食後は、翌日の計画を練る。
は明日までで、その後2~3日
が続くらしいので、明日も思いっきり外遊びを楽しむ日にしたい。