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エコ・ニュージーランド Eco New Zealand

ニュージーランド発。エコライフ、環境保護、山、森、動物、アウトドア、山歩き、猫についてのブログ。

ねむりねこよりみなさんへ

エコ・ニュージーランドへようこそ!! その時の気分で、過去の旅行の話になったり、庭、環境保全、トレッキング等々、話が飛んでいます。ジャンル別にお読みになりたい方は、左のカテゴリーからどうぞ!! また、本文中のトレッキング(トランピング)関連の用語の説明は、同じくカテゴリー欄から「ニュージーランドのトランピング用語集」をご参照ください (^o^)

トラ6歳?の誕生日と友達のお祝いダブル・パーティ!

2013年07月17日 | ネコ
 先日、トラを最寄りの獣医さんの所へ定期検診に連れて行った。全般的にいたって健康、と獣医さんに太鼓判を押されたものの、

「トラちゃん、ずいぶん歯石がたまってきましたね。歯肉炎も起こしかけてますので、近いうちにきれいにしましょう」

と言いながら、獣医さんが何やらコンピューターに入力しかけて、ふと手を止めた。

「あら、トラちゃん、3歳になってますけど
「飼い主が見つからなくて引取ったネコなので、年齢は分からないんです
「健康だし、若く見えるけど、3歳ってことはないと思うわね」
「私もそんな気はしますが…… 幾つぐらいだと思いますぅ
「そうねぇ…… 普通、歯石がたまり始めるのは8~9歳なんだけど、まだ毛ヅヤがとてもいいから、6歳ぐらいにしておきましょうか

こうして年齢不詳だったトラは、公称6歳ということになった

 トラがわが家の一員となったのは今から3年前の7月13日。以来、毎年この日が近づくと、友人たちも招いてお祝いをすることにしている。家人の都合から今年は15日にパーティを行うことになった。

 今年は同じ時期にお祝いごとが重なり、友人が最近2年間のワークビザを申請して受理されたので、そのお祝いも兼ねたパーティとなった。友人のニックネームが「タカ」というので、これにひっかけて「虎・鷹パーティ」と名付けて、出席者は「虎」か「鷹」の仮装をすることに決定

 パーティ当日。ニュージーランドでは、自宅でパーティを行う場合、家の外に風船を飾ってご近所さんに知らせるのが通例。



 これは人間用のごちそう。参加するにも何か一人一品づつ、持ち寄ってもらった。友達の持ち寄りは、たこ焼き、お寿司、豚肉の煮物。わが家で作ったのは、チョコレートケーキ、野菜の中華まん(ハウスメイト作)、レモンケーキ(猫かぶり作)、カボチャスープ、たらことわかめのおにぎり(ねむりねこ作)。写真はごちそうの一部。



 先日、地元のスーパーで買い物した時に、ニュージーランドの白ワイン(ソーヴィニヨン・ブラン)の銘柄で"Tora Bay"というのを見つけたので「トラ兵衛」に引っ掛けてパーティ用の飲み物としてゲットした。お祝いなので、シャンペンも一緒に提供。





 そして、トラ用のごちそうニュージーランドでは、ペット餌用の挽肉を売っており、これがトラの大好物。挽肉だけではネコが必要な栄養素を全部取れないので、キャットフードと併用で食べさせるのが基本。



 「ハッピーバースデイ」の大合唱と共にトラにごちそうが差し出される…… 

 普段とは異なる妙な雰囲気に、最初は警戒して近寄ってこなかったが、ごちそうの芳香には叶わなかったらしい。おずおずと近づいて来て、ガツガツと食べ始めたトラ。



 「見て、見て~ ぼく、みんなにオモチャもらったよ~」お誕生祝いをもらって嬉しそうなトラ。



 そして、さっそく遊ぶ。



  当日、仕事で遅くなる友達がいたり、家族が病気で早く帰る友達もいたので、一次会、二次会のようになった。





 ごちそうに舌鼓を打ち、話しに花を咲かせ、とっても楽しい一夜となった。来年は、どんなお祝いをしようかな、と気の早いである。 

トラの誕生会とハモ鍋!

2012年08月26日 | ネコ
 このところ病気をしたり等いろいろあって、ブログから遠ざかってしまったら……なななんじゃこりゃ 

 ブログのデザインが勝手に変わってるではないの プロバイターの方針で、60日以上アップされないとベーシックデザインに変えられてしまうという。これまではそんなことなかったのにね。更新しない方が悪いのかもしれないけど、ねむりねこ的にはあまり嬉しくない。
 
 ちょっと時間が経ってしまったけど、先月行われた2回目のトラの誕生会の模様を。トラは、地元のネコ保護団体 (Queenstown Cat Rescue) からもらった、飼い主のいないネコだったので、実際の年齢は誰も知らない。獣医さんに聞いても
「ネコの歳を当てるのは難しいですからねぇ」
という返事だった。見たところ3~4歳なので、身内ではそういうことにしている。

 何かの縁でわが家に来たトラのお祝いをしようと、考えついたのが誕生会。もちろん、トラの生まれた日は誰も知らないから、トラをもらって来た7月13日を記念日にしている。昨年は、友達を招いて盛大に行ったのだが、今回は身内(夫婦とハウスメイト夫婦)でこぢんまりと祝うことにした。

 ニュージーランドでは、スーパーマーケットのペット用品・食品コーナーに、ペット用の生肉やソーセージを売っている場所があり、ネコ用の挽き肉というものを売っている。それも、牛肉、鹿肉、牛肉と内蔵のミックス等々、バラエティが豊かなのだ。トラのお気に入りの牛挽き肉をゼリー用の型に入れて成形、周囲にネコ用ビスケットをあしらって、ロウソクとパラソルを立てたら、立派なバースデーケーキに



 部屋の照明を消して、ハッピーバースデーの歌をみんなで歌いながらケーキをトラに差し出したら、ビックリしてドン引きしてしまった(笑)。照明をつけてトラを呼んだら、おそるおそる近づいて来た。





 「フーッてやって、ロウソクを消すんだよ」と、ジェスチャーを交えてみな口々に教えたが、トラには分かるはずもなく(笑)、ロウソク火のついたケーキを少々ためらいながらモシャモシャと食べはじめてしまった。

 これを見て人間達は大慌てでロウソクを吹き消したが、時すでに少々遅く、トラは眉毛の一本を焦がしてしまった。パラソルとロウソクを取り除いて、再びケーキをトラにあげたら、嬉しそうにがっついていた。





 お祝いのお裾分けに、人間達もごちそうを食べよう、ということでハモ鍋を作った 豚肉の薄切りの左となりの、白くふくよかな切り身がハモ。たーっぷり入ってるでしょ
   


 日本では高価なハモだけど、こちらではConga Eelという名前でビックリするほど安く売られており、日本のハモよりも大ぶりだが味は変わらない。もっとも、魚介類にあまり親しみのないお国柄なので、日本料理のように身を三枚におろして骨を細かくたたく、という芸当はなく、単に縦に輪切りしただけのシロモノを1kgあたりNZ$10ドル程度(約640円)売っているのだ。アジア食品店で買った豚肉の薄切りは1kgあたりNZ$18(約1150円)で、この料理で一番の高価な食材である。

 スーパーマーケットの魚介売り場で
「Gonga Eelちょうだい
と言ったら、隣にいたニュージーランド人のおじさんから
「それ、どうやって食べるんだい
って聞かれたので、
「鍋料理と言って、スープみたいな感じで野菜と一緒に煮ながら食べるの。日本ではもの凄いごちそうなのよー」
と言ったら、
「へえええっ
と目を白黒させてた。

 買って来たハモの輪切りを適当な大きさに切り分け、骨は食べながら取り除くのだが、それでも味はまぎれもなく上品でこくのあるハモそのもの 日本ではちょっとできない贅沢、ふふっ、おいしいな

 トラにもハモをちょっぴりあげたら、不思議そうにニオイを嗅いだ後にペロペロとなめ回してパクリと食べた。家族が食べてるのでそのお付き合い、といった感じで、もっと欲しいとは言わなかった。元来ネコは肉食なので、魚はそんなに好まないのだという。日本では人間が魚介をよく食するので、その影響で人に飼われるネコも魚を食べるだけなのだ。

 ハモ鍋の後はデザート。ハウスメイトの焼いてくれたデビルズ・ケーキ チョコレートケーキにマシュマロをあしらい、ベリー風味のシロップをかけたもの。シロップで照りが出て、ゴージャスな出来映えだ。



 去年もトラの誕生日に作ったので、わが家では別名をトラ・ケーキとも呼んでいる。甘いものが苦手なだけど、この日はせっかくのお祝いなので少し食べた。ごちそうに舌鼓を打ち、一家でほのぼのと楽しい時間を過ごした。

 トラちゃん、いつも仲良くしてくれてどうもありがとう。これからも、ずっとずっと、トラのことを大好きなみんなと一緒に楽しく暮らそうねっ

寅年に「とら」がやってきた

2010年08月03日 | ネコ
 たまが忽然と姿を消して4週間近くになる。懸命の努力にも関わらず、その行方は杳として知れず。一体、どこに姿を消しちゃったんだろう。だれか優しい人に飼われているのならいいんだけど。逃げる前の晩、おそるおそる、ねむりねこにすり寄ってきたたまを思うと不憫でならない。ああ……

 「帰ってきてほしい」と思う反面、元来が野良猫だったことを考えると家に戻ってくる可能性は低いので、いつまでもとらわれない方がいいのか、迷い始めた頃のこと。たまを紹介してくれた、Queenstown Cat Rescueという地元のネコ保護組織から、飼い主の見つからないネコがいるという情報を得た。

 写真を見ると、きりっとした顔立ちのまだ若そうな黒トラ。見つけた人によるととても人なつこいとのこと。このネコに会ってみたくなり、早速連絡した。

 会ってみると、初対面とは思えないほどなつっこくて、どうやらこのネコは「人見知り」とは全く無縁らしい。多分、野良猫というより地域ネコのような感じで、いろいろな人に食べ物をもらって生きながらえてきたんだろう。それが証拠に野良とは思えない毛づやのよさ!! 

 とても気に入ってしまって、このネコを家に迎えたいと猫かぶりに話した。もし、たまが忘れた頃に戻ってきたら二匹一緒に飼うことも含めて。猫かぶり曰く「ねむりねこが気に入ったんならいいよ」じゃあ決まり。あのネコをもらおうっと。

 会った翌日、ネコを引取りに行き「とら」と名付けた。正式には「虎乃助」なんだけど、「とら」の方が日本語を話さない人にも呼びやすいし、ネコも覚えやすそう。ちなみに、ニュージーランド先住民族のマオリの言葉では「(炎が)燃える」「燃えた(状態)」という意味があるそうな。家につれてきたその晩、とらは戸惑う様子もなく、にゃあにゃあと住人に愛想を振りまき、ソファに飛び乗って毛繕いを始めた。

 その翌日、獣医さんに連れて行って健康診断と予防接種を受けた。

「とっても健康そうですね~ 年齢? う~ん、2、3歳ぐらいかしら。去勢手術の跡があるから、以前は飼い猫だったんでしょうね」

とのことでほっとした。



 とらのいいところは、誰とでもすぐ仲良くなれることと、お利口でお行儀がいいこと。

 食卓や台所の調理台には絶対に乗らない。人間が食事中に食べ物をねだらないし、人間の食べ物をネコババしない。名前に2~3日で反応するようになった。爪とぎ用に絨毯の切れ端を与えたら、必ずそこで爪を研いでいる。いろいろな声色を使い、まるでおしゃべりしているような鳴き声で意思を伝えようとする。

 一方で、元野良猫(外ネコ?)ゆえの難しさもある。

 新しい家に慣れさせるために、最初の3週間ほどは完全な室内飼いにするんだけど、とにかく外に行きたがる。現在、家には空き部屋がないので、リビングをとらの部屋にしており、リビングには玄関のドアや庭に出る勝手口がある。だから、誰かが家を出入りする時は、他の人が室内でとらの気を逸らしていなくちゃならない。とらのトイレは、リビングから近い人間のトイレの中に設置して、何度も教えたがなかなか自分から使おうとしない。トイレは外でする習慣がついているのだろう、便意を催すと、勝手口の近くをウロウロ始める。その度にトイレに連れて行ってその上に座らせることを何度か繰り返して、やっと使うようになった。

 そんなこんなあっても、とらはわが家の人気者。ねむりねこ夫婦と3人のフラットメイト、家を訪れる友人達に猫可愛がりされている。明日は、とらの外出デビュー予定。うまく行くといいんだけど。



うちのたま、知りませんか

2010年07月08日 | ネコ
 今回はねむりねこ家のネコ騒動のお話を。

 先週の日曜日に地元のネコ保護団体(Queenstown Cat Rescue)から、路上生活をしていたネコを引き取った 灰色で四本の足に白い靴下をはいた短毛雑種のオスで、名前を「たま」と付けた。

 たまとは、日本語では一般的なネコの名前だけど、先住民族マオリの言葉では、「少年」「息子」という意味があるんだって。なるほど、オスネコにぴったりの名前だし、日本語を話さない人たちにも呼びやすいので気に入った。キーウィ(ニュージランド人の愛称)やオージー(オーストラリア人の愛称)の友達には

「『たま』ってどんな意味?」

って聞かれるので、

「ネコだけにつける名前で、人や犬には絶対つけないの」

と答えると「へえぇっ」と目を丸くする。Pussy Cat/Pussy/Puss(どれもネコの愛称)だのMoggy(年を取ったネコの呼び名)だの、ネコの呼び名が色々ある英語圏だけど、ネコ専用の名前というのはないのは面白いよね

 「避妊手術を受けた跡があるから、以前は人に飼われていたのが、飼い主の引っ越しで置き去りにされたのね」

とネコ保護団体主催者のルースが言っていた。季節労働者の多いクイーンズタウンでは、残念なことにこの手の話を時々耳にする。路上生活が長かったせいか、物音にとても敏感で怖がりだけど、性格はとてもおとなしく、なでたり抱き上げたりしてもいやがらず、とってもいいコ

 「オスの成猫の場合だとね、新しい住処に慣れるまで3~4週間みた方がいいから、その間はたまを家から出さないでね」

とルースに言われた。日本ではネコを室内飼いにすることも多いらしいけど、ニュージーランドでは、ネコは好き勝手に家の内と外を出入りするのが普通 

 先進国ではペットを飼っている割合が一番高いお国柄だから、隣近所のネコが庭をうろちょろしてても誰も気にしない。そんなことにいちいち目くじらを立ててる人がいたら、きっと常識を疑われるだろう。わが家には、元々ネコドアがついていたので、それなら開かないようにしなくちゃと、段ボール紙を四重に挟み込んで開かないようにした。

 自他を認めるネコ好きなのだけど、自分でネコを飼うのは初めてなのでとても嬉しかった。家族の一員として永く仲良く付き合おうと思った。同居している友達もネコ好きで、家にいる時は文字通りみんなでたまをネコ可愛がりした。

 はじめは物音を怖がって、カーテンの陰に隠れてばかりいたたまも、徐々に人に慣れて、3日目にはの膝の上で喉を鳴らしながら眠るようになった。愛情深い性格なのか、の手をペロペロとなめた。かわいいなぁ、このコ

「これまで寂しくて、心細い思いをたくさんしたんだね。でも今は、暖かいお家と、優しい人たちがいるから、何にも心配しなくていいんだよ」

と話して聞かせた。もう少し慣れたら、写真入りでブログに紹介するからね、と。

 だのに..... 飼い始めてわずか4日目に脱走してしまった 厚紙で何重にもして塞いだ、ネコドアをぶち壊して。朝起きて、壊れたネコドアを見た時のショックったらなかった。前の晩、あんなに嬉しそうにしてたのに。どうして?

「たまぁ、たまぁ」

名前を呼びながら庭や近所を探したけど、どこにも姿が見当たらない。さあ、どうしたものか。

 地元のラジオ局に電話して「行方不明のペット(Pets on Loose)」コーナー(←こういうのがあるのよね、ニュージーランドには)で放送してもらうようにお願いした。獣医さんに電話して、もしたまが保護されて届けられたら連絡をくれるようお願いした。それから.... 件のネコ保護団体にも連絡して、協力をお願いしたら

「こっちの連絡網にもメールで知らせるわね。Facebook(Mixiのインターナショナル版みたいなの)にもアップとしくわ。ワナを仕掛けてみる? よかったら貸すわよ」

と申し出をもらい、ケージ型のワナを借りた。ルースは、フルタイムで働く傍らネコの保護活動をしているからとても忙しいのに、いろいろ気にかけてくれて本当に感謝している。写真入りの迷いネコのビラを100枚作って、近所の家々に配り歩いた。

 いなくなって今日で1週間が過ぎ、まだ発見の連絡はない。最後の手段で、地元の新聞にも広告を打ち、今日、それが写真つきで載った。

 たまは、一体どこに行っちゃったんだろう。路上生活に慣れてしまって、家の中に閉じ込められるのがそんなに不快だったのかなぁ。たまが、ひょっこりと戻ってきてくれるのを心待ちにしている一家である。

グレノーキー・カフェの看板猫

2009年02月27日 | ネコ
 午前中は雨、という予報が外れて、朝から良いお天気。気温もそこそこ上がり、久々に夏気分を味わった。やはり、夏はこうあってほしいもの。リビングの窓からは、西側の空にはオレンジ色に染まった夕焼け雲が、そして東側の空にはバラ色の夕焼け雲が、それぞれ青い空に映えている。せっかくだから写真を……と思ったのだが、運悪く電池切れでデジカメのスイッチが入らなかった。今度の機会にと思う。

 今日は猫の話を。何となくそんな気分なので。



 グレノーキーにとても美味しいカフェがある。その名もグレノーキー・カフェ(Glenorchy Cafe)。以前は、垢抜けない田舎のカフェという感じだったが、3~4年前に経営者が変わってからというもの、メニュー、コーヒー、食べ物の味がぐっと洗練され、クイーンズタウンの瀟洒なカフェと比べても全く引けをとらない存在になった。

 時代を通して一つだけ変わらないもの…… それは店の主ともいうべき看板猫。大きな雄猫でその名はラテ(Latte)。チャトラの毛並みが、本当にコーヒーのラテのような色合いをしている!!うん、ナイス・ネーミングだ!!

 日本では飲食店でペットを飼うなんて、ちょっと眉をひそめられそうな感じがするが、そこは世界でもトップクラスのペット大国・ニュージーランド、犬猫は家族の一員と考えられているから全く問題ないのである。

 10歳は軽く越えていそうなラテは、お客さんが入れ替わり立ち替わり現われても、全く動じる様子なし。店のソファでのんびり眠ったり、外をのんびり歩いたりとマイペースな振る舞いだけど、お行儀はきちんとしつけられているようで、お客さんの食べ物をねだったり、キッチンに立ち入ったりしている様子はない。

 ご機嫌のいい時は「ラテ!」と呼ぶと、堂々とした体躯に似合わない可愛い声で「ニャーン」と返事をしてくれる。猫好きの私は、一目見た時から大好きになってしまい、それからはグレノーキーに行く機会があると、必ず様子を見に行ってしまう。

 ラテ、いつまでも元気で、お店に来るお客さんを温かく迎えてあげてね。