エコ・ニュージーランド Eco New Zealand

ニュージーランド発。エコライフ、環境保護、山、森、動物、アウトドア、山歩き、猫についてのブログ。

ねむりねこよりみなさんへ

エコ・ニュージーランドへようこそ!! その時の気分で、過去の旅行の話になったり、庭、環境保全、トレッキング等々、話が飛んでいます。ジャンル別にお読みになりたい方は、左のカテゴリーからどうぞ!! また、本文中のトレッキング(トランピング)関連の用語の説明は、同じくカテゴリー欄から「ニュージーランドのトランピング用語集」をご参照ください (^o^)

エコ菜園 春に向けての準備

2013年08月16日 | エコ
 8月も中盤になり、そろそろ春の足音が聞こえてくる時期になった。
 つい先日のこと、ねむりねこ夫婦とハウスメイト夫婦、プラス飼い猫トラの5人で何を新たに植えようか相談をした。昨年に引き続き菜園で育てるのは……

イチゴ:昨年はなぜか不作だったので、今年は赤くて大きなイチゴがたくさん実をつけることを願っている
ズッキーニ:簡単に育ち、あっという間に収穫できるので今年もまた。
きゅうり:レバニース・キューカンバという種類。10cmぐらいの大きさの実をつける。育てやすく、とても美味しい。
ソラマメ:毎年恒例。寒さに強く、立派な実をたくさん付けるのでわが家の一番人気。
レタス類:育てやすく味もいいリーフレタスを何種類か。
ミズナ:日本野菜だけど、ニュージーランドに来て初めて知った。サラダに、お浸しに、大活躍。
ルッコラ(ロケット):虫がつきにくく、食べやすくて◎

 こちらはその他の野菜・ハーブたち。とても強いので、菜園ではなく花壇など庭の空いたスペースに植えている。

アスパラガス:収穫できるのは2年目以降なんだけど、3年目の昨年もまだ鉛筆みたいにひょろひょろだった。さて今年は
ルバーブ(セイヨウダイオウ):蕗を赤くしたような外観だけど、味は酸っぱく、ケーキやジャムなどにする。とても強い植物で、毎年良く育っている。
ミント:それまで鉢植えにしていたのを、昨年ネクタリンの木の近くに植え替えてたら勢いが良くなり、以後元気に自生している。
バジル:いろいろ使えて、おいしい。場所はネクタリンの木の近くにミントと少し離して、時期は寒さに弱いので、暖かい時期を狙って植える。
パセリ:シダレザクラの下で自生。毎年冬になると積雪や霜で枯れてしまうのだけど、今年は暖冬なのでまだ生き延びている。
チャイブス:花壇で自生。ハーブとして、または細ネギに代わる薬味としても重宝。
ローズマリー、タイム:庭の片隅に自生している。世話をしなくても元気に育つ優等生たち。
ジャガ芋:以前住んでいた人達の置き土産、自生している。花壇の端っこに妙な植物が生えてるのを見つけて、引っこ抜いたらジャガ芋だった

 もう、これだけあれば充分な気もするけど、スーパーでは売っていない野菜、買うと高い野菜、自家製の方が断然おいしい野菜なんかは自分で育てたい

 何を育てるかを決める上で、いちばん注意しなくちゃいけないのは育てやすさ。最高気温が真夏でも25℃前後、30℃を上回るのは片手に収まるほど、という冷涼なクイーンズダウンでは、盛夏でも南極からの寒波がやってくることもあるので、長期にわたって高い気温が必要な作物を育てるのは向いていない。どうしてもという場合には小さい温室を買って来ればいいんだけど、そこまでやんなくても育てられる作物はいろいろある ラッキーなことに、この冷涼な気候のお陰で病害虫が圧倒的に少ないから、だれでも手軽にオーガニック菜園ができるのだ。

 これまで知らなかったんだけど、種苗会社のウェブサイトに直接アクセスすると、巷ではあまり出回っていない品種を買えることに夫・猫かぶりが気がついた。

 特にKings Seedsという会社は、日本・アジア野菜の種をいろいろ取り扱っているのでおススメだこの会社、基本的にはとてもありがたい存在なんだけど、もし、一つだけ難を言わせてもらうとしたら、日本・アジア野菜のすべてがAsian Cuisine(アジア料理)のカテゴリーにリストアップされていないこと。野菜の種類から個別に探さなくてはならないから、自分が望むものを見つけるのに、けっこう手間ひまがかかる。

 ああだ、こうだと意見が飛び交い、その結果、6週類を新たに育てることに決定オンラインで注文したら、2~3日で手元に届いたさっそく梱包を開けたら、「ご注文ありがとうございます。今回はデブ(デボラの略)が承りました」という可愛らしいメモ書きがついていた



 これが新人の面々。上段は左から、日本の長ネギ、青シソ、大豆(枝豆)、下段は大根(小型のもの)、ネコ草、ニラ。

 

 ネコ草は菜園に植えたら、トラや近所のネコたちにメチャメチャにされかねないから、適当な場所を見つけて植えるつもり。

 また、これ以外にチェリートマトも育てたいと計画中、寒さにとても弱いので苗を買って鉢で育てる予定。鉢植えなら、寒い日は家の中に入れてあげられるから。

 今はまだ休耕中の家庭菜園。夏の陽射しを浴びて、10種類の作物が所狭しと育つのを夢見る一家である。




ニュージーランド 冬の庭で野鳥の餌やり・その後と春の庭の準備

2013年08月15日 | エコ
 前回、庭木の枝にバードフィーダーをぶら下げて、野鳥の餌やりをしようとした話をした。
 結果は……芳しくなかった

 理由の一つは、わりと大型の庭木3本をきれいに剪定してしまったことかな。例年だと、スズメとかホオジロの類いの群れが時々訪れては、庭木に鈴なりになっている光景が見られたんだけど、枝が減ってしまった木には鳥たちにとって魅力が薄いらしく、ぱったりと訪れが途絶えてしまったのだ。

 もう一つの理由は、やっぱりぶら下がっているのだと分かりにくかったり、使いにくかったらしい。というわけで、今度は木の真ん中の上の方の枝にくくりつけてみた。







 時々、ブラックバードなどが近くの枝にとまってるんだけど、まだ利用してくれてはいない…… はあぁ

 今年の冬は、7月に入ってから記録的な暖冬が続いており、8月に入っても春が来たんじゃないかと錯覚するほど暖かな毎日が続いている。陽射しポカポカの冬の日って本当に気持ちいい 

 おっとっと、これだけ暖かい日が続いたってことは、早いとこ春の準備をしなくちゃってことじゃないの

 ねむりねこの庭には10本近くのバラが植えてある。たぶん、達がこの家を買うずーっと前に改築した人の趣味だと思うんだけど、種類とか色とか、結構いい感じなので気に入っている。

 冬の寒さが緩んだらしておかなくてはならないのが剪定。バラへの「もう春が来るよ」というお知らせでもある。昨冬はあまり切らなかったので、夏になったら花をたくさんつけたのは嬉しかったんだけど、枝が伸び放題になって風が強い日に倒れそうになった。今年は、枝が伸びる向きも考えながら、短めにこざっぱりと刈り込んでみた



 枝に小さな赤い芽をたくさんつけているバラを見ると、生命の息吹を感じる……一生をじっと同じ所に立ち尽くして終える植物は、風雨や寒さに負けない強さを持ち、春には芽吹き、夏になると美しい花を咲かせる、地道で辛抱強くマイペースな生き物である。

 剪定した枝の中で勢いの良いものは水に挿しておいて、根が生えてきたら地面に移し替える予定。



 このバラは庭でも一番日当りの良い場所に植えられているせいか、他のバラよりも勢いが良く、アブラムシにも強く、見事な赤い花をたくさんつける。昨年剪定した時に、バラが好きな友達に枝をお裾分けしたら、庭で元気に根付いたとのこと。人間だったら健康優良児、ってとこかな

 そうだ来月になったらバラたちに肥料をあげるのを忘れないようにしなくっちゃ。植物たちにはいつも元気いっぱいであってほしいから。