エコ・ニュージーランド Eco New Zealand

ニュージーランド発。エコライフ、環境保護、山、森、動物、アウトドア、山歩き、猫についてのブログ。

ねむりねこよりみなさんへ

エコ・ニュージーランドへようこそ!! その時の気分で、過去の旅行の話になったり、庭、環境保全、トレッキング等々、話が飛んでいます。ジャンル別にお読みになりたい方は、左のカテゴリーからどうぞ!! また、本文中のトレッキング(トランピング)関連の用語の説明は、同じくカテゴリー欄から「ニュージーランドのトランピング用語集」をご参照ください (^o^)

初めてやってみた、オリーブの木の剪定奮闘記

2013年09月17日 | エコ
 ねむりねこ宅の玄関前にはオリーブの木が3本植えられている。自分で植えたものではなく、この家を買った時にはもう植えてあった。

 オリーブというと、イタリアとかスペインなど、地中海沿岸のような温暖な地域の植物というイメージがある。真夏でも寒波がやってくることのあるクイーンズタウンだから、だぶんこれは実を取るためでなく観賞用に植えられたのだろう、と思ってた。

 しかし冬になると小さな実をつけているのに気がついたので、これまでに2回ほど、塩漬けにした。

 


 何という種類のオリーブなのかは分からないけど、お店で売ってるものの比べて実がとっても小さい…… 考えてみたら、肥料をあげたり、剪定をしたことが全くなかった。

 「ちゃんと世話をしたらもっと大きな実ができるのかな~」

などと思い、日本に帰った時にオリーブの本を買ってきたんだけど、何だかんだと剪定のタイミングを逃し続けてきた。

 こうしてがボヤボヤしている間に、オリーブの枝葉は伸び放題に。このまま放置したら収拾がつかなくなりそうなので、今年は思い切って剪定をしてみることにした。

 ちなみに剪定前のオリーブはこんな感じ。

 

 
 ハウスメイト二人に手伝ってもらって、今回は強めの剪定をすることにした。彼らもも、オリーブの剪定は全くの素人。本とにらめっこして「ああでもない」「こうでもない」と言いながら、枝を切り落として行った。

 これが剪定後の写真。スゴい量の枝が山積みになってるのが分かる






 刈り取った枝を片付けるのにも一作業。こんな大きな山が幾つもできた。いっぺんに全部は捨てられないので、ひとまずは庭のパティオに山積みにしておいた。




 それから3週間後。夫・猫かぶりと相談して、風通しを良くするのにもう少し枝を切り落とし、またオリーブが植えられている地面もきれいにしようということに。

 オリーブの足下にはタソックという、ススキに似たニュージーランドの原生種が植えられている。手入れが簡単なので、ガーデニングでは結構人気。

 このタソックもボウボウに伸び放題、増え放題と、ひどいことになっていたので、何株かを残して引っこ抜くことにした。

 そしてこれが現在のオリーブ。さらに枝葉がすっきりして、玄関前が明るくなった







 樹の根元のクローズアップ。






 植え込みの中に分け入って、タソックを抜いて気がついたのだけど、タソックの一株がオリーブの1本に密着するように生えていたため、木の幹の一部に白いカビが生えていた。 

 これはマズい そのタソックを完全に抜き、また周囲のタソックも抜いて、風通しと日当りを徹底的に良くした。これだけやっておけば、木の勢い自体は強いから自力で回復してくれるだろう。

 樹の根元がスッキリしたので、これなら肥料を与えやすい。ボカシ肥ができたら植え込んでみよう。




 一仕事終えて、ほっと一息。空を見上げると、青い空にオリーブの薄緑が映えて美しい…… あーよく頑張った お疲れさんのだった。




たかがパセリ、されどパセリ…… わが家のパセリのちょっと驚く生育ぶり

2013年09月11日 | エコ
 3年前にこの家に越してきた時、前に住んでいた人の置き土産のパセリがいた。家庭菜園にぽつんと取り残されていたパセリは、お化けのように大きく育っていた。

 ねむりねこ夫婦はどちらもパセリが大好き、という訳ではなかったが、とりあえずそのままにしておいた。

 しかし他の野菜を植える時期になって、邪魔になったので、引っこ抜いてシダレザクラの下に「放り投げて」おいた。

 水もやらず、肥料もやらず、文字通り放ったらかしにしておいて、しばらくしてどうなったか様子を見たら…… 冷遇にもめげずパセリはしっかりと根を下ろし、日当りの悪い新天地で細々と生きながらえていた。


 秋が終わり、冬になり、寒さに弱い植物は次々と枯れ、パセリもいつの間にか枯れていた。ちょっと可哀想な気もしたけど、まあしょうがない……


 春が来て、スイセンやチューリップがこぞって咲き競い、花も終わった頃のこと。シダレザクラの近くで、元気のない葉っぱだけになったスイセンを刈り取っていたら……

 あれ、あれ なんとパセリを発見。

 それも、以前の薄暗い場所から自分で引っ越して、縁石のすぐ近くで燦々と太陽を浴びて元気に育っている 

 う~む、パセリの生命力、おそるべし 「料理の付け合わせの目立たない存在」程度にしか思っていなかったパセリを、大いに見直しただった。


 その翌年もパセリは同じ場所に生え変わり、暖冬だった今年は冬の間もしっかりと生き延びた。


 そしてこの春、パセリ・コロニーに異変が起きた。

 まずはこれまでの定位置。シダレザクラのある植え込みの縁石の近く(写真右下)。



アップにするとこんな感じ。一部、枯れているところもあるけど、相対的には元気。



 そして、ここから少し離れた場所に三か所、新たに小さな株が育っていたのだ。

 一つ目の株はスイセンの間を分け入るように、二つ目の株はシダレザクラに寄り添うように生え、



三つ目の株は、日当りの良さそうな縁石の間にちゃっかりといる。




 それだけじゃない。

 シダレザクラの生えている植え込みから、レンガのパティオを挟んだ向こう側に、ネクタリンのある植え込みがある。距離にしてその間15~20mほど。



満開のネクタリンのすぐ近くに、



やややっ、小さなパセリを発見 


 
 風に運ばれた種がここに根を下ろしたんだろうけど、まさかこんな離れたところに根付くなんて…… 

 この庭ではいろいろな植物が育っているが、しぶといまでの生命力の強さと、繁殖力の旺盛さではパセリがダントツ。ここまでくれば、もう痛快としか言いようがない

 パセリの今後の動向に、目が離せない一家である。


 
 

ニュージーランドに春が来た!

2013年09月09日 | エコ
 日本では夏の猛暑が落ち着き始める頃、南半球のニュージーランドではが訪れる。

 クイーンズタウンのシンボル、秀峰リマーカブルズ連峰を背に、ご近所さんの立派なソメイヨシノ




 ねむりねこ宅で一番に春を告げるのはラッパスイセン。




 二番手はクリーム色がかったツバキ。




 ちょっと遅れてネクタリン。植えて丸2年、初めてたくさんの可憐な花をつけてくれた。これが全部実になったらスゴいぞ




 エコ菜園にも変化が……


 冬を生き延びたイチゴたち。まだ何となく元気がないけど、しっかり生きている。




 ソラマメも芽を出したので



 大きくなる前に添え木をした。



 例年は園芸店で買ったソラマメの種を植えるのだけど、今年は昨年の残りのマメをそのまま植えてみた。ちゃんと芽が出るかどうか分からなかったので、いつもよりも多めに植えたら、何と全部芽が出てしまい……猫かぶりが数えたら25株もあることが発覚 

 もし、全部元気に育って実をつけたら、とてもじゃないけど一家では食べきれない。さぁ、だれに配ろうねと、今から「獲らぬタヌキの皮算用」ならぬ「実らぬそら豆の豆勘定」をする、気の早いである。


 ニンニクもすくすくと育っている 掘りたてのニンニクを丸ごとバーベキューにするととっても美味しい、と聞いたので、収穫した暁にはぜひ試したいもの。

 


 挿し木にしたバラたち。肥料を入れていない水に挿したのではイマイチうまくいかなかったので、鉢に植えてみた。この中の一本でも元気に育ってくれることを願っている。



 合計10株近くあるバラたちには今日、肥料をあげた。先月剪定をした時と比べると、若芽・若葉がガンガン育ち始めてとてもいい感じだ。以後は3ヶ月に1回ずつあげれば、きれいな花をたくさんをつけてくれる。


 日を追うごとに日が伸びて、暖かくなり、植物の生長ぶりが目に見えて分かる時期は、とても楽しい気分になる


 最後にバードフィーダーの末路について。その後、庭の目立つ所に置いてみたりしたが、反応ゼロだったので納屋に片付けてしまった。そのためにわざわざ買った野鳥の餌が残っちゃったけど、どうしようかなぁ……