ねむりねこ
宅の玄関前にはオリーブの木が3本植えられている。自分で植えたものではなく、この家を買った時にはもう植えてあった。
オリーブというと、イタリアとかスペインなど、地中海沿岸のような温暖な地域の植物というイメージがある。真夏でも寒波がやってくることのあるクイーンズタウンだから、だぶんこれは実を取るためでなく観賞用に植えられたのだろう、と思ってた。
しかし冬になると小さな実をつけているのに気がついたので、これまでに2回ほど、塩漬けにした。
何という種類のオリーブなのかは分からないけど、お店で売ってるものの比べて実がとっても小さい…… 考えてみたら、肥料をあげたり、剪定をしたことが全くなかった。
「ちゃんと世話をしたらもっと大きな実ができるのかな~」
などと思い、日本に帰った時にオリーブの本を買ってきたんだけど、何だかんだと剪定のタイミングを逃し続けてきた。
こうして
がボヤボヤしている間に、オリーブの枝葉は伸び放題に。このまま放置したら収拾がつかなくなりそうなので、今年は思い切って剪定をしてみることにした。
ちなみに剪定前のオリーブはこんな感じ。
ハウスメイト二人に手伝ってもらって、今回は強めの剪定をすることにした。彼らも
も、オリーブの剪定は全くの素人。本とにらめっこして「ああでもない」「こうでもない」と言いながら、枝を切り落として行った。
これが剪定後の写真。スゴい量の枝が山積みになってるのが分かる
刈り取った枝を片付けるのにも一作業。こんな大きな山が幾つもできた。いっぺんに全部は捨てられないので、ひとまずは庭のパティオに山積みにしておいた。
それから3週間後。夫・猫かぶりと相談して、風通しを良くするのにもう少し枝を切り落とし、またオリーブが植えられている地面もきれいにしようということに。
オリーブの足下にはタソックという、ススキに似たニュージーランドの原生種が植えられている。手入れが簡単なので、ガーデニングでは結構人気。
このタソックもボウボウに伸び放題、増え放題と、ひどいことになっていたので、何株かを残して引っこ抜くことにした。
そしてこれが現在のオリーブ。さらに枝葉がすっきりして、玄関前が明るくなった
樹の根元のクローズアップ。
植え込みの中に分け入って、タソックを抜いて気がついたのだけど、タソックの一株がオリーブの1本に密着するように生えていたため、木の幹の一部に白いカビが生えていた。
これはマズい
そのタソックを完全に抜き、また周囲のタソックも抜いて、風通しと日当りを徹底的に良くした。これだけやっておけば、木の勢い自体は強いから自力で回復してくれるだろう。
樹の根元がスッキリしたので、これなら肥料を与えやすい。ボカシ肥ができたら植え込んでみよう。
一仕事終えて、ほっと一息。空を見上げると、青い空にオリーブの薄緑が映えて美しい…… あーよく頑張った
お疲れさんの
だった。