エコ・ニュージーランド Eco New Zealand

ニュージーランド発。エコライフ、環境保護、山、森、動物、アウトドア、山歩き、猫についてのブログ。

ねむりねこよりみなさんへ

エコ・ニュージーランドへようこそ!! その時の気分で、過去の旅行の話になったり、庭、環境保全、トレッキング等々、話が飛んでいます。ジャンル別にお読みになりたい方は、左のカテゴリーからどうぞ!! また、本文中のトレッキング(トランピング)関連の用語の説明は、同じくカテゴリー欄から「ニュージーランドのトランピング用語集」をご参照ください (^o^)

花盛りのエコガーデンにいそしむ その2

2010年10月13日 | エコ
 ガーデニングの次はエコ菜園。ニュージーランドの10月は日本の4月に相当する、暖かな春の季節。そう、種まきや苗の植え替えには良い時期で、ねむりねこの職場でも、家持ちの間では、今年は何を植えるかの話に花が咲く。

 冬の間、台所の生ゴミでせっせとぼかし肥を作っては、埋め込むことを繰り返したエコ菜園。



 冬は寒さの厳しいクイーンズタウン。菜園にはほとんど日が当たらず、土がカチカチに凍っていたので、ぼかし肥を埋め込んでも、果たしてどれだけ土に返ってくれたか少々疑問だったけど、毎日燦々と日が当たるようになって、土の色も息を吹き返したように良くなった。

 昨年からの生存者のイチゴ。冬の間は枯れたようになっていたのに、今はこの元気。白い花を数輪つけている。



 ミズナは花盛り。種を取ったら植える予定。



 アスパラガスもニョキニョキ生えてきた 今年はまだ2年目で、穫り過ぎると枯らしちゃうから注意しようっと。



 昨年植えたミント、おっそろしい勢いで育ち、周囲を脅かさんばかりだったので、鉢に移しておとなしくしてもらうことにした。で、その代わりにルバーブ(セイヨウダイオウ)を植えた。この赤い茎を砂糖でコトコト煮ると、イチゴのように甘酸っぱくて赤色鮮やかなジャムになる。刻んで砂糖にまぶしたのを、ケーキに入れて焼いてもとっても美味しい。



 ソラマメ。自前の何株かと、職場の仲間からもらった4株。植え替えた直後に寒波に襲われて、心配だったけどうまく根付いてくれたようだ。もう少し育ったら、忘れずに添え木をしてやろう。



 今年始めて植えたシルバービート(フダンソウ)。ほうれん草のようなおいしい青菜だ。



 ニンニク。簡単に育って、売ってるのより美味しいって新聞に書いてあったので育ててみることに。見た感じはネギみたい。



 昨年大好評だったチンゲンサイ。今年は2連作を狙う。



 あららっ。今、写真見て気がついたけど、雑草が生え始めてる…… タンポポにばかり気を取られてないで、こっちも駆除しなくちゃね。

 この後、レタス、ミニトマト、ブロッコリ、ロケット(ルッコラ)も植える予定。ぼかし肥たっぷりの肥沃な菜園、どんな美味しい野菜たちに育ってくれるのだろうか。早くも収穫が楽しみなである。

花盛りのエコガーデンにいそしむ その1

2010年10月13日 | エコ


 わが家に越して1年が過ぎ、再び迎える春の季節。春の訪れとともに庭には色とりどりの花が咲き乱れ、次から次へと異なる種類の花が、秋の終わり頃まで咲き続ける。この家を建てた以前の所有者さんが、思い入れと愛情をもって家や庭を設計したことが伺い知れて、目を楽しませるばかりでなく、心が温まる思いがする

 今の時期、一番キレイなのはしだれ桜とその下に咲くチューリップとラッパスイセン




 このしだれ桜、花と葉っぱが同時に出てしまうから、あんまりきれいじゃないのが残念 写真じゃ見えないけど、トラをもらってきたばかりの頃使っていた、土に返る素材の猫砂を花壇にまいてある。

 青々として美しい芝生だけど、日が延びるにつれて草の伸びも早くなり、この先夏が終わるまでの間ずっと、週に1回の割合で刈らないとすぐにボウボウの状態になってしまう。

 そして悩みの種は、タンポポ。

 

 野に咲いていると可愛らしいタンポポだけど、庭の芝生に思春期のニキビのようにはびこる様は非常にいただけない。繁殖力が旺盛で、細っこいゴボウのようなしっかりした地下茎をもつので、除草には手間隙がかかる。庭をもつ家はどこも、この駆除に頭を痛めている。

 昨年は、除草剤をタンポポに直接スプレーしてみたのだけど、タンポポが枯れて茶色くなったところが、緑の芝生に10円ハゲのように点在して、かえって醜くなったので止めた。

 でも何とかしなくっちゃと、それなら頻繁に芝を刈って、花を咲かせないようにガンバってはみた。しかし、敵も去る者引っ掻く者、地面にペターッと這いつくばるようにして生えているので、芝刈り機で完全に刈り取ることは不可能、次から次へと花をつける…… もうイヤ~ッ

 そこで、今年は園芸店に行って、タンポポ抜き用の器具を買ってきた。これは、円錐形で超小型のシャベルみたいな形をしており、タンポポに差し込んで、グルっとひねるとその部分の土がタンポポごとズボッと抜ける、という優れモノ。結構いい値段だったけど、中途半端なものを買って持て余すよりはずっとマシなので、思い切って買うことにした。



 ちょっとコツがいるのだけど、これが面白いくらいに成果を上げるので嬉しい



 しかし……

 駆除作業を始めて気がついたんだけど、庭にはびこるタンポポの数はおそらく1,000株かそれ以上ありそうで、日によっては100株近く抜くのだけど、翌日になるともう黄色い花があちらこちらに咲いている…… キイイィッ これじゃきりがないじゃないのよ

 お隣のオバちゃんにこの話をしたら、

 「あら、それは大仕事だわね。うちはタンポポに熱湯をかけてるけど、結構うまく行くわよぉ」

 ……う~んその手があったか。

 せっかく器具を買っちゃったから、ガンパって抜けるだけ抜いて、手に負えなくなったらその「奥の手」を使おうかな。