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エコ・ニュージーランド Eco New Zealand

ニュージーランド発。エコライフ、環境保護、山、森、動物、アウトドア、山歩き、猫についてのブログ。

ねむりねこよりみなさんへ

エコ・ニュージーランドへようこそ!! その時の気分で、過去の旅行の話になったり、庭、環境保全、トレッキング等々、話が飛んでいます。ジャンル別にお読みになりたい方は、左のカテゴリーからどうぞ!! また、本文中のトレッキング(トランピング)関連の用語の説明は、同じくカテゴリー欄から「ニュージーランドのトランピング用語集」をご参照ください (^o^)

暑かったり、寒かったり……一日に四季があるニュージーランド

2012年01月27日 | 自然現象(気象、地震、雪崩)
 今年の夏は幸先がひじょうに良かった

 例年ならば、春の嵐が吹き荒れて天候不順になりがちな11月から安定した夏型の気候が始まり、ここ数年は肌寒くてしょぼいことが多かったクリスマスが夏の陽射しにあふれ、お正月の時期も素晴らしい青空が広がっていた。ニュースでは、ニュージーランド沿岸に発生したラ・ニーニャの影響で、特に南島では暑く乾燥した夏になるだろうとの予測。暑さと圧倒的な雨不足で庭の芝生が茶色くなりはじめ、慌ててスプリンクラーで水を撒いたりしていたほどだった

 それが今月の中旬になって、いきなり季節外れの寒波が訪れた 2週目の週末には、ハウスメイト二人と一緒にグリーンストーン・トラックの猫かぶりのところに遊びに行ったのに、



肌寒くてが続き、山はうっすら雪化粧




計画していたウォークをすっぱりとあきらめ、ねむりねこは読書とトランプをして帰ってきた。この夏は天候がいいのに、なぜか外遊びとは縁が薄いな 

 そんな悪天候の中でも、釣り師のハウスメイトは「どっちみち濡れるのは一緒」と釣りに明け暮れていたのだから、まったくもって頭が下がる 



グリーンストーン渓谷を悠々と流れるグリーンストーン川は、レインボートラウトの釣り場として釣り師には垂涎の的。あまりの人気の高さに、漁場は真夏の二ヶ月(2月と3月)は完全予約制となる。歩く人間にはさっぱり分からないのだが、彼に云わせると「この川はのようだ」とのことで、駐車場への帰り道には次回またやって来る計画を練っていた。

 歩いてて気がついたのは、昨冬の記録的な大雪のせいでトラックの損壊がひどいこと 




凄まじい量の雪が木々に降り積もり、重さに耐えかねた木の枝が根元から折れたり、重なり合って倒れたり、場所によっては30本ほどの木々が倒れてトラックがメチャメチャになっていたという 夏のトランピングシーズン前に、地元DOCのバックカントリーチームが倒木を一斉に除去してくれたので安全に歩ける状態ではあったけど、以前の姿を知る者の目にはいまだ充分にショッキングである。そんななかでも野鳥たちはとても元気で、カカリキ/イエロー・クラウンド・パラキート(キガシラインコ)を帰り道に目撃した



 余談になるけど……その週末は、トラはこの家に来て初めて一人でお留守番を体験した。



一般的に、ネコはイヌに比べて独立心が強いから放っておいても大丈夫、と云われるんだけど、トラは全く正反対の性格。子犬のように人に良くなつき、に置いてきぼりにされるのを好まず、外出から帰宅するとそれはそれは甘える トラは飼ってた人に捨てられた経験があるから、周囲に人気がなくなるとまた捨てられちゃうんじゃないか、と心配になるのかもね。可哀想に思って、毎日必ず誰かがにいるようにしてきたんだけど、大人のネコなんだから留守番にもちっとは慣れてほしいよね、というワケで、トラのことを良く知る友達に一日に一回、様子を見にきてくれるようお願いした。



 2日後にグリーンストーンから帰宅したら、案の定「お帰り、お帰りぃ~」とかなり甘えてきたけど、「人恋しくて、心細くて死んじゃいそうだよおぉ」といった感じではなかった。お世話してくれた友達も「いつも以上に寂しがっている様子はなかったですよぉ」と言ってるし、な~んだ、トラもやればできるんじゃん 

 話を元に戻して……それからしばらく夏の暑さが戻って、大好きなヒマワリが花を咲かせた



 よぉしそうこなくっちゃと嬉しかったのも束の間、この前の週末、そして昨日と相次いで南極から寒波の直撃を受けた 天気予報では午後から風雨が強まり、気温もとのことだったんだけど、昨日は朝から青空が広がっても強く「これでホントに寒くなるのかなぁ」と首を傾げてしまった。

 しかし、それから天気は律儀にも予報通りに変わったのだった。日中の最高気温22.1℃から急降下して3.4℃まで下がったようで、朝起きたら山々がうっすら雪化粧していた。この国の気候は「一日に四季がある」といわれるけど、まさにその言葉通りに昨日の日中はに短パンで過ごし、夜はフリースのジャケットを着込んだ。この国に暮らして15年になるけど、変化の激しい海洋性気候にはいまだ驚かされるばかりなのよね

 明日は猫かぶりと日帰りで歩きに行く予定 予報によるとまた夏型の気候が戻るらしいけど、気温の変動に風邪を引かないように気をつけなくちゃ。

 来月は4週間、北島のコロマンデル半島のある場所へ、ヨガ指導者になるための講習を受けに行くので、しばらくブログはお休みします。もし、その前に時間があれば、明日のトランピングをアップするかもしれないけど、できない場合は3月にお会いしましょう
 


アオラキ・マウント・クック国立公園 タスマン氷河に大異変!!

2010年08月29日 | 自然現象(気象、地震、雪崩)
 アオラキ・マウント・クック国立公園にあるニュージーランド最大の氷河、タスマン氷河(全長27km、幅4km)に大異変が起きた。

 1週間ほど前に、氷河終点に近いの巨大な裂け目から、三千万~五千万トンの氷が崩れ落ちて、最低でも20もの見事な氷山がタスマン氷河湖に浮かんでいる。それまでにも充分印象的だった地形が、いっそう劇的で壮観さを増している。

 まずは、氷が崩れ落ちる前の風景を(撮影8月14日)。氷河を正面から見ると、



氷河の拡大



氷河湖の景色

 

 
 氷が崩れ落ちた2~3日後、8月24日の模様。写真は氷河正面、氷河の拡大、氷河湖の景色の順。







「ここは南極の海かしら」と思いたくなるほど、氷山だらけの氷河湖に化していた……













 そして、これが今日(8月29日)の模様。昨晩、かなり冷えたので、湖の水(融氷水)がシャーベット状になっているのが面白い。












春の雪なのか、まだ冬だったのか

2009年09月02日 | 自然現象(気象、地震、雪崩)
 判断に迷っている。

 8月は、暖かくてダウンジャケットなしでも過ごせた日も多く、天気が変わりやすくて雨の多い(山間部は雪だったけど)陽気だったし、気象図の気圧配置を見てももう春のそれ。だから、ああもう冬は終わったのね、と思い込んでいたし、そんな内容の投稿もした。

 しかし、である。今月に入って(まだ2日しか経ってないけど)寒いこと、寒いこと。外に出る時は、ダウンジャケット、毛糸の帽子、シープスキンのブーツ(アグともいう)の「冬のお出かけ3点セット」が復活、今朝なんか雪が降ってて  



 住宅地に雪が舞ったのは、5月以来のことだったように思う。確かに、前の晩の天気予報では雪になると言っていたような…… でもこの国の天気予報は話半分に聞いておいた方がいいこともあるので、「はいはい」ってな感じで受け流してた。

 8月の末には、町のあちこちに植わっている、サクラやモモの類の樹のつぼみが膨らんで、花びらの先っちょが顔を出してるのもちらほらで、ニコニコ顔のねむりねこだったのに。


 この寒さが、まだ数日続くらしいってことは…… 



異常気象と、去りゆく冬と、新型インフルエンザ

2009年08月20日 | 自然現象(気象、地震、雪崩)
 冬のベン・ロモンド(2009年6月28日撮影、本文とはあまり関係ないけどキレイでしょ?!)夏の写真はこちら。




 このところ、冬とは思えないほど暖かい毎日が続いている。つい最近、職場の仲間と、この話題から地球的規模の異常気象の話になり、

「夏が寒かったり、冬が暖かかったりなど、今の時代を生きるわたしたちは、これまでになかった不規則で、不安定な気象パターンをたくさん経験することになるのかもね」

という意見に落ち着いた。この異常気象、人的要因もあるだろうけど、氷河期や温暖期を繰り返す地球の活動周期によるもののような気がしてならない。

 そもそも、地球の長~い歴史を365日で例えると、人類の歴史は12月31日の午後11時59分あたりだといわれているから、人類の英知がどれだけ研ぎ澄まされようとも、地球のナゾを解明するには遠く及ばなくてもいたしかたないだろう。地球の温暖化防止に対策を練ったり、その歯止めにできることをするのはとっても、とっても大切だけど、過剰反応や、これによる不安やパニックを引き起こすことなく、「地球さんの虫の居所のせいかもしれないから、まぁ仕方ないよね」とありのままを受け容れる余裕も忘れないでもらえたら、な~んて思うのは呑気なねむりねこだけだろうか。


(ベン・ロモンドの頂上より。撮影日同じ。)




 この冬は到来が早く、山間部では5月(北半球の11月に相当する)からまとまった量の雪が降リ始めた。例年、これだけの量の積雪があるのは、早くても6月ぐらいからだから、スキー場関係者は大喜びだった。6月はとても寒くて、ストーブにどれだけ薪を放り込んでも、なおうすら寒いことが多かった。
 厳しい寒さの続く頃、新型インフルエンザの流行がニュージーランド国内でも話題に上り始め、の勤める某省でも、一時期はインフルエンザ対策の省内メールが、本省や地方局から毎日のように送られてきて、われら職員が少々ウンザリ気分になったある日のこと。総務からこんなメールが届いた。


「新型インフルエンザ情報: 朝起きて、こんなカオだったら出勤は控えましょう」




 わはははーーっ!! イライラ、ウンザリ気分を一掃するタイムリーヒット さりげないことだけど、こういう気の利いたジョークの使い方を心得てるあたり、「この国で、この人たちと一緒に働いていてよかったなぁ」と思う瞬間だった。

 わが家の暖房は薪ストーブがメインなので、ひと冬で大体7㎥の薪を使うのだけど、5月、6月と毎晩ガンガン燃やし続けたので、このままでは冬の終わりまで持ちそうになくなってきた。
「風邪だの、インフルエンザだの流行ってて、家の中は暖かくしてた方がいいんだから、さっさと追加注文しちゃおうよ!」
とかなり焦り気味のに対して、
「寒くなったのが早かった、ってことは暖かくなるのも早いかもよぉ。買わなくても何とかなるんじゃない?」
と余裕の猫かぶり。同じネコでも寒さに対する感覚が違うのだと思うことしきりだったが、結局、7月の中旬に追加で3㎥の薪を注文した。

 そうしたら8月になっていきなり寒さが緩み、日中は春のようなポカポカ陽気のことも。まだ夜は火が必要だけど、たくさん燃やさなくても寒くないので、薪の消費量はここにきて一気にダウン。
「ほぅら、買わなくてもよかったんじゃん?」と勝ちほこった顔で猫かぶり 


(そしてまた、ベン・ロモンドの頂上より。そうです、好きなんです




 スキー場はどこも雪がたーっぷりで、スキーヤーとボーダーはホクホク顔だったこの冬。一方では、各地で異例ともいえる雪崩の事故が相次いだことも記憶に新しいが、このところは山岳雪崩警報レベルはModerate(5段階の下から2番目)に落ち着いている。
 完治の見極めが難しいメニエール病持ちで、念のため今シーズンはスキーを諦めたにはちと悔しい冬だったから、とっとと寒さが緩んで春・夏が早くやってくる異常気象なら大歓迎だにゃ~ (←ネコならではの勝手なリクツ) 発病から約1年が経過した今、病状はトレッキングには支障のないレベルに回復してるので、「長く暑い夏になって、冬のうっぷんを晴らせたらいいなぁ」と今から心待ちにしている。

 最後に、理想的な夏の日のひとコマ。友人たちとグレノーキーのアルフレッド山(Mt Alfred, 1375m)を楽しくトレッキング中。


 

 そして、山頂で。みんなでジャンプしたんだけどうまく撮れなかった。でも愉快だった




 こんな日が、もうすぐやってくる……




雪崩の影響 その後 死亡事故とミルフォード・ロードの閉鎖

2009年08月04日 | 自然現象(気象、地震、雪崩)
 先日のこの欄で、現在雪崩の危険性が、大変高くなっていることについてふれましたが、その後さらに積雪が続き、危険は増すばかり…… ついにクイーンズタウン近郊でも、一昨日、スキー場のエリア外(オフピステ)で滑っていたスノーボーダーが、雪崩に巻き込まれて亡くなるという、ひじょうに残念な事故が起きてしまいました。

 この事故について、ニュージーランド山岳救助隊(Land Search and Rescue New Zealand)の総責任者のコメントがふるっていました。(原文参照はこちら)

「人々のこうした(危険なエリアへと踏み込んでいく)冒険心や意気込みは、むしろ自然で賞賛されるべきものであり、その結果がこういった事故につながるのは、大変な悲劇だ。しかしここから導かれる教訓は、危険を回避すべきということではなく、もっと分別をもって危険の見極めをすべき、ということ。危険を犯すかどうかは、社会ではなく、個々人の判断に任されるべきである」

 自己責任、個人主義(利己主義ではなく)、合理主義、の通念が広く浸透している、「大人社会」ニュージーランドの良い面が表れていると思います。

 話変わって、先週金曜日の午後から、雪崩によって閉鎖されたままになっている、ミルフォード・ロード。ニュージーランド随一の観光地ミルフォード・サウンドへ通じる唯一の道ですが、さらなる雪崩で、まだ閉鎖が続きそうです。今日のニュースでもその雪崩の模様が紹介されていましたが、被害の大きい区間では、雪崩による5m近くの雪と、倒木、岩でメチャメチャになっているようです。現在開通に向けて、急ピッチで除雪作業が進行中とか。幸い明日から当分お天気が回復するようですので、一日も早い開通を期待したいです。

自前の写真がないので、テレビ局のウェブサイトの関連記事欄のリンクを添付します。下記リンクをクリックすると、3枚の写真が見られます。一番左が雪崩で倒壊した森林、まん中が雪に埋もれたホーマー・トンネルの入り口、右が2回目の雪崩で積雪が5mを記録した道路(それぞれの写真をクリックすると拡大されます)。どの写真もすごい迫力で、自然災害の恐ろしさを思い知らされます。

TV 1 News: Avalanche Debris Closes Road to Milford

 では、また!!

雪ふんわりの冬山、楽しかったり、恐ろしかったり…

2009年07月29日 | 自然現象(気象、地震、雪崩)
 猫かぶりです。先週から、雨模様の日が多くなっているニュージーランド全域ですが、これが山々では雪になり、たくさんの新雪が積もっています。おかげでスキー場は絶好の状態で、クイーンズタウンもハッピーなスキーヤー、スノーボーダーで賑わいを見せています。


          コロネット・ピークスキー場

 8月21日から30日にかけては、ウインタースポーツの総合競技会、「ウインター・ゲームス」がクイーンズタウンを中心に開催されますのが、良いコンディションで実施できそうで、ますます楽しみになってきました。

 しかし雪が多すぎるのも考えもの。このところの天候不順(雨、風、日中の温暖な気温)とあいまって、これを投稿している今現在、クイーンズタウン周辺の山々では、雪崩の危険性を示す山岳安全協議会(New Zealand Mounain safety Countil)の「山岳雪崩警報」のレベルが、5段階評価の上から2番目の危険度の"HIGH"になっています。具体的には「山の積雪が緩んでいるため、自然および人的要因による雪崩がほぼ発生する」という状態を指します。この辺でHIGHの危険度になることは珍しく、実際あちこちで雪崩が発生しています。スキー場では、雪崩のコントロール作業が行われているので安心ですが、それ以外の区域へ行く時は、細心の注意が必要。先週はクライストチャーチ近郊の山でヘリスキーを楽しんでいたオーストラリア人男性が、雪崩に巻き込まれて死亡するという、残念な事故も起きています。

ダート・トラックにて。夏山の雪崩の連続写真です。






 猫かぶりはツアーガイドの仕事で、この時期よくミルフォード・サウンドへ出かけますが、数日前1週間ぶりに行って見て、その景色の変わりっぷりに、唖然としました。道路のすぐ脇にまで迫ってきた雪崩の跡は迫力満点。雪化粧した山々は、いつにも増してきれいでした。でも、冬山トレッキングはしばらくお預けですね。



M7.8の地震!!

2009年07月25日 | 自然現象(気象、地震、雪崩)
 再び猫かぶりです。私の仕事は、夏はハット・ウォーデン(Hut Warden, 住み込みの山小屋のレンジャー)、冬はツアーガイドをしています。夏の間は家を空けることが多いのですが、冬の間は在宅しているので、これからもちょくちょくブログに登場する予定です。 

 去る7月15日の水曜日、ニュージーランドの南島南部で、今年起きた地震としては世界で最大の、マグニチュード7.8の地震が発生したことは、日本でも大きく報道されましたので、まだご記憶の方も多いかと思います。発生地点がフィヨルドランド国立公園のダスキーサウンド沖合いという、半径100キロ内にほとんど人が住んでいない、とても人里離れた地域だったこともあり、これといった大きな被害は特にありませんでした。私もその時は、震源から約150キロ離れたクイーンズタウンの自宅で寛いでいましたが、揺れはハッキリ感じたものの、実感としては震度2~3程度。ただ、やけに長く揺れていたのを覚えています。

 その後約10日の間に、100回以上の余震が続きましたが、それも少しづつ収まってきています。しかし最近のニュースで、今回の地震の結果、なんとニュージーランドがオーストラリア方面へ30cm移動したという情報が! 改めて今回の地震の規模の大きさに驚くとともに、被害が最小限で済んだことに、感謝の気持ちでいっぱいです。

 ところで私達にとっては、一般の住宅被害とはまた少し異なった心配事もあります。

 全国の国立公園を管理・保全しているDoCでは、野山を歩くトレッキング・コースの整備、補修も大切な役割。そして今回の震源地の近くには、ダスキー・トラックという、人気トレッキングコースがあるのです。幸い今はちょうど真冬のため、入山者はほとんどどいない状態ですが、地滑りなどでコースが寸断されたり、途中の山小屋などが損傷していないか、気になります。



 今でもハッキリ思い出すのは、2003年8月に起きた地震後の被害。震源は今回とほぼ同じ場所で、マグニチュードの規模は今回より小さかったのですが、揺れは多少大きかったでしょうか? やはり人的な被害はほとんどどなかったんですが、地滑りがあちらこちらで発生。世界的に有名なトレッキング・コースのミルフォード・トラックの約5%(2km)が失われるなど、山奥では多くの傷跡が見られました(写真上)。今回の地震の影響も、おそらくこれからおいおい、レポートが上がってくることでしょうが、あまり大きなダメージを受けていないことを願います。

異常気象の夏

2009年02月21日 | 自然現象(気象、地震、雪崩)
<写真:タズマン氷河の氷河湖、アオラキ/マウントクック国立公園にて>

 今年の夏は、本当に尋常ではない。

 ニュージーランドの2月は、北半球の8月に相当する盛夏。清々しい青空に黄金色の日差しが眩しく、湿度は低くカラッと暑い日が続くのが普通なのに、今日の最高気温は14℃で一日中ジトジトと雨降り。こういう日が珍しくないから、夏が来たという実感をあまり持てない。
 
 例年、春から夏にかけて(10月終わりから12月頃)は、季節の変わり目特有の不安定な天候になり、クリスマスか新年あたりから夏の日差しが燦々と降り注ぐ毎日が続く。しかし今シーズンは、夏に入ってもまだこれを引きずっていて、ここからもっと西にあるフィヨルドランドを中心に、大雨警報がやたらと多く発令されている感じを受ける。

 確か12月あたりに、Met Service(ニュージーランドの気象観測機関)が、タズマン海でラ・ニーニャが観測されたので、これからは乾燥した暑い日が長く続くと発表し、私達は大喜びしていたのだけど。いざ蓋を開けて見ると、乾燥して暑いのは、海の向こうのオーストラリアだけで、大変気の毒なことに大規模な山火事まで発生している。

 またその一方では、去る1月末に5~6年振りにマウント・クック/アオラキを訪れた時、タズマン氷河の氷河湖が、びっくりするほど大きくなっていた。以前は、とても小さく、湖面には氷河など浮かんでいなかったのに、今では小さな船に乗って遊覧するツアーまで組まれている。ほんの数年でこの差とは……

 地球の温暖化については未知の部分が多いらしい。地球が誕生してから今までの期間を一年と例えると、人類の歴史はまだ一日にも満たないのだから、地球の寒暖サイクルについて、知らない部分の方が多くて当然なのかもしれない。だから、巷では地球温暖化対策について取り沙汰されていても、それらの対策が効果を上げてほしいと願う反面、果たしてどの程度有効なのだろうと疑問にも思ってしまう。

 いずれにしても、本来四季の移り変わりを感じられる場所で、それを感じられなくなってしまうのは寂し過ぎる。特に、日本の5~7倍の紫外線も何のそので、夏の日差しの下でアウトドア・ライフを楽しみたい私達にとっては。

 今からでも全然遅くないから、暑い夏の日差しよやって来~い!!

 おまけ。タズマン氷河湖で朝日を浴びた山の峰がとてもきれいだったので……