このところ、暖かい春の陽気が戻ってきたおかげか、少しづつ体調の回復してきたねむりねこ
です。
メニエール病を患ううちに、健常人の3分の1ほどにまで損なわれた平衡感覚のリハビリ治療を受けるため、数日前に車で片道3時間のダニーデンに行った。
クイーンズタウンはいわゆる「僻地」なので、何か複雑な病気や怪我をすると、都会の大病院に行かなくてはならない。こういう面倒臭いことはイヤなんだけど、きちんと治しておかなければ、きっと夏のアウトドアライフが楽しくなかろうと思い、猫かぶりに同伴を頼んで1泊2日で行くことにした。
泊まった宿は、
ヒュームズ・コートというB&B。可愛いネコがいるので
らのお気に入りの宿である。今回泊まったのはPersianという部屋で、中に入るなり「ジミー」という猫がちゃっかりとくつろいでいるのを見て大ウケ
「ジミーはこの部屋の椅子がお気に入りなんだけど、ジャマだったらいつでも追い出してくださいね」と言われたが、ネコ好きには願ったり叶ったりのシチュエーション。
ジミーはネコとしては大型でとても人懐っこい。こういうところに飼われていたら、入れ替わり立ち替わり人が出入りして気が休まらないだろうに、すねたり、ひねたりする様子もなく、部屋の中で
たちを追っかけて回る、とっても無邪気なジミーだ。
ヒザの上にジミーを乗せて読書をする。眠りが深くなるほどに、だんだんとヒザからずり落ちそうになるジミー。こんな様子を可愛いなぁ
と思う反面、面識のない他人に対して、ここまで無防備になってしまって大丈夫なのかしら、とちょっと心配になったりもする。
翌朝、病院へ行くまで時間があったので、世界一の急坂ボルドウィン・ストリートへ行った。この坂は自由に歩いて構わないのだが、閑静な住宅街にあるので、住民の方々のご迷惑にならないようにするのがマナーだ。
聞きしに勝る、すさまじく急な坂である
しかし、大した距離ではないので、てくてくと登ってみることにした。坂をのぼり始めると、こんな説明書きの看板が。
坂道の途中に建っている家の「ガンバって建ってんだぞぉ
」と言わんばかりの佇まいがちょっと微笑ましい。
頂上まで登り、小休止の後、来た道をてくてく下りる。
ふと横を見ると、日向の窓辺で置物のようになっているネコを発見。古い造りの可愛らしい家と茶色いネコが、いい感じでマッチしていたのでパシャリ
このネコさん、
には暖かい日差しに嬉しそうに目を細めてるように見えたんだけど、猫かぶりには「ガンつけられた」ように見えたとか。これをご覧のあなたにはどんなふうに見えますか?(写真をクリックするとネコが拡大されます)