大変ご無沙汰になってしまったこのブログ。
半年以上更新しなかった理由はズバリ、ねむりねこ
がいじけていたからである
だって、こちらの夏の時期に出掛けた野山が何とゼロだったんだもの
こちらに移り住んで17年になるが、病気や怪我でもないのにこんなって初めてで、ショッキングな事態である
去る12月に新しい仕事に就き、研修期間の2ヶ月ほどの間、本業であるヨガ教室と両立させるために休日がなくなったこと。そして、2月上旬から日本から父が1ヶ月ほど遊びに来たり等々。
あれこれやっているうちに、あらら、気がついたら暦上の秋である3月も半ばを過ぎていて
それから時間を見つけて計画を立てるも、ことごとく悪天候
に祟られて中止を余儀なくされ……
一方では近しい知人・友人達から、
「先日は○○へ行ってね
いやぁ、楽しかった~
」
「次はね、兼ねてから狙ってた
を歩くんだぁ
」
な~んて話しを次々と聞かされるばかりで、会話に入れない
いいんだ、長く生きていりゃこういうこともあるさ
こんなことが夏の間中続き、とうとう羨ましいのを通り越してすっかりいじけてしまったのだった
しかしである
ブログを続けていて思わぬ楽しいことがあった
今日はそのお話を……
今から4年近く前の投稿記事「
花盛りのエコガーデンにいそしむ その1」で庭にはびこるタンポポの駆除について書いた。
それから約3年後になる昨年11月のある日、この投稿をウェブ上で発見したある出版社の方から
にメールが届いた
子供向けの「タンポポの本」を編集中で、ブログにあった「タンポポ抜き」の写真をもらえないか、とのこと。まったく予想もしていなかった反応に、ビックリするやら、嬉しいやら
ブログで使った写真の解像度の高いものと、タンポポ抜き全体の写真を送った。
それから何回か
のやり取りを交わした。編集担当のOさんはとても丁寧な方で、タンポポ抜きに関する数行の説明文に私の細かい注文を取入れて下さったり、本が完成したら見本誌を一部、わざわざニュージーランドまで郵送する約束までして下さった
そして4月頃、その本が届いた
小学生が対象の本だけあって、写真をふんだんに使ってビジュアル的に分かりやすい。
身近だけど意外と知らないタンポポの生態について詳しく書かれているのはもちろんのこと、江戸時代には庶民の間でタンポポ栽培が流行ってた、なんてちょっとトリビアっぽい情報も。で、当時栽培されていた36種類のタンポポの人気番付を紹介してあったり等々、大人が読んでも知的好奇心が刺激されてとても楽しい一冊だ
件のタンポポ抜きの記事はこのページにある。
その部分を拡大すると……
もっと詳しく読みたい人は、
ポプラ社『ぜんぶわかる!タンポポ』を読んでね
何の気なしに書いたことが、こんなステキなご縁に繋がるとは…… 古人の言った通り、縁は奇なるもの。そして何とも味のあるものだ
この場をお借りして、ポプラ社の小原さん、どうもありがとうございました