黒駒 寺社参拝記

畿内を中心とした寺社参拝記です。主に西国三十三所や聖徳太子霊場を巡礼中です。

西国第十四番 三井寺(園城寺)ご本尊開帳参詣

2009-11-21 21:57:38 | 西国三十三所巡礼
昨日と今日はちょっと精力的に寺院巡りをしました。昨日は朝から大津の坂本と三井寺に行って
昼からは京都国立博物館で「日蓮と法華の名宝」を鑑賞した後に、青蓮院門跡でご開帳中の
青不動明王を拝観。今日も朝から奈良の長谷寺と法起院にお参りしたあとに奈良市に入り
興福寺南円堂もお参り。連日午前3時半起きの強行巡礼です。順次書いていきますね。まず今日は
昨日参拝した三井寺から。

紅葉の季節ですから、今回は最初に紅葉の名所である滋賀県大津市の坂本へ行きました。
ここへは今年の5月に滋賀院門跡を訪れています。記事1 記事2

滋賀院門跡勅使門。坂本地区は一帯が紅葉の名所で日吉大社は湖国一をうたっています。


このあと大津の三井寺へ。こちらも紅葉の名所としても有名です。仁王門は室町中期の宝徳4年(1452)
の建立で当地へは慶長6年(1601)に移築されたものです。重要文化財です。


仁王門を入って石段を登れば金堂が現われます。以前参拝の時は修復中でしたのでその全貌を見ることが
できませんでしたが今回はその優美な姿を見ることができました。豊臣秀吉正室の高台院により慶長4年(1599)
に再建されました。国宝です。


この日は曇天の時が多くてせっかくの綺麗な紅葉も写真にとるとちょっと暗く写ってしまいがちでした。
なんとか晴れ間を見て撮影しましたけど。奥にあるのは一切経蔵。室町初期の建築で元は周防国にあった
ものを毛利輝元が慶長7年に移築寄進したもので重要文化財。


唐院と呼ばれる区域には(智証)大師堂・潅頂堂・三重塔があります。三重塔は室町時代の建築ですが
元は大和国(奈良県)の比蘇寺の塔で慶長6年に移築されたものです。比蘇寺といえば現在は
世尊寺と寺名を変えていますが聖徳太子霊場のうちのひとつですね。参拝記はコチラにあります。




さて広い境内にはこの他にも釈迦堂(修復中)や毘沙門堂など多くの諸堂がありますが、位置的には金堂と
対に西国第十四番の観音堂があります。今回の主たる目的は31年ぶりのご開帳になるご本尊如意輪観音の
拝観です。ご本尊の前には白い布が垂れているので、拝観するのには200円の拝観料を納めます。
内陣に入るとご本尊を間近で拝観できます。大変気品のあるお顔立ちで某掲示板では綾瀬はるかに
似ているとの評判もありますがどうでしょうかね?平安時代の作で重要文化財。33年に1度しか
開帳されない秘仏ゆえか金色も多く残っていますね。パンフレットの写真です。






黒駒思いのままの記」←こちらも見てやってください。

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