黒駒 寺社参拝記

畿内を中心とした寺社参拝記です。主に西国三十三所や聖徳太子霊場を巡礼中です。

男の和服 その2

2005-12-18 15:11:27 | Weblog
現在において「和服」と一般的に称する着物は男物も女物も江戸期からの武家・庶民の日常着をほぼ踏襲してきているものです。他方で古代より細々と続いてきたものに「有職装束」というものがあります。これは京都の天皇以下の貴族が連枝と着してきた着物でいわゆる「束帯・衣冠・直衣・狩衣・十二単・小袿・・・」と呼ばれる種類のものです。簡単にいえば「ひな祭り」の人形たちがきているもので、現在では皇族が儀式の際に着するのと神職がきています。これは一般的和服とは異なり、とても色鮮やかでいろんな文様がちりばめられたまさに「貴族」の着物です。多種多様な文様はそれだけを見ていても飽きることはありません。

僕は以前からこの「装束」に大変興味があって、ついに一昨年には「狩衣」といわれる装束を一領(単位)購入してしましました。京都には装束店がありそこに出向いて仕立て前から店主の方といろいろ話し合って誂えてもらったものです。でもこれは「羽織袴」と違って日常的に着て外出することはほんとに奇異な目にさらされることですので、一度袖を通しただけで今は押入れにしまいこんであります。装束イベントなどもあるようですが、まあ僕がこれを着てでることは今後ないでしょう。持っていることだけで満足です。高い買い物でしたけどね。今日はその姿で撮影した写真をUPしますw

【今日は何の日】

1969年12月18日 イギリス国会において死刑を永久廃止とすることを決める

死刑制度についてはまた別に述べる機会もあると思うので今日は書きません。