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黒駒 寺社参拝記

畿内を中心とした寺社参拝記です。主に西国三十三所や聖徳太子霊場を巡礼中です。

SL列車初乗車 大井川鐡道

2016-05-24 23:52:10 | 鉄道旅
静岡の大井川鐡道にいってSL列車に乗ってきました。
正直、SLにはさほど興味がなくてそもそもSL世代じゃないし、SLが牽引する貨物列車を
家の前を通る貨物線で見たような記憶がうっすらとあるぐらいで、今回の大井川鐡道での
目的もSLというよりSLが牽引する「旧型客車に乗りたい」でした。

前の日は22時頃まで仕事。家に帰ってすぐ寝て5時半起床の6時半家出発。京都から9時前発の新幹線に
乗ってしまえば11時前には大井川鐡道のある静岡県島田市の金谷に到着。はやいね~♪
SLは新金谷と千頭の間を1往復していますが、新金谷発は乗る人が多いのでこれはパス。
金谷駅からSL停車駅である家山駅まで行きます。ここで到着発車のSLを撮影するために下車。


この日は家山駅から乗車の団体客もなく小さな駅舎はひっそり。昭和感たっぷりでいいね~。ちなみにこの写真、
今回買ったカメラ(ソニーα5100)での初ショット。


家山駅の側線に京阪のテレビカー。停まってた。廃車待ち? そのテレビカーの側を蒸気吐きながら入線。
C56の44号機、思ってよりちっこかった・・・。でもさすが迫力あるね。この駅で団体客がどっと下車。


C56を見送ってから25分後に千頭行き普通列車に乗車して千頭まで。先着していたC56は入換作業&転車を
するところでした。


転車台で方向を新金谷行に変えて待機。このC56 44号機は昭和11年生まれの御年80歳。大東亜戦争のときに
タイに送り出されて昭和54年に帰国したという歴史のある釜。今回はこのSLの列車に乗ります。


発車まで待っていると汽笛の音が・・・。見ると団体臨時列車が入線。C10の8号機。これは見れてラッキーでした。


さていよいよ出発のとき。乗車する客車は「オハ47 380」 この客車は国鉄時代には「オハ46 380」として
福フチ所属で山陰本線やうちの地元あたりを走っていた客車なので、もしかしたら子供の頃に乗っていた
可能性はある! ちょっと悲しいことにトーマス仕様でオレンジ塗装されちまったけど・・・。昭和29年生まれの62歳。




すっごい懐かしい匂い。すぐに思い出した。子供の頃乗っていた客車の匂い。JNRマーク入りの灰入れと栓抜きも健在!


14時54分発。C56の汽笛とともにガクン・・・ゴトリ・・・ガシャーーーンとゆっくり動き出す。自動連結、線路のジョイントの音に
C56の蒸気の音が加わって、これぞ昭和!昭和の音。ローカル線に1両の電車をもってして郷愁などど今は言うが、それは違う。
長編成の客車列車こそが鉄道の郷愁なのだよ!!

この日は平日でしかも新金谷行き列車なので、正直ガラガラ。乗った車両にも自分を含めて5~6人、他の車両も同様。
ガラガラの長編成の客車・・・。30年前に完全にタイムスリップですわ。胸熱半端ない。


1時間ちょいで新金谷駅に到着。新金谷駅にはこれも団臨のC11の227号機がおりました。


このあと入換や転車台を見て初日の日程を終え島田市のホテルに泊まりました。


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国鉄の匂いの残る四日市駅周辺とDD51機関車

2015-12-20 13:38:36 | 鉄道旅
今回の伊勢神宮参拝の前日にもう一つの目的であったJR四日市駅周辺でのDD51牽引の貨物列車
動画撮影に行きました。行ったのは四日市駅、富田(とみだ)駅、末広橋梁の3ヶ所です。

四日市は日本有数の工業地帯。その中で石油輸送やセメント輸送に貨物列車が使われ、今や定期輸送としては
この関西本線でしか見れないDD51機関車がディーゼルエンジンの轟音を響かせて牽引しているのです。




JR四日市駅は昭和35年の竣工。駅舎探訪のブログやサイトではおなじみですが、四日市の駅といえば近鉄四日市駅が
栄えていて、JR四日市駅は斜陽の感じが否めない。旧時代的な外観の駅舎は大きいけれど人はまばらで廃墟感すらある。


駅前も同じく・・・。


四日市駅の隣の駅、富田駅はJRの駅であるとともに三岐鉄道の貨物駅。太平洋セメントの藤原工場(三重県いなべ市)
で製造されたセメントを積んだタンク貨物=タキがED45に牽引されてこの富田駅に入り、ここでED45からDD51に
付け替えられて四日市~四日市港湾の出荷センターに行くのです。富田駅構内のED45とタキ。


富田駅には国鉄時代の貨車ワム380152がひとりぽつねんといる。




四日市駅からセンメト出荷センターへの途中には末広橋梁という国内で唯一となった可動橋がある。貨物列車が通る時
だけ下降して線路がつながる橋である。この可動橋は重要文化財に指定されている大変貴重なものである。




くろこまの住む舞鶴市にもかつて「舞鶴港線」という港湾貨物線があり、その線路の脇に住んでいたのだが
その先に可動橋があり、1日1往復の貨物列車が渡るときに橋が降りていた。可動橋の形態は違うけれど
港湾貨物線、ディーゼル機関車、可動橋・・・という風景が子供の頃いつもみていた風景だった。


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最後のラストラン 1日限りの381系特急あさしお&再び城崎温泉寺

2015-11-29 17:47:28 | 鉄道旅
10月30日をもって近畿の381系特急の定期運行が終了したわけですが、昨日11月28日に旅行会社の企画で
「ありがとう381系国鉄色の旅」というのがあり、それをもっておそらく本当に最後の381系ラストランと
なりました。しかもこの日はかつて京都から北近畿を走った特急あさしおのヘッドマーク幕を復活させての
走行ということで、これは行かねばならないと思いひと月ぶりに再び城崎温泉へと向かいました。

特急あさしおは大変思い出深い列車です。小学生の頃列車大好きだったくろこまは西舞鶴駅に1日のうち
たった1往復しかない特急あさしおを夏休み中は毎日のように見に行っていました。当時のあさしおは
気動車のキハ181系。幕は白地に「あさしお」とだけ書かれた素っ気ないものでしたが(のちにヘッドマークが
できた)、それでも舞鶴唯一の特急ということで胸ワクワクしたものです。その後電化によるダイヤ改正で
1996年(平成8年)に廃止されたのですが、昨日1日限りの復活、しかも電化によって廃止されたあさしおが
381系として走るのですからなんとも感慨深い気持ちです。



もし電化後も電車特急として「あさしお」が残っていたらこういう姿だったんだろうな・・・。








天候が大変怪しかったのですが、列車が到着して回送されるまでの間はなんとかもちました。そのあと1時間ほど
時間があるので、再び温泉寺へ。行く途中についに雨が降ってきましたが今回は本堂まで上りました。






そのあと豊岡駅に移動。ツアーは夕刻に再び城崎温泉を発車して京都へと行くので、特急あさしおはそれまで豊岡駅に待機です。


豊岡駅には側線に381系車両が4両×2の8両置かれていました。カーテンは閉められて幕はもちろん「回送」。
おそらく廃車回送を待っているのでしょう。381系がこのあとどうなるのかは正式発表がありませんが、
そのほとんどは廃車となるみたいです。廃回は通常、機関車が牽引しての回送なのでこの381系車両のパンタが
上がりモーターが動くことはなく、自走することはもうないでしょう。昨日走った車両も然り・・・。
そう思うと夕暮れの景色も相まって、たまらない寂寥を感じながら豊岡駅を後にしました。





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城崎温泉 温泉寺&381系国鉄色特急乗り納め

2015-10-26 21:57:46 | 鉄道旅
これほど晴天が続いてよいものかと心配するぐらい気持ちの良い秋晴れが毎日途切れませんけど、今日はそんな中
久しぶりに城崎温泉に行ってきました。とはいっても温泉めぐりでもなく、泊まりもせず、なにかおいしいものを
食べにいったわけでもないんですけど。

温泉寺。2年半ぶりです。今回は腰の痛みがあるので上へは上がらず薬師堂のみお参り。




ご朱印は前回西國薬師を頂いたので今回は観音さまです。達筆。


今回の主目的は鉄道です。10月30日をもって近畿を走っている特急「はしだて」「きのさき」「こうのとり」「くろしお」
の381系が廃車となってしまうのです。国鉄色を身にまとって定期運行をしているのは、北近畿を走っている
「はしだて」「きのさき」「こうのとり」だけだったのですが、それももう終わりです。かつて日本中を走っていた
クリーム色に赤帯の車両はもう臨時でしか見れなくなります。本当に寂しい。これが鉄道の宿命。この廃車を前に
乗り納めをするために今日は城崎まで来たわけなのであります。

特急「きのさき」京都行。これを見送ったあとに駅を出て温泉寺に行きました。


車両形式と製造銘板。昭和53年生まれの37才。まだまだいけそうだけどね。「日本国有鉄道」・・・また国鉄車両がなくなる。




1時間ほどの城崎散策ののち、帰路で乗車したのは特急「こうのとり」。和田山まで乗って乗り納め。アナウンス前に流れる鉄道唱歌も
しっかり聞いときました。




廃車が発表されたのが今年の春先。北陸新幹線開通で北陸地方の在来線特急が廃止されたのでそのおさがりが今度こちらに来て
381系とすべて入れ替えとなるわけです。発表されてから休みの日はあちこちで動画を撮りまくりました。つべにもうpしたので
こちらに貼っときますね。10月30日は沿線各所にて最後のお別れをいたします。








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舞鶴~出雲~サンライズ出雲で東京~舞鶴 鉄道旅3

2015-07-05 01:21:11 | 鉄道旅
日曜日は大阪のフェスティバルホールでのハンガリー国立歌劇場公演でモーツァルトのオペラ
「フィガロの結婚」を観てきました。フィガロ自体は何度も鑑賞していますが、この歌劇場公演は
初めてでした。奇をてらうことなくオーソドックススタイルの演出でどっぷりとオペラの劇中に
浸れて楽しめました。やはりオペラは最高だな。

さて本題に・・・。

第3日目:東京都内、上野→西舞鶴 全走行距離:624.4㎞ 乗車移動時間:10時間30分 乗車列車:11列車

東京→上野→市ヶ谷→上野(山手線・京浜東北線・中央総武線)
上野へは両大師堂へ行くために山手線を利用。市ヶ谷へは國神社に行くために秋葉原から総武線を利用。上野駅
近くの陸橋から線路を見おろしていたのですが、まあ次から次へといろんな電車がやってきますよね。ずっと
見てても飽きない飽きない。



上野11:50発→熱海13:47着(上野東京ライン・東海道本線
さあいよいよ帰路です。上野からは普通列車で熱海まで。長い長い15両編成なのですがそれでも乗客が多くて
混雑ぎみなのでここは奮発してグリーン車に乗りました。2階建て車両で自由席。グリーン券買って座れなかったら
もーサイアクなんですが、幸いに空席がありました。サンライズでは2階室の山側だったので、この電車では
1階席の海側に座りました。1階席は高さがホームすれすれですね。電車はE231系。





熱海14:13発→静岡15:35着(東海道本線
熱海駅ホームの自販機で今やまぼろしの缶飲料と言われるポッカのプリンシェイクを発見。即買いしました。



熱海からも各停普通列車で浜松行の211系電車。211系は国鉄時代からの電車だけど、乗ったのは5000番代のJR東海仕様車。


富士あたりでは目を凝らして富士山を見ようとしたけど、ほぼ見えず。この季節は難しいですね。

静岡16:20発→京都18:44着(東海道新幹線)
さて静岡からは新幹線で一気に京都へ・・・と言いたいところですが、新幹線は新幹線でも「こだま」です。各停ね。
こだまに乗るのはたぶん初めてかと。後発ののぞみやひかりにどんどん追い越されますね。N700系。





京都19:39発→園部20:16(山陰本線)園部20:16発→綾部21:07着(山陰本線)綾部21:24発→西舞鶴21:43着(舞鶴線)

さていよいよいつも乗っている電車に乗って舞鶴へ。221系と223系を乗り継いで最後は綾部からスタートと同じ113系。



この3日間で乗車した距離:1919.1km  乗車移動時間:31時間7分 乗車列車:18列車 すべての切符↓ 


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