『磐城誌料歳時民俗記』の世界

明治時代の中頃に書かれた『磐城誌料歳時民俗記』。そこには江戸と明治のいわきの人々の暮らしぶりがつぶさに描かれています。

陰暦12月27日  餅つき 松飾り

2008年06月06日 | 伝説
天保12(1841)年に、いわきの地に生まれ、
大正元(1912)年に没した
大須賀筠軒(おおすが いんけん)が、
明治25(1892)年に書き記した
『磐城誌料歳時民俗記』(歴史春秋社刊)を
今回もまた、紐解くこととする。

さて、『磐城誌料歳時民俗記』の陰暦12月27日の項には、
次のような記述がある。

廿七日 餅搗キ。若松ヲ迎フ。

これを現代的な表現に改めると、
次のようになるかと思う。

陰暦12月27日 正月の餅を搗き、迎春の松飾りを飾る。
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