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e-Tetsuによる「アート」と「釣り」の生活誌

新生銀行の収益構造

2004-12-28 | ◆ビジネス
新生銀行は、条件付ながら1%住宅ローンを売り出すなど、一見融資に積極的なように見える。だが、その中間決算の発表によれば、業務粗利益に占める非金利収入の割合が65%にもなる。新生銀行発足当時が15%程度というから、大きな変化である。

ちなみに、日銀の調査によれば、2003年末において大手行の非金利収益の割合は33%、地方銀行は10.7%である。

非金利収入の増大によって、貸倒れなどの信用コストの増大に怯える必要はなくなる。一方で、アプラスの買収など、収益性の高いといわれる個人向け貸し出しへの進出を果たしている。ここからが正念場か。