おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

残念というか、悔しいです。

2011年03月24日 19時36分25秒 | 家づくり
今回の大震災で何よりも優先したのが屋根瓦の崩落したお家のシート養生です。これらが一段落し、一昨日から外壁や内装の不具合でご相談をいただいているお客様宅を訪問しています。

ぼくはこれまで、一般的な家づくりに対する異和感から自然素材による家づくりや手づくりによる家づくりを推進してきました。外壁は、シラスでできた『そとん壁』や無添加住宅の『無添加しっくい』で左官屋さんがていねいに塗り上げています。室内も無添加しっくいやドイツの壁紙ルナファーザーを使用して、新建材やビニールクロスには縁のない家づくりをやってきたんです。

今でもそれは間違っていないと確信しています。もちろんこれからもずっとこのやり方を深めていきます。

でも、

でも、

残念というか、、、、悔しいです。

今回の大震災で、この、ぼくが大好きで推し進めてきたそとん壁やしっくい壁の多くが割れているんです。

『この地震ですから・・・』とお客様はおっしゃってくださいますが、新建材のお家やビニールクロスのお家の方が被害が少なく見えるという現実を目の当たりにして、ぼくはほんとうに悔しい。

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がしかし、視点を変えると、違って見えます。

そとん壁やしっくいは修繕がカンタンなんですね。もともとが無機質の素材だから劣化していない。ルナファーザーなら上からルナコートを塗布すればきれいになる。しっくいは更にカンタンです。新建材やビニールクロスは同じものが廃番になっていたりしますから修繕が困難。かえって大掛かりになってしまう。

やっぱり間違っていませんでした。ひび割れた壁を見るとお客様は落胆されますが(ぼくもです)、余震が収まる頃にまたもとのキレイなお家に戻したいと思います。

それと、大壁のお家よりも真壁のお家の方が割れが少なかったことも、ぼくがこれまでやってきた家づくりが間違っていなかったことを証明してくれました。

まだまだ先は長いです。

ではまた。

おさむ