社長の独り言

資産運用コンサルタントの社長日記です

リンドバーグ

2007-05-21 17:37:40 | 日常
「翼よ、あれがパリの灯だ」で知られる
リンドバーグが大西洋横断飛行を成功したのが
80年前の今日です。
パリでは、歓迎の群衆で大騒ぎになりました。
今でこそ、ジェット機に乗れば短時間ですが、
当時のプロペラ機では大変勇気のある
挑戦だったのです。
また、現代の様なレーダーは当然無い時代ですから、
今、自分が何処を飛んでいるかを知るのも
大変だったようです。
それこそ、夜空の星を頼りに
飛んでいたのでしょう。

80年間で、人類は大きな進歩をしました。
最新の「ボーイング787」は、その機体部品で
一番重要な主翼を日本の三菱重工業が請け負っています。
日本の技術力の高さを証明しています。
一方、こちらも最新の「エアバス380」の胴体
主翼の一部も日本のメーカーが請け負っています。
最新の技術により、強度を増しつつ、素材の重量を
極限まで軽く出来たことにより、史上初の総2階建て
旅客機が誕生しました。

リンドバーグの時代には、想像もできなかった
ことが、たったの80年で可能になりました。
現代の飛行機をリンドバーグが見たら
どんなに驚くでしょう。
一番速い戦闘機では、マッハ3ものスピードになります。
つまり、時速3,000キロということです。
リンドバーグの飛行機では、せいぜい時速100キロ位ですから
80年間で30倍以上のスピードアップをしたことになります。

一体、80年後にはどんな飛行機が飛んでいるのでしょうか?
今の私達には想像も出来ない乗り物が
出てくるのでしょう。
多分、80年後の人達が今の飛行機を見たら
「なんて危ない乗り物に乗っていたのか」
と笑られていることでしょう。

保険金不払

2007-05-21 08:50:39 | 日常
今朝の新聞に日本生命の保険金不払い
についての記事が載っていました。
「またか」という気持ちです。

保険金の問題については、最初に損保会社から始まり、
次に生保会社が発覚しました。
いずれにしろ、保険業界の体質改善が必要でしょう。

そもそも、金融業界全般は行政による
護送船団方式により護られてきました。
規制緩和という名の下、開放されたマーケットになったかと言えば
今だに、護れれた業界です。
その中でも、保険業界はその最たるものです。
生保で言えば、生保協会という団体があります。
これには日本で営業する全ての生命保険会社が
加盟しています。
そこで中心となっているのは、古参の日本の会社です。
日本生命、第一生命、明治安田生命・・・・
という会社が仕切っています。
外資の会社は肩身の狭い思いをしています。

例えば、外資の会社が新商品を発売し、
その影響で売上が脅かされると、すぐに金融庁に
泣き付きます。
それに対し金融庁も、古参生保の言うことを聞いてしまうのです。
こんな事が、つい最近まで行われてきました。
こんな状況ですから、保険会社、行政官庁は
自分達の利益のことしか考えていませんでした。
「お客様の為」など二の次、三の次です。

今、問題となっている保険金不払いについては、
こういう保険会社の体質を反映しているものです。
保険会社が今までしてきたことが、明るみに出ただけです。
謝罪会見をする保険会社の幹部、
彼らは本当に謝罪をしているのかは疑問です。
「何で俺が社長の時にバレたんだよ。ツイてないな。」
位にしか思っていないでしょう。

そんな低レベルの保険会社に保険料を払い、
何かあっても保険金が貰えない。
保険契約する消費者も、保険会社をしっかり
見極める必要があると思います。