社長の独り言

資産運用コンサルタントの社長日記です

松坂大輔

2007-05-04 18:30:53 | 日常
松坂の挑戦が苦戦をしています。
今日の試合では、四球を連発し三振も一個だけ、
5回7失点という厳しい内容でした。

今、松坂は多くの困難に直面しています。
まずは、日本とアメリカのボールの違い。
メジャーのボールは日本のボールに比べ
表面がすべり易くなっています。
多くの球種を持つ松坂にとっては、
ボールの微妙な感触は重要です。
一番の武器となるスライダー、
日本の時と同じ投げ方をしても
思い通りの同じ曲がりが出来ません。
握り方を変えたり、投げ方を変えたり
しながら、試行錯誤を繰り返しています。

もう一つの問題は、日米のマウンドの違い。
日本に比べると粘土質で硬いメジャーのマウンドは
今まで以上に足腰に負担がかかります。
日本では体験したことのない
足腰の張りという身体の変化が
ピッチングに影響を及ぼしています。
投げる時のステップの幅を調整したり、
投げる時リリースポイントを調整しながら
ピッチングをしています。

松坂は超一流のピッチャーです。
メジャーの中に入っても、その素質は一流です。
彼が凄いところは、技術よりメンタル面でしょう。
色々な困難があっても、それに対応する適応能力、
強いメンタル、これが彼を超一流の選手にしています。

今、多くの困難が立ちはだかっています、
彼は敢然とそれに立ち向かっています。
26歳という年齢で、それをやってしまうこと。
それは凄いことです。
「天性」という言葉をよく聞きます。
彼の才能を「天性」という一言で済ますことはできません。
松坂より才能がある選手は沢山います。
毎年、甲子園で活躍する選手。
毎年ドラフト1位でプロになる選手。
多くの才能ある選手がプロになります。
その中で、松坂は結果を残し、実績を積み上げてきました。
何故、松坂と同じ実績を残せる選手が少ないのか?
それは「天性」ではなく「努力」が足りないからです。
なぜ「努力」が足りないのか?
野球選手に限らず、どんな仕事でも同じですが、
「努力」するには「目標」が必要です。
「明確な目標」を持つことが大切です。
松坂にはこの「明確な目標」をもっているのでしょう。

いま、松坂は苦しんでいます。
多くの難関を乗り越えようと苦しんでいます。
プロの世界、まして1億ドルの男という期待
プレッシャーがのしかかります。
しかし、彼は必ずこの困難を乗り越えるでしょう。
困難が厳しい程、それを乗り越えてより凄い選手になる、
それが松坂大輔です。
彼の真の力が試されています。
その試練が与えられています。
眠っている凄い力が呼び起こされるでしょう。
その夢がある限り、どんな困難が立ちはだかっても
それを乗り越えていくでしょう。

彼のこれからの挑戦を見守りましょう。
松坂大輔26歳、日本一の投手。
松坂の挑戦は始まったばかりです。