マクドナルドの嘘

管理職への残業代問題で、マクドナルドが
残業代を支払うというコメントを出しまし
た。これは一見、従業員の為になることか
と思いきや実は何かウラがりそうです。

先日、外食産業の店長を中心とした人達が
厚生労働省に勤務内容の実態調査依頼を
行いました。実質名ばかりのサービス残業、
名ばかりの管理職の実態調査です。この動き
を敏感に察知したのかマクドナルドの原田
社長が動きました。店長に対し、残業代を
支払うというものです。しかし、これで
全て解決ということではないらしいです。
というのも、管理職としての店長の役割
として、残業の管理があります。残業が
多い店長は、能力が無いと看做されます。
つまり、残業代を申請することが無能力
に見られることに繋がる可能性があります。
つまり、残業代の申請をするかどうか
で悩むことになります。結局店長職の
労働条件が改善されることはありません。

原田社長はうわべだけいいとこどりの
パフォーマンスをしただけです。その理由
には、アメリカ本部に頭が上がらないの
でしょう。コスト削減、利益アップが命題
となっている以上、仕方ないことです。
サラリーマン社長の悲哀が感じられます。
寂しい限りです。

今田竜二

ついに、今田竜二がアメリカPGAツアーで優勝
しました。NATIONWIDE TOURというマイナーの
トーナメントから頑張ってきた結果の優勝です
6年位前から、彼を応援していました。きっか
けはあるゴルフウエアーのカタログでした。当
時そのカタログの記事で、アメリカで単身奮闘
している今田選手を知りました。当時はほとん
ど知られる事がない選手でした。

彼は14歳の時に、ゴルフをする為にアメリカに
渡りました。言葉や環境も分らないまま、本場
アメリカ修行に出かけました。その苦労は大変
なものだったでしょう。大学時代こそジュニア
の中ではそれなりの成績を残しました。しかし
プロの世界は厳しいものでした。PGAツアーに
昇格するのは、大変なことです。下部ツアーで
毎年上位5名に入らないと昇格出来ません。
その下部ツアーも何百人という選手が犇めき合
う厳しい世界です。今田選手がPGAツアーに昇
格するまで4年かかりました。私が彼を知ったの
もその時期でした。世界に檜舞台にたった一人
で立ち向かうその姿勢に感動しました。当然な
がら日本メディアは、どこも彼のことなど取り
上げていませんでした。

日本選手が招待で、マスターズトーナメントに
参加しますが。結果は見てのとおりです。そん
な日本選手がいい成績を残せる筈がありません
。日本では有名な片山晋吾でも、アメリカでは
全く歯が立ちません。当然です。片手間にアメ
リカに行って、試合で勝てる程甘いものではあ
りません。何万人というプロの中から勝ち抜い
た者だけが戦える場所が、PGAツアー
なのです。

たった一人で、アメリカの大舞台に挑戦してい
る日本人。そんな気骨のある日本人がいるだけ
で嬉しくなります。最近のひ弱な若者が多い
世の中ですが、今田竜二の様な逞しい精神の
若者がどんどん顕れて欲しいものです。

日常会話

先日、あるカフェでの光景、明らかに
サラリーマン風の二人。一人は管理職
もう一人は部下。管理職は能天気なタイプ。
部下は真面目一徹、面白みゼロ。
二人の会話はこんな風でした。
管理職
「今度の評価制度さー、よく分らないんだよねー
君さ、判り易い資料を早く作ってよ。
出来たら今月末までに・・・」

部下しばらく無言、明らかに無理な要求
なのにじっとこらえている・・
「それは少し難しいと思います。」

管理職
「だって、俺評価の仕方分らないもの。
どうやってA,B,C,D,Eを付ければいいの？
この制度じゃ無理だよ。」

部下　また無言。

管理職
「だいたいこんなチャレンジ制度なんて
最初から無理なんだよ。誰も評価の仕方
なんて分らないよ。」
と豪快に笑いながら大声で喋りまくる。

この光景を観て、幻滅しました。
当事者意識の無さ、全くの他人事の様な
話。仮にも管理職であれば会社の経営を
考えて仕事をするべきです。
多分、この管理職は人事関係の責任者で、
人事制度の導入についての内容でしょう。
多額の費用を要し導入した制度について、
批判や愚痴ばかり、挙句の果てには部下に
その仕事を押し付ける始末です。
あまりの無知さに呆れ果ててしまいました。

これはほんの一例ですが、こんな仕事しか
出来ない管理職がいる会社は、相当の
大企業なのでしょう。こんな無能な管理職
に大金を払い続け、無用なシステムに莫大
な予算を使い、そして残るものは不満だけ。
それでも、会社は潰れない。
そんな、つまらない日常会話を聞いてしまい
ました。
全く、下らない・・・・

沖縄文化

あまり今まで特に関心が無かったの
ですが、今回沖縄の文化に少しだけ
触れることがありました。それは、
地元の人と話す機会があったからで
す。

琉球民族という独特の文化、日本で
ありながら、大陸や南方文化の影響
を受け継いでいます。琉球王国時代
では王様になると必ず中国に就任の
報告に行っていたそうです。

沖縄文化は争いを嫌う文化です。昔
鹿児島の薩摩藩が攻めて来た時には
、武器を持たず、素手で戦ったそう
です。そんな文化が、今の沖縄にも
色濃く残っている様です。車で走っ
ていても、ゆったりと運転している
のは地元ナンバーの車です。制限速
度を守るというより、そんなもの関
係なしにマイペースで走らせていま
す。東京ならクラクションを鳴らさ
れるところですが、沖縄ではそんな
ことも無いそうです。

そんな平和な島も、歴史上様々な悲
惨な経験してきました。戦争の傷跡
は島のいたるところに残っています。
島民の多くが祖母、祖父を戦争で失
いました。そして今でも多くの人が、
戦争の悲惨さを後に伝える努力をし
ています。本土の人間では想像出来
ない悲惨さを経験した証です。

その沖縄には数多くの米軍基地があ
ります。国の思いやり予算とかで基
地内の施設は充実しています。ゴル
フ場、映画館、ボーリング場沖縄県
のどの町より立派なものです。それ
がすべて税金を賄われています。

立派で裕福な米軍基地、質素な生活
をしている県民。それでも、人なつ
っこく親切な人柄が沖縄県民なので
す。何かやるせない想いを感じるの
は私だけでしょうか？

目力

昨日のプロ野球、楽天の先発は
一場投手でした。彼は鳴り物入り
でプロ選手になりましたが、ある
ケチがちいたのです。それは大学
時代に特定のプロ球団から金銭
援助を受けていたのです。
入団の際には、大きな問題に
なりましたが、プロ選手として
しっかり結果を出すことが
悪いイメージを返上することと
本人も決意したのです。

しかし、入団後の彼の成績は全く
芳しくありません。今年も2軍落ち
をしたり、1軍に復帰して先発を
しても、早々に打ち込まれる結果
です。野村監督も半ば呆れた様な
コメントをしています。もはや
後輩のマー君にも完全に追い抜かれ
た状況です。

一場選手に足りないものは何でし
ょうか？それはプロとしての自覚
でしょう。反骨心が全く無いので
しょう。その原因は大学野球時代
に創られてしまったのです。
チヤホヤされ、煽てられ挙句の果て
には、プロ球団からお小遣いまで
貰う始末。そこに反骨心など芽生える
筈もありません。技術・才能は一流
でも大成しないスポーツ選手の典型
でしょう。

同じ例が横浜の那須野投手です。
彼の場合は、契約金額の何倍もの
裏金を貰っていたのです。プロで
何の実績も無い選手に何億もの
金を出すこと。その結果、彼は
その契約金に見合う結果は一度も
出せていません。多分彼も同じ
「甘え病」なのです。

一場、那須野投手ともに間違いなく
数年でプロ球界を去ることになるで
しょう。それは目を見れば分ります。
彼らには「目力」がありません。
トップアスリートには共通して
「目力」があるのです。この「目力」
こそ反骨精神という魂から生まれてく
るものです。

金漬けにされ、それに甘えたプロ選手
見ていると腹立たしく思えるのは
私だけでしょうか？

地方空港

空港特定財源というインチキ税が
あるのをご存知でしたか？
これは、航空機燃料の1リットル
当りにつき、26円の税金を徴収
するものです。これにより、年間
1000億円もの税収が発生しています。
この税金の使い道が、無駄な地方
空港の建設費に充てられています。

今の地方空港の現状はどうかと言え
ば、開港当初の需要見込みを上回る
地方空港は皆無です。ほとんどが絵
に描いた餅の様な、夢物語を語り無
駄な税金を垂れ流しています。つま
り、税収があるから何かに使わなけ
ればという発想なのです。そしてそ
の利権にぶら下がる建設業界、それ
に漬け込む悪徳議員、この腐った構
図が日本の現状です。

今、日本には90以上の空港があります。
その中で、民間旅客機が採算ベースで
就航している空港はほんの一部です。
羽田、伊丹、千歳、福岡等、主要空港
の収益で、地方空港の建設、整備が進
められています。構図としては、道路
特定財源と全く同じものです。

今も、静岡空港、茨城空港といった
無駄な空港建設が行われています。
その建設費は数百億円もの税金が
投入されています。もし、航空燃料
税が無ければ、航空運賃はもっと安
くなるでしょう。つまり、利用者が
知らずに税金を徴収され、その税金
が無駄遣いされて
いるのです。

管轄する国土交通省は、地方空港毎
の採算数字すら公表しません。
所謂、「臭いものには蓋をしろ」な
のでしょうか？大赤字でドンドン税
金が使われても誰も責任を取らない
お役所体質、天下りの弊害がここに
もあるのです。またまた、呆れた行政
の問題が明るみになりました。

銀行の改革

顧客満足度1位の企業はどこでしょうか？
多くの企業の中で、確実に顧客満足度が
高いのは、東京ディズニーランドです。
全てのお客さまに感動を与えることが
使命となっています。
本気ディズニーのマニュアルを超えた
と言われる日本のディズニーランド。
そこには、日本人特有のもてなしの
心が息づいていたのです。

そのディズニーのホスピタリティーを
取り入れて、改革を行っているのが
りそな銀行です。
ディズニーの研修を、定期的に社員に
受けさせ、その本質を叩き込みます。
銀行の目線と言えば、お役所的な
ものが一般的でした。それをお客様
目線に下げ、体質改革を行っている
のです。

りそな銀行と言えば、メガバンクには
規模・内容で劣っていることは否めま
せん。所謂、反骨精神と言うものか、
弱者ほど努力を惜しまない典型的な
例でしょう。昔話で言う「うさぎと
亀」です。

メガバンクのウサギは、いつかは亀
に追い越されるのです。それは歴史
で語られてきたこのです。権力や
地位に胡坐をかいてきたものは、
いつかは足元を掬われるのです。

りそな銀行の努力に声援を送りましょう。

茨城県国民年金連合会

組織として全く機能していないところです。
横並びで頭を下げているのは、天下りの
お役人でしょう。謝罪会見での「ニタと
した笑顔」許せないことです。彼らには
当事者意識というものが、全く無いので
しょう。

一人の担当者が10億円ものお金を引き出し、
何年もの間、それが発覚しないなど金融
機関として、ありえないことです。ズサン
を通り越しています。驚いたことは、
10億円の補填について、社員の退職金等
と引当てるという発想です。自分達の
ことは棚に挙げて、何と言う発想でしょう。
管理責任を全く取らないことは、社会
保険庁と同じです。天下り役人とは
そういう卑劣な輩なのです。

茨城県民は、立ち上がるべきです。
自分達の保険料を10億円も使い込まれた
のです。つまり公的機関に詐欺で騙された
と同じです。その責任者が笑いながら
謝罪会見を行うこと。非常識極まりない
ことです。

日本社会は、いつから狂ってしまったのか？
国民は政府に騙され続けているのです。
税金、年金、保険料、国民の血と汗の
結晶は、権力者の好き勝手に無駄遣い
されているのです。
それでも、文句は言うが行動を起こさない
無関心、無気力な国民。
そこが、漬け込まれるところなのでしょう。