社長の独り言

資産運用コンサルタントの社長日記です

チェ・ゲバラ

2009-01-22 09:11:50 | 日常
チェ・ゲバラはアルゼンチン出身の革命家です。
カストロ氏と共に、1960年代にキューバ革命を
行った伝説の革命家です。

昨日、アメリカでは、オバマ氏が第44代の大統領
に就任しました。黒人初のアメリカ大統領という
記念すべき出来事です。昔から人種差別問題を抱
えていた国においては、画期的なことです。
アメリカ国民は白人、黒人、アジア系、ヒスパニ
ック系人種を問わず、オバマ氏に期待をしていま
す。閉塞感漂うアメリカ社会の「救世主」として
期待が高まっています。

その意味ではオバマ氏がチェ・ゲバラと重なると
ころが多いようにも感じます。軍事政権化のキュ
ーバで、国民は弾圧されていました。その政権を
支えていたのは、大国のエゴでした。大国の利益
を優先、弱国を獲物としていたのです。その構図
に怒りを覚え、自ら行動を起こしたのがチェ・ゲ
バラです。国民という弱者の立場に立ち、権力者
達から開放させたのです。

オバマ氏がチェ・ゲバラと同じ様に、アメリカ国民
に勇気と希望をもたらすことが出来るのか?これ
からが、本当の闘いなのです。チェ・ゲバラは39歳
でこの世を去りました。オバマ氏がどこまで覚悟を
持っているのか?楽しみにしています。

企業の責任

2009-01-14 08:55:00 | 日常
新年度が始まりました。昨年からの世界的不況
が今年は本格化するとの予想もあります。今
問題になっている派遣、契約社員の解雇問題
については、日本社会に大きな波紋を投げかけ
ています。

その多くが大企業の社会的責任の問題だと思
います。この問題の多くはトヨタ、キャノン、等
の大企業です。世界的不況の影響を受け、生
産縮小による大幅なリストラを余儀なくされた
結果です。しかし、そのツケを全て派遣、契約
社員に押し付けるのはどうでしょうか?経営者
として苦しい時は全員で乗り切ることを考えた
のが昔の日本企業でした。ところが、近年の派
遣、契約社員の活用により、企業の形態が大き
く変化しました。つまり、派遣、契約社員は「人
」ではなく、「物」として扱われるようになりまし
た。その結果、今回の事態においては、「物」と
して切捨てられたのです。

トヨタ、キャノンのような大企業の内部留保は
相当な金額になります。トヨタでは13兆円もの
内部留保があると言われています。しかしな
がら、現代日本の会社は株主を向いているの
です。利益追求第一主義になるが故、高い利
益率を達成することが至上命題です。そのツ
ケが従業員のコストに回ってくるのです。

残念ですが、大企業の「サラリーマン経営者」
に多くを期待するのは野暮なことです。彼ら
も自分の保身で精一杯なのです。つまり、松
下幸之助や稲盛和夫の様な「真の経営者」は
大企業にはいなくなったのです。