社長の独り言

資産運用コンサルタントの社長日記です

大手銀行賃上げ

2007-05-12 09:34:29 | 日常
今日の新聞に大手銀行が賃上げを検討という
記事がありました。
その理由として、公的資金の返済完了、
人材流出の防止等と書いてありました。

住友信託銀行、三井住友銀行という
銀行名が載っていましたが、
これ以外の銀行も、この流れに追随し、
賃上げをするでしょう。
またもや、銀行の「横暴ぶり」が出てきました。
賃上げをする資金的余裕があるなら、
その前にすることは沢山あります。
いえ、しなければならないことです。

第一に、ATM手数料の問題。
この前も、振込みをする為に、
ATMを利用しました。
まず不便なことは、その混み方です。
店舗統合により、支店数やATM数が激減している為、
すごい混雑です。
何十人も並んで待つことになります。
そして、手数料。
他行への振込みは割高になりますが、
カード以外で現金の振込みは、更に割高になります。
顧客無視のふざけた態度です。
例えば、3000円を振り込む場合、
他行宛、現金なら手数料が400円以上かかります。

こんな現状を見ても、銀行が暴利を得ていることは明白です。
最近、主な銀行収入は投資信託や保険販売により
手数料収入になっています。
つまり、銀行本来の業務以外の収益に頼っているのです。
本来の業務をしない、手っ取り早く稼げる手数料収入に頼る、
そんな事で、儲けた収益で給料を上げる。
こういう銀行のスタンスに疑問を感じませんか?

顧客へのサービスが十分なら、どんなに給料を上げても
誰も文句は言いません。
社会における銀行の役割、
原点に帰り見直すべきだと思います。