社長の独り言

資産運用コンサルタントの社長日記です

かんぽの宿

2009-02-09 08:26:37 | 日常
日本郵政の「かんぽの宿」をオリックス不動産への
売却問題。色々な疑惑が浮かんできました。

この問題、一番の疑念は競争入札があったかどうか?
です。つまり、公正な入札の結果、オリックスが権
利を得たかどうかです。この疑念の対し、日本郵政
はなんとも疑わしい資料を出してきました。それは、
以前公表された資料では、「審査検討・・・が17社」
というものだったのですが、疑惑を指摘された後の
資料には、この箇所が「競争入札・・・17社」と変
わっていました。これは何を意味するものでしょう
か?

2つ目の疑念は、オリックスへの107億円という売却
価格です。審査に落ちた他社のコメントでは、「売
却価格は400億円程度を予想していた。」というもの
でした。つまり、オリックスへの売却価格は明らか
に安すぎるものです。

この問題に対し、日本郵政の西川社長は曖昧な返事
を繰り返していました。西川氏と言えば銀行時代か
ら、多くの疑念を抱かれていた人です。つまり、何
故この問題が起きたかではなく、何故西川氏が日本
郵政の社長になったか?が問題なのです。これは
官僚の天下りと同じこのです。この人事については
最初から反対でした。彼の表に出ていない行動・発言
には恐ろしいものがあります。

いずれにしろ、この疑念には明らかに不正があること
は明白です。そして問題は、最高責任者である西川氏
が、その責任を取るかどうかなのです。

人事院

2009-02-03 23:26:52 | 日常
官僚の既得権益の温床である人事院。この人事院
の総裁である谷氏の振る舞いには、怒りを覚えます。
税金のムダ使いを堂々と主張しているのが、彼です。
「天下り、渡り」という官僚の暴走を組織として指示
し、そのインチキ体制を牛耳っているのが谷氏です。

麻生総理もようやく重い腰を上げ、天下り防止法案
に着手を始めましたが、その政府の会合に参加拒否
をするという横暴ぶりです。いくら政治家をバカに
しているとは言え、あまりの暴挙に政府与党も驚き
を隠せない様子です。そこまで抵抗し、守るものと
は一体何なのか?そんなに天下りとはおいしいもの
なのか?と疑いたくなります。

彼ら官僚は、そのお金が全て税金であるという認識
を再確認するべきです。民間企業であれば、誰も文
句は言いません。税金であるから問題になっている
のです。何億円もの退職金を貰うなど、民間企業で
は考えられないことです。この際人事院など廃止す
るべきです。そして総裁の谷氏もクビにするべきで
す。彼のふてぶてしい顔をみるだけでムカつきます。
そんな奴等の為に、国民は汗水流し税金を払ってい
ることに、納得出来ません。

仕方ない

2009-02-02 08:56:06 | 日常
良く「仕方ない」という言葉を聞くことがあります。
仕事においても。この言葉を耳にします。「仕方な
い」とは、読んで字の如く、物事の解決方法が無い
ということで、つまりは出来ませんなのです。
「言い訳」という捉え方にもなります。この「仕方
ない」を絶対言わせなかった人が、国鉄総裁の十河
さんでした。

彼の功績の一番大きなものは、新幹線の開発です。
60年以上前に、新幹線構想を掲げたのです。当時の
電車と言えば、時速80キロ程度のものでした、それ
を時速200キロ、東京、大阪間を3時間で結ぶという
壮大な構想を計画したのです。当然、ほとんどの人
が、実現に疑問を投げかけました。そして国鉄の技
術者達も、実現不可能の言い訳を並べ立てました。
しかし、十河氏は「仕方ない」を絶対に許しません
でした。彼は周囲の冷ややかな視線をものともせず、
先頭に立ち、新幹線構想の実現に邁進しました。

彼の理論は「仕方はある」なのです。物事はやる気
になれば、できない事は無い。つまり「仕方ない」
はやる気が無い同じことなのです。

今、新幹線の18番戦ホームの端には、十河氏のプレ
ートがあります。彼の強靭な意思が無ければ、今日
の新幹線が存在したかは疑問です。どの時代にも、
歴史の名を残す人達がいます。彼らに共通すること
は、決して諦めない強い意志だと想います。