社長の独り言

資産運用コンサルタントの社長日記です

ジャパネット たかた

2006-10-31 00:00:01 | 日常

今日のカンブリア宮殿のゲストは
ジャパネットたかたの高田社長でした。
あの独特の長崎弁、流暢なセールストーク
しかし、ジャパネットの成長の根源は
高田社長の持っている「営業スタンス」でした。

番組の中で、高田社長の言葉には
共感できるものが多くありました。

一番目は、「売るものを自分で好きになること」でした。
これは、多くの営業マンが意外と出来ていない
ことではないでしょうか?
つまり、自分でその商品を好きにならなければ、
その物の価値を本当に理解できないからです。
多くの俗に言う営業サラリーマンは
会社の為、上司からいい評価を貰いたい為
とか、つまりは自分自信の為だけの営業を
していませんか?

二番目は、「お客様の目線で物を売る」ことです。
営業はとかく、自分の売りたい気持ち、
売る側の目線になりがちです。
お客様の目線と売る側の目線、
お客様のニーズと売る側のニーズは一致
しません。

三番目は「物を売ることは、まず自分を売ることが必要」
営業とは、基本的に人と人の信頼関係から
成り立つもの。
まず、自分を信頼してもらうことが大前提です。
ダメな営業ほど、自分を売り込めず、商品説明
ばかりします。

この以外にも、多くの心に響く話がありました。

私が感じたのは、高田社長は自分の利益
より、お客様の利益を優先した商売をしていること。
つまり、メーカーの商品の中から
本当にいいと感じたものだけをピックアップし
それを、お客様へ提供する。

これは正にブローカーの仕事です。

故に、ジャパネットはファンとしての
多くの顧客を抱え
リピートセールスで成功しているのでしょう。

お客様の目は誤魔化せません。
一度目はうまく騙せるかもしれませんが
二度目は騙せません。
つまり、心の通った商売をしなければ、
お客様はいなくなるでしょう。


同じ営業人として、起業家として
高田社長の営業スタンスには共感することが沢山ありました。

番組タイトルは「売れるセールストーク」でしたが
「営業のイロハ」のほうが
いいと思いませんか?

 


 


外国為替相場

2006-10-30 08:59:42 | 日常

今週の為替相場のトピックス

ドル/円に注目です。

まず、ドル/円は29日現在で
117.50円前後の相場になっています。

これは、先週の相場に比較して
2円程度の円高になっています

今回の相場は短期間に2円程度の円高
になったものです。

今回のドル下落の要因はアメリカの
第3四半期のGDPが予想数値より
低い結果だった為です。

しかし、今回の円高はこの結果によるというより、
この5か月のドル高による円買のフラストレーション
がはじける前兆ではないかと思います。

今年のドル/円相場では5月に
109円前後のドル安以降
ずっと、ドル高117-119円で
推移してきました。

相場は必ずある周期で動きます。

テクニカル要因的には、ドル安のトレンドは
明確に出ていません。

それが、今回のドル安につながるか
は、明確ではありませんが
今までの相場とは、違う
動きになる可能性は否めません。

 


ザ・ウインザーホテル洞爺

2006-10-30 00:49:47 | 日常
先週27日から、2泊3日の出張で
北海道に行ってきました。
出張を利用しお気に入りのホテルに
寄ってきました。
それは、洞爺湖にある
ザ・ウインザーホテルホテル洞爺湖です。
ここは、以前「エイペックス洞爺」という会員制ホテルでした。
まさに、バブル絶頂期に建設された
リゾートホテルだったのです。
しかし、素人経営の為、事業は悪化し
さらに、資金融資をしていた北海道拓殖銀行
の破綻の影響もあり、運営の危機に
瀕していました。

そのホテルの再建を任されたのが
伝説のホテルマン窪山哲雄さんです。

彼のホテル再建への本を読み、
とても感動した私は、是非そのホテルを
訪ねてみたいと思いました。
初めて、ウインザーホテル洞爺へ行ったのは昨年の初夏
でした。

訪れて感じたのことは、
何と心地よい、大人のホテルなの
だろうということでした。

従業員一人一人が生き生きとしていて
心地よいサービスをしてくれます。
ベルボーイもフロントもレストランの人も
そして、清掃の人まで明るい笑顔で
接してくれます。
数ある有名なホテルの中でも
指折りのホテルだと思います。

更に、このホテルのロケーションは素晴らしく
正面には津軽海峡に面した内浦湾
反対には、洞爺湖を望む絶好場所に
位置しています。

このホテルで感じるのは
窪山さんのホテルの経営理念です。
それは、「従業員満足」です。
「自分が本当に生きがいを感じ仕事をしなければ、
お客様に楽しさを提供できない」ということです。
今回、支配人とお話する機会がありましたが。
その際に「まだまだ、成長の過程に過ぎません」と
仰ってました。
今後、どんな成長をして行くのか
とても、楽しみなホテルです。




日本ハムファイターズ

2006-10-26 23:35:39 | 日常

北海道日本ハムファイターズが日本一になりました。

去年に続き、パリーグのチームが
セリーグのチームを破りました。
これは正に、現在のプロ野球を
象徴した結果だと思います。

今まで、野球といえば巨人
巨人人気におんぶに抱っこの
状態でした。

セリーグの各球団は自助努力を
全くせず、巨人戦の観客動員数だけを
頼りに、放漫経営を行ってきました。

その読売巨人軍も過去の遺産で
商売を行い、ファンサービスなど
死語のようになっていました。

一方、パリーグは長い間、
各球団も打開策を見つけられず
苦戦が続いていました。

しかし、千葉ロッテをはじめ各球団は
地域密着型へと移行し、
地元ファンの獲得の為
地道な努力を重ねてきました。

これは、球団フロントだけでなく
選手一人一人も危機感を持って
頑張ってきました。

その成果が、ソフトバンク千葉ロッテ
北海道日本ハム、等の地域密着型チームと
なりました。

この3チームは確実に地域密着型球団
として、市民に迎えられ、
その市民の応援のパワーが
チームの好成績に繋がりました。

今、プロ野球は大きな転換期を迎えています。

今後全球団が、この3チームのような地域密着型
になれば、そこから本当のプロスポーツとして
確立されるでしょう。

どんなビジネスも、顧客を無視しては
成功はありません。

プロ野球もようやく、本当のビジネスに
一歩踏み出したところでしょう。


番号ポ-タビリティ

2006-10-25 23:03:55 | 日常

電話番号を変えずに携帯電話会社
を乗り換えられるポ-タビリティが
24日にスタートしました。

携帯電話3社はそれぞれ、顧客のつなぎとめ
他社の顧客獲得のため、激しい競争が
繰り広げられそうだ。

今回のこの制度導入には大いに賛成です。

つまり、今までは3社の寡占というより
ドコモの独占市場の感がありました。

これに対し、ソフトバンク、auはシェア
獲得に苦戦してきました。

しかし、今回のポータビリティ制度は
後発2社に大きなチャンスを与えました。

一番焦っているのはドコモです。

何故なら、ドコモは今まで自分達の優位性
に胡坐をかき、莫大な利益を享受し、
危機感のない経営を行ってきたからです。

昔の例でいうと「戦艦 大和」と同じです。

第二次世界大戦の時、大和は大日本帝国海軍の象徴でした。
当時世界最大の戦艦として、浮沈戦艦とまで言われ
崇められていました。

しかし、時代は大きく変わり
世界は戦艦から、航空機を活用した空母へ
の戦いへと変化して行きました。

その流れに乗り遅れた海軍は、戦艦大和を
宝の持ち腐れとし、大きな戦果を挙げられず
最後は撃沈されました。

つまり、時代の流れを読めなかったことが
敗因となりました。

ドコモはどうでしょうか?

ドコモ大和、どこか共通点はないでしょうか?
このままだと、大和と同じ運命をたどるかもしれません。


外国為替証拠金取引

2006-10-24 23:33:48 | 日常

今週のトピックスとしては
25日のアメリカFOMCの発表があります。

今回の政策金利の据え置きは
既に予想されるところですが、
次回の政策金利がどちらに動くか、
その含みを持たす発表があるかどうかに
注目したいところです。

今週に入っても相変わらずどの通貨
に対しても円は弱含みです。

ドル/円については119.50-60円のレベル
で推移しています。

今年5月に一時ドル/円が
109円まで円高になった時期がありました。

その時点で、わたしはドルの買ポジション
をもちました。

理由は、テクニカル分析による自分の
考えに基づいた結果です。

しかし、その時ある有名な評論家
(昔はミスター円と呼ばれていた)の方は
これからは、間違いなく円高が進み
1ドル100円位も想定できると断言していました。

その後、どうなったかは明白です。

つまり、どんな有名な経済評論家でも
勘とか経験だけで予想をしている人が多い
とくに、テレビに出ている人に多いということです。

その当時、私と同じく円安になると予想していたのは
あるアメリカの有名な評論家でした。

これは、私が正しいとかアメリカの評論家が正しい
と言っているのではありません。

要は、しっかりと基本の分析を行い、
その結果に基づく予想をするべきだということです。

特に最近では、個人でも外国為替取引(FX)
が容易に出来るようになりました。

FXに関連する書籍もいろいろ出版されています。

多くの方が、正確な情報に基づき、
安全で有益な資産運用をされることを
希望します。

FXの資産運用に興味ある方の為に
FXについてのホームページをご紹介します。

特に初心者の方には、判り易い内容になっています。

http://www5.ocn.ne.jp/~fe-fx/

 

 


資産運用の鍵

2006-10-24 09:08:11 | 日常

今朝の新聞に日本版401k
確定拠出年金の記事がありました。

この制度が導入されてから5年
様々な問題点が浮かび上がってきました。

この記事で気になったのが2点ほど
あります。

まづ一つ目は
中小企業の導入が思うほど進んでいない点です。

これは、ある程度事前に予想出来たことです。
つまり、中小企業に勤務する多くの
社員は、金融・資産運用というもの
には疎い人が多い筈です。

預金といえば、郵便局だけという人も
少なくないでしょう。

そのような人達に、自己責任で
自分のお金を運用させることは
無理な話でしょう。

2点目は、導入した大企業の社員間で
運用の格差がかなり出てきていることです。

これは、人により、資産運用に
積極的な人と疎い人の差が出てきた
ということです。

当然ながら、多くの社員が皆同じ様に
積極的に運用することは出来ない訳です。

特に日本文化では、欧米の文化とは明らかに
違います。

ここに、アメリカ式を導入すること事態に
無理があったののではないでしょうか。

資産運用で多くの方にお会いしますが、
正に人により様々です。

資産運用に全く興味のない人は少ないですが、
前に一歩を踏み出せない人が一番多いです。

つまり、日本人の文化で「横並びの文化」がありますが、
資産運用についても同じです。
つまり、金利が低くても皆と同じなら「それでいいや」
という文化です。

今後も日本版401kが浸透するには相当時間が
かかるでしょう、
それとも、永遠に浸透しないかもしれませんが・・・



 

 


吉田ソース

2006-10-23 23:29:17 | 日常

今日のカンブリア宮殿のゲストは
吉田ソースの吉田社長でした。

吉田ソースとは、アメリカで年間40億円
を売上げる「テリヤキソース」です。
アメリカの家庭には、必ず置いてある
ソースです。

37年前に単身アメリカへ渡った吉田さんは
一代でこの会社を築きました。

ここに至るまでの苦労は、想像を絶する
ものでしょう。
特に白人至上主義のアメリカ社会において
ビジネスで認められることは大変なことです。

彼を成功に導いたものは何でしょう?
それは、「チャレンジ」、「プラス思考」
「人のしない事をする」でした。

印象に残る言葉に「バスは走らせてから、後でガソリンをいれる」
「走らす前にガソリンの計算をしていると、誰かが
バスを走らせてしまう」がありました。

つまり、人より先に物事はやらないとダメだよ
ということでしょう。

吉田社長のいろいろな言葉を聞いて
自分の考えと一致するものが沢山ありました。

自分のモットーは「リスクのないところリターンはない」
ですが、吉田社長のアメリカでのチャレンジは
この言葉通りでした。

一起業家として、彼の生き様はとても参考になりました。


 


グラミン銀行

2006-10-22 00:02:50 | 日常

今年のノーベル平和賞に
グラミン銀行選ばれました。

グラミン銀行は1983年ムハマド・ユヌスにより
設立されました。

一人当たりのGDPが日本の100分の1しかない
世界最貧国のバングラディシュ、各国からの援助は
ほとんど国民に反映されず、「世界の善意の墓場」
といわれているところです。

そのバングラディシュに希望を与えたのがムハマド・ユヌス
氏です。

ある日彼は、竹細工を制作をしている一人の女性に出会い
ました。
そして、彼女の収入は全て高利貸しの金持ちに吸い取られ
タダ働き同然の事実をしりました。

彼は彼女に手持ちの6ドルを差し出しました。
彼女は、このお金で材料を買い、竹細工を作り、
商売がうまくいくようになり、少しづつお金を返し、
最後に全てを返済しました。

それから、彼は弱者の為に銀行を設立する事に
全精力を傾けることになりました。

そこで、相談をした民間銀行には全く相手にされず、
失望した彼は、自分で銀行を設立することにしたのです。

このグラミン銀行は、すべてが貧困層を対象とし
小額無担保融資を行っています。
しかし、返済率は98%に達しています。

本来、銀行はお客様と一緒になり
その商売を繁栄させることが指名
だと思います。

しかし、日本の銀行はお金持ち
には融資をするが、弱者には一銭も融資しない
という現状です。
時代劇の「越後屋そのものです。

この状況を作り出したのも銀行と
行政(金融庁)が一体となった護送船団方式の
弊害でしょう。

いつの時代もお上は上しか見ていません
つまり、江戸時代の庶民と何ら変わらない
のです。

金融に携わる1ベンチャー企業の者
として、この現状を打破する努力をしなければ
なりません。

今回のグラミン銀行の受賞を喜ぶと同時に
これを励みにし、頑張りたいと思います。