社長の独り言

資産運用コンサルタントの社長日記です

NOVA

2008-06-24 23:49:29 | 日常
経営破綻した英会話学校「NOVA」の元社長・猿橋望
容疑者(56)ら2人が、社員の積立金およそ3億円を
横領したとして逮捕されました。業務上横領の疑いで逮
捕された「NOVA」の元社長・猿橋望容疑者と関連会
社の元社員で経理担当の村田利彦容疑者(49)。2人
は去年7月、社員の互助組織「社友会」の積立金およそ
3億2千万円を受講者の解約金などに無断で流用した疑
いが持たれています。「NOVA」は1981年に創業。
「駅前留学」をキャッチフレーズに業界最大手に躍り出
ました。「ガス会社がガスの配管をするように、僕らは
駅前に異文化コミュニケーションの環境を整備するとい
う発想で。僕らはインフラ会社だと思っているんですね」
(猿橋望社長(当時)〔1999年取材〕)
 一方で猿橋元社長はワンマン経営で知られ、会社の私
物化も指摘されていました。社長室は大阪を一望できる
高層ビルの一室で、バーカウンターだけでなく、ジャグ
ジーやサウナを備え、家賃は270万円にも上ったと言
います。

猿橋もついに、悪運が尽きたという感じでしょうか。
今まで散々悪いことをしてきた、ツケがまわったのです。
この手の経営者が、辿る道筋ですがある共通点があります。
まず、最初は信念を持って始めた事業ですが、お金を掴ん
だ途端に、違う方向に進みます。自分勝手なことを始める
のです。お金が人生を変えてしまうのでしょうか?猿橋
の、あの豪勢な社長室を観れば一目瞭然です。そんな
薄っぺらな志で事業を始めること自体、腹立たしいです。

猿橋も最後は、寂しい人生を送ることになるでしょう、
正に自業自得です。世の中偉そうなことを言う人に限って
全うな人がいない様に思います。最近の偽装事件を始めと
して、銀行などの一流企業の不祥事。今の日本には真の
リーダーがいなくなったのでしょうか?偽りのリーダー
しかいない様では、日本の未来に希望はありません。
第二、第三の猿橋が出てくるのは当然かもしれません。

2008-06-18 08:41:21 | 日常
昨日、宮崎勤死刑囚の死刑執行が行われ
ました。あの猟奇的な事件が20年前だっ
たことに、時の流れの速さを感じました。
この事件では、最後まで宮崎勤は謝罪を
しませんでした。罪への罪悪感を感じて
いるのかが分らない、非常に不可解な事
件でした。

その後も、同じ様な無差別殺人事件は後
を絶ちません。何故同じ様な犯罪が続く
のでしょうか?その背景には社会に潜む
大きな歪みがあるようです。
根本にあるのは、家庭での歪みでしょう。
先日の秋葉原の事件も宮崎死刑囚の件で
も共通しているのは、家庭内の問題です。
家庭内にコミュにケーションや愛情が
欠けているように思います。宮崎の場合
も、幼少期に父親の家庭内暴力があったと
のこと。こういうことが人格形成に影響を
与えたことは否めません。

彼ら犯罪者に共通することは、責任転嫁です。
社会が悪い、親が悪い、全てを他人のせいに
する考えです。全てが完璧な社会などある訳
ありません。その中で、自分なりに頑張ること
しかありません。それを教えるのは学校でも
社会でも無く、家庭です。家庭内での教育、
躾が一番大切なものなのです。

今の社会で「若者は・・・」という言葉を良く
耳にしますが、若者をダメにしているのは、
今の大人達です。彼らが家庭でしっかりと
躾をしていないことが、今の若者文化を創った
原因です。大人社会こそ無気力、無責任、
の象徴なのです。

コーヒー豆の真実

2008-06-12 19:22:52 | 日常
コーヒーは何十億という世界の人々に日常的に親しまれ、年
間800億ドル以上をはじき出す業界の代物だ。しかしその陰で
、何百万という生産農家が破産の危機に瀕している。このパ
ラドックスの顕著な例が、コーヒー原産国のエチオピアだ。
私たちは、この映画が西洋の消費者に、消費者としてあたり
まえに受け止めているライフスタイルを見直し、ほかの世界
とのつながりを考え直させることができることを期待してい
る。

コーヒーは世界で最も日常的な飲物。全世界での1日あたりの
消費量は約20億杯にもなる。大手企業がコーヒー市場を支配し
、石油に次ぐ取引規模を誇る国際商品にしている。私たちは
「おいしいコーヒー」にお金を払い続けている。しかし、コー
ヒー農家に支払われる代価は低く、多くの農家が困窮し、農園
を手放さなくてはならないという現実。
一体なぜ?

このパラドックスが最もよく現われているのが、コーヒーの原
産国エチオピアだ。その原因は、国際コーヒー協定の破綻によ
る価格の大幅な落ち込み、貿易の不公正なシステム。
農民たちは教育を受けることも、食べることもままならず、貧
困にあえいでいる。エチオピアでは毎年700万人が緊急食糧援
助を受けており、緊急支援に依存せざるを得ない状況にある。
しかし、アフリカの輸出シェアが1パーセント増えれば年700億
ドルを創出できる。この金額はアフリカ全体が現在受け取って
いる援助額の5倍に相当する。必要なのは援助ではなく、自立
を支援するためのプログラムなのだ。

エチオピアの74000人以上のコーヒー農家を束ねるオロミア州
コーヒー農協連合会の代表、タデッセ・メスケラは、農民たち
が国際市場で高品質で取り引きされるコーヒー豆の収穫のため
に奮闘するかたわら、公正な取引(フェアトレード)を求めて
世界中を飛び回る。

コーヒー産業の実態を暴きながら、貧困に苦しむコーヒー農家
の人々を救おうとするタデッセの戦い。生産者、企業、消費者
。コーヒーが飲まれるまでの道のりに、深いドラマがある。
1杯のコーヒーを通して、地球の裏側の人々の生活と世界の現実
を、あなたは深く知ることになるだろう。

スターバックスの1杯330円のコーヒー、その内エチオピアの
生産農家が手にするお金は、たったの3円。ほとんどは輸入
業者が儲ける仕組みになっています。これでは昔の奴隷制度
と何ら変わりません。21世紀になっても欧米先進国は発展
途上国を食い物にしています。何百年経ても変わらない構図。







退職金課税

2008-06-09 09:06:50 | 日常
政府与党内で不穏な動きがあります。
退職金の課税を見直し、税収の財源
を増やそうということです。物言え
ぬ一般サラリーマン800万人から一方
的に税金を取ろうというものです。
またまた、お上の勝手な振る舞いが
見えてきました。

現行の税制では、退職金の課税は優
遇されています。簡単に言えば退職
金の半分が非課税となります。更に
勤続年数に応じて税額控除もありま
す。例えば、退職金が3000万円、勤
続40年の場合、手取りは約2900万円
になります。一時所得の場合では、
手取りが半分になることを比較すれ
ば、優遇措置の大きさが分ると思い
ます。

財源不足解消に悩む政府は、安易な
方法を取るべきではありません。取
り易いところを狙う卑劣な方法です。
これについては現在法案の検討段階
だそうです。しかし、政府の考える
ことですから、相当のことが無い限
り法案化しそうです。もし、そうな
ればサラリーマンの大半は退職金を
貰える額が、半分になります。

政治家の考えること、いや官僚の考
えることはいつの時代も同じ。庶民
の苦しみが分る政治家がいないので
す。所詮、棲む世界が違うのでしょう。

長沼健氏

2008-06-03 09:45:51 | 日常
日本サッカーの功労者である長沼健さんが
逝去されました。日本サッカーの礎を築いた
人であり、心よりご冥福を祈ります。
まだサッカーがマイナースポーツであった頃、
メキシコオリンピックで銅メダルを獲得した
時の監督が長沼さんでした。ドイツからクラ
マー氏を招き、近代サッカーを導入したので
す。当時としては画期的なことでした。しかし
その後もサッカーはマイナースポーツの域を
脱し得ない状況が続きました。

転機となったのが、Jリーグの発足でした。
プロ化に踏み切る際に、尽力したのも長沼
さんでした。日本サッカーを強くするため
にはプロ化しかないという強い意志をもって
いました。その熱意で様々な困難に先頭に
立ち取り組んだのです。

今、日本の団体球技では長い間、オリンピ
ック出場が出来ない競技があります。
ハンドボール、バレーボール、バスケット
ボール等ですが、共通しているのはプロ化
されていないことです。つまり、選手も
協会もプロでなければ世界で通用しない
ということです。特にバスケットは酷い
状況です。一部の協会役員の権力争いに
翻弄され、リーグが分裂しています。
結局は、リーダーとして資質のある人が
いるかどうかが問題なのです。

日本サッカー界には、長沼さんという素晴
らしいリーダーがいました。今の日本サッ
カーの発展も長沼さんの功績無しには考え
られません。50年後を見据えた政策を実行
したのです。今の政治家でもそんなリーダー
がいるでしょうか?目先のことばかり考え
ている政治家しかいないのでは?