社長の独り言

資産運用コンサルタントの社長日記です

コムスン

2007-05-09 19:09:21 | 日常
介護業界の雄、コムスンに問題が起きています。
介護報酬を不正請求したコムスン他大手2社
に対し、業務改善勧告が出されましたが、
これを受け、厚生労働省は全都道府県に
指定介護事業所が虚偽の申請をしていないかの
監査を行うよう通知をしました。

コムスンの不正請求を伝える新聞記事は
昨年末にでました。
これの大きな問題点は、
この不正請求の事実が社内の
内部告発により問題提起されていたが、
社内コンプライアンス室は、この事実を
握りつぶしていたこと。
新聞報道により、止む無く事実を認めたことです。
コンプライアンス室と言えば、
法令順守させる立場の部署です、
それが、事件を隠蔽したということは、
会社ぐるみの事件であることは間違いありません。

このような事件が起きる要因は、
コムスンの社内体制にあります。
社員には売上至上主義により、
厳しいノルマが課せられています。
「テイク12」というスローガンがありますが、
これは月間12人の新規顧客を獲得するものです。
社員はこのノルマを達成するために、
架空の客を作っていたのです。
ノルマ至上主義の会社にありがちな話です。
この数年に急激な発展をしたコムスンですが
内部管理体制はお粗末でした。
しかし、事実を会社ぐるみで隠蔽していたことは
許されません。

コムスンの本社がある六本木ヒルズ、
こんな家賃の高いところに入っていること
自体が怪しいことです。
そんなに儲かるなら、もっと現場で働いている人、
介護を受ける人に還元するべきです。
折口社長も自分の足元をしかり見直すべきでしょう。

介護という弱者を助ける仕事、
その弱者を食い物にして、
自分だけいい思いをする悪者折口社長
悪人は顔を見れば、すぐに判るそうです。
こんど折口社長の顔をじっくり見たいです。