社長の独り言

資産運用コンサルタントの社長日記です

おめでとう、今田竜二

2008-01-30 08:52:31 | 日常
先週のビュイック、オープンで堂々の2位。
最終日はベストスコアの5アンダーという内容でした。
去年の2位タイという成績を上回る結果を
シーズンに入り、3戦目で成し遂げました。
今シーズンは初優勝を賭け、期待が膨らみます。

5年前から、応援していた者として凄く嬉しいことです。
当時は、ほとんど知る人もいませんでした。
まして、マイナーツアーなら当たり前です。
日本のプロと言えば、日本国内のツアーで戦うのが当たり前の時代、
高校からアメリカに渡り、単身ゴルフ修行をしてきたことは
凄く勇気ある行動です。
大学時代には、あのタイガーウッズに次いで全米ランク2位にも
なりました。

最近では、メディアでも取り上げられる様になりましたが、
少し前までは、同じ大会に出ていても日本の他の選手しか
インタビューしませんでした。
そういう意味では、今田選手は自分の力だけで、
今の地位を勝ち取ったのです。

アメリカのマイナーツアーと言えば、賞金も少ない、
しかし、参加選手は多い、厳しいところです。
ほとんどの選手が、ボロボロの車でツアー会場を転戦します。
日本と違い、アメリカの広大な国土を一人で車を転戦します。
予選落ちすれば、1ドルも賞金はありません。
予選通過をしても、下位になれば賞金は数万円です。
ガソリン代、食事代、宿泊費を考えれば全くの赤字です。
スポンサーなどは当然つきません。
しかし、将来メジャーに上がる事を夢見て
必死に戦っているのです。

今田選手も、その厳しい環境から這い上がってきたのです。
そして、メジャーツアーで戦うことを実現し、ついには、
優勝を狙えるとことにまできました。
日本人として、彼の後に続く選手が出てくることに期待したいです。

早川徳次

2008-01-28 23:16:39 | 日常
事業家・早川徳次(のりつぐ)は、留学先のイギリスで、
乗車制限を行い車内にゆとりを作っている地下鉄を体験する。
それは近代化の途上でゆとりなどなく、満員の路面電車が往来する東京とは
雲泥の差だった。こうして早川は東京での地下鉄建設を誓う。
ところが当時、地下鉄建設は技術的に無理という先入観があり、
出資者も集まらなかった。しかし早川は周囲から“山師”と言われながらも、
必死に地下鉄への理解を求め続ける。早川が目指したのは、
安全性や快適性というこれまでの日本では顧みられなかったサービスを向上し、
人びとの暮らしの質を高める地下鉄の実現だった。

昭和2年12月30日、早川は上野・浅草間に日本で初めての
地下鉄を開通させた。これが現在の地下鉄銀座線である。
その後、私鉄各社や東京市が地下鉄事業参入の機会をうかがって競争が始まり、
早川の思ってもみなかった結末を迎えることになる。

今や蜘蛛の巣の様に張り巡らされた東京の地下鉄、
その第一歩を記したのが、早川徳次です。
彼の凄いところは、100年後を見据えたところです。
例えば、トンネル。
銀座線の地下トンネルは100年経た今でも何の支障もありません。
あと100年は使えると言われています。
それから、ホームの構造。
開通当初は一両編成でしたが、ホームの長さは六両分が停まれる
長さにしました。
将来、利用客が増えることを見越した結果です。
車両も全て鋼鉄製の車両を作りました。
当時の電車は、ほとんどが木製であったことを考えると
安全性においても将来を見越していました。

何気なく乗っている地下鉄も、
その陰には、この様な偉大な人の功績がありました。
早川徳次の銅像が、銀座駅の構内にあるそうです。
こんど探してみようと思っています。

後に彼が残した言葉です。
「戦争に勝利した今こそ我が国の使命と責任を自覚し 
国家百年の大計をたてるべし」
今の政治家に聞かせたいものです。

屁理屈

2008-01-22 08:27:30 | 日常
屁理屈という言葉があります。

論理的だとは第三者には思われないような論理によって構成されている理屈。
理屈のための理屈。
当人は一見正道の理論に基づく意見を言っているように思っているが、
実際には破綻部分が多く、大多数の人間には賛同されないような理屈(論理)
である場合が多い。
目上若しくは同等の人間が、出された意見(特に挑戦的なもの)に対して
適切な反対意見を出せない時に、却下するのに使用される事がある。

以上が屁理屈の意味です。
最近話題になっているガソリン税の暫定税率。
自民党議員の発言を聞いていると、正に屁理屈としか言えません。
先日も、自民党の山本一太議員(彼も嫌いな議員の一人ですが)が
暫定税率の継続についてコメントしていました。
一言で言えば、建て前論、自民党の党利だけを
考えているだけに思えました。
国民の目線に立った発言が無いことには残念な思いでした。

そもそも、これは暫定税率なのです、にもかかわらず
何十年も続いたこと自体がおかしなことです。
ねじれ国会による野党の存在で明るみに出てきました。
まず、自民党は何十年もこの法案を勝手に続けて来たことを
国民に謝罪するべきです。
自動車のユーザーは何十年も、何も知らずに過剰な税金を
取られ続けてきたのです。
所謂、「詐欺」ではないでしょうか?
1党独裁政治の恐ろしさが分ります。
それは、歴史が証明してきました。

今こそ、国民は政治に関心を持つべきです。
誰が正しいか、間違っているかでは無く、
牽制機能が働く政治を作るべきです。
でないと、屁理屈ばかりがまかり通る国になってしまいます。





円安バブル

2008-01-21 08:15:27 | 日常
日本経済の景気減速感が出てきました。
日経平均株価も13000円台に入り、
更に下値を伺う状況です。
95年以来日本はいざなぎ景気を超える
好景気を続けてきました。
しかし、本当の好景気だったのでしょうか?

今、格差社会と言われ国民の経済格差は広がる一方です。
勤労者の約7%が年収700万円、その他約65%は年収270万円
という状況です。
また、大企業の収益が2.2倍になりましたが、そこで働く社員の
賃金は横ばい若しくは下がっているのが現状です。
日本の経済を下支えしている中小企業は、好景気にも関わらず、
経営は一向に楽になっていないのです。
それは、多くの中小企業経営者と会うと、実感出来ます。
売上は伸びても、収益が増えない。
下請け企業は元請会社に値上げ交渉をしても無駄だということ
を悟り、諦めているのです。
その一方で、大企業は収益を拡大し、税制の恩典を独り占めにしてきました。
そのツケがボディーブローの様にきいていたのです。
つまり、この10年間政府が舵取りを間違えてきたのです。

一人勝ちだった大企業も、その利益の多くは円安によるものでした。
大企業の多くが輸出による為替差益を享受していました。
ここにきての円高は、大企業も呑みこみ始めました。
今まで日本に投資をしていた外国人投資家が資金を引き始めました。
買い越しから売り越しに転じたのです。
円安というバブルに大企業も政府も溺れていたのです。

一番の責任は政府にあります。
この現状を把握出来ず、舵取りを間違えてきたからです。
大企業、メガバンクを護りすぎました。
相変わらず銀行は、自分勝手な融資を繰り返すだけです。
内需拡大に担い手の中小企業には見向きもせず、
大企業に資金を垂れ流しているだけです。
政府、行政が金融政策をきっちり行うべきでした。

今、日本は確実に円安から円高に向かっています。
今まで、何の方策も講じなかったツケが回ってきました。
大企業は資本も体力も十分あります。
また、金融機関も援助するでしょう。
しかし、問題は中小・零細企業です。
いつの時代も、犠牲になるのは末端です。
そして国家・権力者は冷酷なのです。

1年365日働く役所

2008-01-14 10:38:05 | 日常
「1年365日働く役所」として一躍有名となった福島県矢祭町。
2001年の「合併しない宣言」以来、劇的なコストカットと、
住民サービスの向上を両立してきた矢祭町の改革が、さらなる
進化を遂げた。
人口約7千人で主産業もない矢祭町には、書店もなく、
図書館づくりは住民悲願となっていた。しかし矢祭町にはカネもない・・・

そんな中、一人の町職員が思いついた秘策に、他の自治体関係者から浴びた
非難の嵐。
しかし、ついに奇跡は起きた!
他の自治体が真似できないような、これらの数々の改革を率いてきたのは
根本良一町長(70)だったが、去年、24年の任期を全うして退任した。
その根本氏が引退した今だからこそ初めて語った本音とは。
矢祭町「奇跡の地域再生」への道のりを1000日の密着取材で追った
昨日のサンデープロジェクトで、福島県の小さな町の
行政改革の特集がありました。
町長が始めた行政改革、それが町民一体となり
町興しにつながりました。
行政はどうあるべきか・・・
について一つの方向を示したものでした。

矢祭町は福島県の山間にある人口7000人の小さな町です。
町村合併の危機にあいながら、町長は自主再建を掲げました。
しかし、町の再生についての具体的方策は全くありませんでした。
そこで町長が行ったことは
「24時間365日働く行政」というものでした。
正月のお盆も休み無く開いている役場、
当然人員削減、給与カットは当りまえです。
その姿に町民の見る目も変わってきました。

真のリーダーはどうあるべきかを明快に示した内容でした。
「汗を流すところには、必ず応援が起きる」とは根本町長のコメントです。
このコメントには絶大な説得力があります。
自ら行動し、ことをやり遂げた人にしか分りません。

今、地方自治体は疲弊しているということを良く耳にします。
東京、大都市への一極集中それによる地方の過疎化。
国や地方自治体は安易な解決策した考えていません。
お金による解決方法、うわべの方法では根本は何も変わりません。
地元の住民が何を望んでいるのか?
行政は誰の為に何をするべきなのか?
その原点をもう一度考えるべきです。
その方向を示した自治体は身近にあるのです。

温泉芸者と銀行

2008-01-12 00:37:52 | 日常
日本の金融機関とは何だ?
最近、金融機関について憤りを感じています。
そこで、彼らのスタンスが一様であることに
改めて気づきました。
それは・・・「温泉芸者」です。
金持ちにはタカルが、金の無い者には見向きもしない。
本当にそのものだと痛感しました。

真山 仁の小説「ハゲタカ」でも描かれていますが、
特に都銀と言われるメガバンクは「温泉芸者」そのものです。
儲かっている時には、愛想良く来るが、
儲からなくなると一番先に手を引くのです。
多くの中小企業は、その洗礼を受けてきました。
自分達の都合のいい時しか来ないのが銀行です。
つまり、相手のことなど考えていないのです。

本来、金融機関とは企業の「血」となるものです。
「血」とは企業が生きる為に必要なものであり、
それにより、企業が活動できるのです。
「血」となる資金を注ぐことが金融機関の役割です。
必要なところに必要なだけ、注ぐことが重要です。
ところが、今の金融機関と言えば、
もう十分で必要ないところに、沢山注ぎ
本当に必要なところには目も向けないのです。
悲しいかなこれが現状です。

日本経済を支えているのは、大企業ばかりではありません。
大企業には何十、何百という関連会社があり、
そのほとんどが中小企業なのです。
その中小企業が活性化しなければ、日本経済の活性化も無理です。
その役割を担うのが金融機関だと思います。
その為にも、本来の役割を果たすべです。
自分達が破綻しかけた際に、公的資金という国民の税金を
貰ったことなど忘れたのでしょうか?
その恩を仇で返すようなら、いっそ潰したほうがマシです。

銀行の経営者とは、ただお勉強が出来て上司に媚びるのが巧い人です。
決して、経営者として素晴らしい人ではありません。
その証拠に、松下幸之助とか稲盛和夫さんのような
経営の神様と言われる人が金融業界には一人もいません。
つまり、銀行経営には能力など必要ないのです、
そんな人が経営しても、そこそこ出来てしまうのが銀行なのです。
今日もどこかで「温泉芸者」達がウヨウヨとカモを探しに
街を歩きまわっているでしょう・・・。


危険運転致死傷

2008-01-09 09:04:12 | 日常
飲酒運転で多目的レジャー車(RV)に追突して海に転落させ
3児を死亡させたとして、危険運転致死傷罪などに問われた
元福岡市職員、今林大被告(23)について、福岡地裁(川口宰護裁判長)は
業務上過失致死傷として7年6月の判決を言い渡しました。

今林被告は、危険運転致死傷と道交法違反(ひき逃げ)の罪に問われ、
検察側は併合罪の最高刑となる懲役25年を求刑して結審、
1月8日に判決の予定だった。

結局、危険運転致死傷の適用には難しい問題が潜んでいることが
浮き彫りになりました。
飲酒運転による悲惨な事故を防止する為の法律が出来たにも拘らず、
その法律の適用に問題があることは悩ましいことです。
今回の判決文をみると、危険運転に該当するかどうかが
焦点になっている様です。
「正常な運転が出来ないこと」に焦点があてられています。
本件の被告が、事故を起こすまでに「正常な運転」をしていた
との判断ななされています。
しかし、本当にそうでしょうか?
事故直前には「時速100キロのスピードでわき見運転をしていた」
とのこと、これが正常な運転と言えるでしょうか?

危険運転致死傷の本来の意味をもう一度考えるべきです。
「飲酒運転は絶対にしてはいけない」というメッセージではないか?
今回の様な判決が出ることで、全く意味を無くす可能性があります。
飲酒運転は絶対に許さないといことを司法が示すべきです。

最近、司法判断で様々な疑問を抱くことがあります。
誰の為に司法制度があるのか?
どこを向いて仕事をしているのか?
世間から隔離された世界で仕事をしているのか?
と感じることが多いです。
法治国家としての司法の役割を、裁判官達が改めて認識して欲しいです。

年金制度改革

2008-01-08 08:49:32 | 日常
昨日の日経新聞に年金制度改革の報告書がありました。
崩壊寸前の年金制度を立て直す方法として、
今の社会保険方式から税方式に移行させる内容です。
財源全てを、消費税で賄うこととし、消費税率を5%前後引上げる
こととなっている。

年金問題の最大の課題は、未納問題だと思います。
国民年金の未納率は実に34%に達しています。
3人に1人は年金保険料を払っていません。
これには、社会保険庁のズサンな管理体制への国民不信感が
原因となっています。
しかし、一方では年金保険料をきっちり払っている人との
不公平感があります。
今の社会保険方式では、未納問題は解決不可能です。
そこで、国民皆負担にする方法は消費税に置き換えることが
出てきました。
つまり、消費税方式にすることで、すべての人が消費に応じて
必ず負担することになります。
夫々の所得に応じて消費額の一定割合を払う消費税にすることで
負担割合の不公平感も解消されます。
そして一番の問題である社会保険庁の徴収部門がいらなくなること。
最大の問題である社会保険機構を解体できるのです。

あくまでこれは一つの報告書です。
今後、国会で議論され方向が見えてくるでしょう。
今、国会議員に期待したいことは、与党・野党を超えて
国民の立場に立った議論をして欲しいです。
元々は政府の官僚への怠慢が原因で生じた問題です。
今こそ、国を守る立場をわきまえ、必死の覚悟で
取り組んでいただきたいものです。

先進国の思惑

2008-01-06 10:09:58 | 日常
2008年はオリンピックイヤーです。
北京オリンピックで活気付く中国、
その経済発展は目覚しいものがあります。
1964年東京オリンピックを契機に、日本は高度成長しました。
正に同じ道を中国は歩もうとしています。

世界情勢はこの40年で大きく変わりました。
40年前、世界経済の中でアジアは軽視されていました。
日本などは、極東の小さな島国としか見られていませんでした。
日本が高度成長できたのは、日本独自の技術力があったからです。
他の先進国に援助されりことはありませんでした。

しかし、今欧米の先進国が一番注目しているのが中国です。
彼らの目的は何でしょうか?
それは中国という国のマーケットです。
10億人といわれる国民、広い国土、豊かな資源
彼らはそれを目的に中国へのアプローチをしています。
40年前の日本とは、全く状況が違うのです。

欧米先進国の思惑、それは自国の利益以外には何もありません。
例えば軍需産業、世界平和を謳いながら裏では兵器を売りさばく、
それが欧米先進国の姿です。
1700年代には、植民地政策でアジア、アフリカ諸国に
勝手なことをしてきた国々。
時代が変わって、手法は違いますが根底にあるものは一緒です。

世界の歴史は、常に先進国の自分勝手な考えに翻弄されてきました。
そして今後もその流れに変わりはないでしょう。
日本という国もまた、その流れに押し流されています。
国家の主権を確立出来るかどうか?




今年の相場

2008-01-05 11:00:09 | 日常
今日から仕事始めの方も多いでしょう。
2008年の日本経済が動き出しました。
しかし、出鼻を挫くような株価の大幅な下落、
昨年末に比べ600円以上も値を下げました。

例年、「今年の日本経済はどうなる」というタイトルの
エコノミスト予想があります。
昨年2007年の初め、株価予想が当ったエコノミストは何人いたでしょうか?
ほとんどが、株価上昇をコメントしていた記憶があります。
ひどい人は、20000円台と予想していました。
今年もまた同じことが繰り返されるのでしょうか?

今年は株価よりも為替に注目です。
年初から乱高下している為替、
特にドルとユーロには注目したいです。
今年の為替について自分なりに予想を立てています。
ドルについては、先が見えない状況が続くと思います。
特にユーロに対しては弱い状況になるでしょう。
円も強くなる要素は見えません。
一番強くなるのは、ユーロでしょう。
ユーロ圏、昔の東欧圏の経済復興に目覚しいものがあります。
西欧の経済に引っ張られる形で、経済発展するでしょう。
また、決済通貨がユーロにシフトされています。
中でも原油産出国に、その動きが見られます。
つまり、通貨流通量においてもユーロがドルを席巻しつつあります。
今年はその流れが加速するでしょう。
その様な訳で、ユーロに注目したいと思います。