社長の独り言

資産運用コンサルタントの社長日記です

マクドナルドが宅配?

2007-07-31 09:05:01 | 日常
マクドナルドといえば
ドライブスルーに乗りつけるが当たり前だが、
発展途上国では、もっぱら宅配が主流の様です。

マニラからモンテビデオに至るまで、
混雑した大都会でバイク部隊を動員し、
出来立てのハンバーガーを宅配する。
カイロの女子高正は「行列するのは面倒くさい」そうです。

実は、マクドナルドは世界25都市で宅配事業を
展開しているそうです。
さらに、5~6都市を計画中です。
台北では1000人の人員を配置し、
宅配を始めたそうです。
上海でも宅配事業を始めるそうです。
世界的に見ると宅配事業の売上げは
1億1000万ドルになり、年率20~30%の
成長を続けています。
また、利益率も高く、店舗の利益率を
上回っています。
店舗を構えるコスト、イニシャルコスト
ランニングコストを含め利益率が向上します。

マクドナルドは創業以来フランチャイズ経営を
推進してきました。
しかし、近年の収益の伸びが鈍化し始めたのを
きっかけに新たな事業展開を図りました。

世界的に宅配事業を展開する中、
宅配サービスを予定しない国があります。
それは、本場アメリカです。
宅配事業モデルは、店舗スペース(ドライブスルー用地)
の確保が困難で、人件費の安い過密都市に適しているからです。
世界では、今後マクドナルドの宅配バイクが
街を走り回ることになります。
さて、日本でもマクドナルドのバイクが
走る様になるでしょうか?

自民惨敗

2007-07-30 08:57:28 | 日常
昨日の参議院選挙において
自民党に厳しい審判が下りました。

この結果を見ると、国民の怒りが
そのまま顕れているようです。
年金問題、政治と金、数々の問題で
国民は一方的に被害者になってきました。
その怒りが結果となりました。
自民党に対する不信感が相当なものであることは
明白です。

安倍総理が一人だけ悪いとは言いません、
安倍総理を担ぎ、守るべき側近に
力のある人がいなかったのです。
閣僚の事務所費問題、
松岡さんの後任が何故赤城さんなのか?
もっと適任者がいた筈です。
赤城さんを何故解任出来なかったのか?
つまり、組織を作るということで
安倍政権は未熟だったとしか考えられません。

政治とは何でしょう?
「国民の為」「皆さんの生活を守ります」
など選挙の時だけいいことをいう政治家、
つまり、「政治屋」なのです。
「政治家は次の時代を考え、
政治屋は次の選挙を考える」と言います。
つまり、自分達だけ良ければという
考えの人達の集まりになっています。
今回の選挙においても、
有名人を担ぎ出してた、明らかな票稼ぎが
自民、民主両党にありました。
両党ともに、「国民」より「選挙」を考え
戦ったのではないか?

中国の思想家の言葉に
「水はすなわち舟を載せ、水はすなわち舟を覆す」
国民は安倍政権に対し、舟を覆す
厳しい審判を下しました。
舟から投げ出された安倍政権が
これからの荒波を乗り越えられるか
相当の覚悟が必要です。

日本サッカー

2007-07-29 12:29:47 | 日常
昨日、アジアカップの韓国戦
日本は残念な結果になりました。
PK戦で負けましたが、120分の中で
勝ちきれなかったことが問題です。
相手は一人退場者を出し10人になりました。
監督、コーチも退場処分です。
圧倒的に攻めながら、得点できなかったのです。
何処に課題があるのでしょう?
今回の日本チームについて気づいた点を
述べたいと思います。

まず、足りない点は「闘争心」でしょう。
選手を見ても、闘志むき出しのプレーがありませんでした。
プレーから必死さは伝わってきませんでした。
今回のメンバーには入っていませんが、
レッヅのトゥリーオの様な闘志溢れるプレーをする
選手がいませんでした。

第二は、最後の局面での技術です。
中盤ではボールを持てますが、
ゴール前でのラストパス、センタリング、
シュート、ここに精度の低さがあります。
最終局面を打開するには、相手にチャレンジすることが必要です。
日本選手の場合、ゴールの向かう気持ちが
感じられません。
ここに得点出来ない原因があるのではないでしょうか?
中盤での横パスばかりでは、得点出来ません。

多くの問題点が浮き彫りになりました。
オシム監督は敢えてこの部分を浮き彫りに
したかったのではないか?
つまり今回のアジアカップを、ワールドカップの
通過点としか考えていないと思います。
この考え方に正しいとか間違っているとかはありません。
これは、監督のチーム作りの考え方だからです。
「日本サッカー」に足りないもの
を表現したのです。

日本人に出来る事、できない事が良く分った大会でした。
メディアでは、オシム監督の力不足のコメントもありましたが、
そもそも、勝つことだけが目標ではなかったと思います。
戦術的には方向性を打ち出し、
「日本サッカー」の向かうところは明確になりました。
後は、選手の気持ちをどの様に創り上げるかです。

オシム監督が就任して1年。
1年かけて、日本サッカーのスタイルという基礎は出来ました。
これからは、上物を立てる段階です。
どの選手を使うことにより、理想の「家」が出来るか?
これからが本当の「オシムジャパン」の始まりです。

孟子の教え

2007-07-27 00:12:47 | 日常
孟子は孔子の教え子で、今から2300年前に活躍した
儒家です。
彼は世間に流布している誤った思想として
4つを挙げました。

まず、「訯辞」。
偏った議論のことです。
物事を決めつけ、「彼の考えは右寄りだ」などと
レッテルを張ってしまうことです。
次は「淫辞」。
欲の赴くがままに
デタラメの議論をすること。
3つ目は「邪辞」。
胸に一物を持ってよこしまな議論をすること。
そして「盾辞」。
責任回避の逃げ口上のことです。

これらの誤った思想は今の日本に溢れています。
ミートホープの食肉偽装などはその典型です。
この社長は記者会見で、
「自分は知らなかった」と「盾辞」を展開しました。
そして「消費者も安いものばかり求める」と
「淫辞」を述べ立てました。
これは、経営者だけでなく政治家も同じです。
公務員制度改革、年金問題。
本当に国民の立場で物事を考えているのでしょうか?
自分達の選挙戦略の為、
国民にアピールしたいだけの様な気がします。

参議院選挙が近づいてきました。
各政党はマニュフェストを掲げ、
候補者も有権者に受けそうなことを並べたててます。
しかし、目先の票を得ようと、「訯辞」や「淫辞」を
並べ立てているのではないのでしょうか?

単なる人気取りの空論ではなく、
本当に国民の為の政策なのかを
見極める必要があります。
我々国民も、厳しい目をもって、
選挙に臨むべきです。
そして、大事な一票を無駄にしないよう
にするべきです。

アジアカップ

2007-07-26 08:44:02 | 日常
昨夜のアジアカップ準決勝サウジアラビア戦は
すごくストレスを感じました。

日本は何故負けたのか?
試合内容は互角以上にみえました。
しかし、「勝つ」、「闘う」という
気持ちが一部の選手にしか見られませんでした。
ボール支配率といいますが、
ただボールを廻しているだけでは意味がありません。
ボールをゴールに入れることが必要です。
選手全員にボールを持ったら、相手ゴールに向かう
という意思統一が感じられません。
「気迫」というのか、
気持ちで負けていた様に感じました。

オシム監督になって、「日本サッカー」を創ろうとしています。
日本人特有の俊敏性、組織を生かしたサッカーです。
技術、戦術を磨いても、「心」を込めなければ
形にはなりません。
選手を見ても、どうもサラリーマンみたいに感じます。
監督、コーチの顔色を伺いながらプレーする。
「ミスをしないように・・」という消極的な
プレーをする選手がいます。
プロという自覚がないなら、選手を辞めるべきです。
プロである以上、お金を貰っています。
フォワードなら点を取る、ディフェンダーなら失点しない
それが彼らの仕事です。
仕事でパフォーマンスを挙げられないなら
プロの資格はありません。
昨夜の試合を観て、何人かの選手は
プロと呼べませんでした。

今、日本サッカーに欠けているのは
プロとしての自覚ではないでしょうか?
つまり、「心」をこめたプレーをすることが
必要です。
オシム監督も、日本人の「心」の部分に
戸惑いを感じているでしょう。
「言われたことは忠実に実行する」
しかし、サッカーという競技では
プラスアルファーが必要なのです。
リスクを冒しても、自己責任で局面を打開する。
日本人の最も苦手なところです。
ここを打開しない限り、日本サッカーに
明るい未来は来ないでしょう。
全ては、選手の「心」にあります。

遠藤 俊介

2007-07-25 08:25:38 | 日常
新聞のコラムで気になったものを紹介します。

写真集「カンボジアの子どもたち」

戦乱と暴政を見つめてきた自然や遺跡を背景に
黄金の笑みがはじける。
体より大きいバナナの葉束を運ぶ少女、
水牛に乗る少年。
1999年から20回以上訪れた写真家、遠藤俊介さんの信頼が
かぐわしい靄のように写真を覆います。

かって戦場を記録した沢田教一さんや一ノ瀬泰造さんは
この地に散りました。
平和を撮る者に約束されていた豊潤な時は、
白血病に断ち切られました。
今月半ば、写真集が枕元に届いた3日後に
29歳の遠藤さんは一ノ瀬さんらのもとに旅立ちました。

本人の写真は奥付けの一枚。
子どもに囲まれ、飛行機のポーズでおどけています。
そしてもう一枚。
表紙でほほ笑む少女、どび色の瞳に小さく写り込んだ
人影は、キャノンEOSを構えています。
異国の、いくつもの柔らかな記憶の奥底に、
遠藤さんは永遠の像を結んだでしょう。

くらコーポレーション社長 田中 邦彦

2007-07-24 00:26:47 | 日常
食の安全”が改めて問われ、今にわかに注目を集める食品業界。
そんな中、連日、行列のできる回転寿司チェーンがある。
それが「くら寿司」だ。
一時期のブームも去り、勝ち組と負け組みが
鮮明になってきている回転寿司業界。
その闘いの中で、圧倒的な存在感を示して急成長。
2005年には東証一部に上場。現在業界3位で、
虎視眈々とトップを狙う。
その人気の秘密は、四大添加物をいっさい
使わないこととその安さ。
商品はほとんどが100円。それにも関わらず、
鯛やヒラメなどをイケスから店舗へ直送という
ネタへのこだわりようだ。
それらを可能としているのが、社長・田中の奇抜なアイデア。

●「個々の店舗の様子を、本社でチェック」
店舗の映像がリアルタイムで本社に送られ、
“お客の入り具合”や“接客の様子”を集中管理。
●「自動廃棄システム」
30分間レーンで回り続け、手の付けられなかった
寿司を自動的に感知し、廃棄するシステムを開発。
“寿司とIT”という意外な組み合わせでコストを削減。
儲けた金は、惜しげもなく寿司ネタ探しにつぎ込む。
働く人々の目に見え、わかりやすいシステムは言わば
“回転寿司業界のトヨタ!”
激安食の常識を変えた男が吠える!
「安さと品質は両立する!安全な食を消費者に!!」

今週のカンブリア宮殿のゲストは
くらコーポレーション社長 田中 邦彦さんでした。
食の安全が危ぶまれている中、田中社長の信念は
ゆるぎないものでした。
「いい物を安く」経営者、社員が意識を高く持てば
必ず出来るということです。
ミートホープ社の問題について質問された時
「食を扱う事業者を冒涜する事件だ」と怒りを
顕にしていました。
また、会場の観客から
「経営で一番大切なものは何ですか?」と質問がありました。
田中社長は
「トップの資質です、今の経営者の責任感が欠如している。
トップがしっかりしていることが一番です。」
と述べました。
全く同感です。
今起きている多くの問題、
ミートホープ、コムスン、不二家
全てがトップの「志」の低さです。
自分だけ良ければいい、自分だけ儲かればいいという
自分勝手な発想が原因です。

「田中社長の成功の条件は?」との問いには
「人生を楽しく充実した日々を送ること、
家族を大切にすること」と述べました。
今日もまたすばらしい経営者に会うことが出来ました。

参院選

2007-07-23 08:46:00 | 日常
29日投票の参議院選挙が近づいてきました。
街では、各候補者の選挙演説が賑やかに
なってきました。
日本の選挙活動、
どこかおかしいと思いませんか?

車で出かけると、選挙カーに出会います。
この選挙カーは、候補者の名前を連呼し続けます。
「○○ です、宜しくお願いします。」
ほとんどこれを叫び続けるだけです。
この音量が結構大きいので、
選挙カーの前や後ろにいるとスゴイ迷惑です。
候補者が助手席に乗っていますが、愛想笑いをし
ただ手を降るだけでせす。

駅では、候補者が自分の名前入りのタスキをして、
出勤する人達におじぎをします。
政治家が人に頭を下げるのはこの時だけです。
「今日もご苦労様です。いってらっしゃい。」
そんなこと大きなお世話です。

候補者が自分のマニュフェストを伝えることは
ほとんどありません。
結局、名前だけ覚えてもらえれば良いということでしょう。
有権者を「バカにしている」としか思えません。
これは、逆説的に言えば有権者の意識も低い
ということです。
自分の主張をしっかり伝える候補者だけが
当選すれば、候補者もはっきり主張を打ったえるでしょう。
しかし、名前を連呼するだけで当選しちゃうという
事実があるのです。
ここに、候補者と有権者双方の問題があると思います。

欧米では、到底想像出来ない日本の選挙です。
少し前に、日本の選挙を題材にしたドキュメンタリー映画が
ヨーロッパで上映されました。
日本の選挙活動を観て、観客を大いに沸いたそうです。
あまりの滑稽さにです。
これは、日本のレベルの低さをバカにされているのと
同じだと思います。

今、多くの問題が噴出しています。
年金、原子力工場、行政、
これらに共通していることも
政治に関する国民の意識の低さが原因の一つです。
政治家が悪い、ではその人を選んだのは誰ですか?

今回の選挙においても、同じことが繰り替えされるでしょう。
そしてそのツケは何年後かに、国民に廻ってくるでしょう。


宋文洲さんのメルマガ

2007-07-22 09:32:02 | 日常
宋文洲さんのメルマガから、コラムを紹介します。
私個人はいつも参考にさせて貰っています。
日本という国を冷静に見る眼は、
いつも鋭い視線だと感じています。


顧客である前に人間であり
宋 文洲

昨日子供を連れて北京に来ました。夕食の時間帯なので機内食が配られました
が、予約した子供用の食事がないということで大騒ぎとなりました。まるでわ
が子を傷付けたような深刻な表情で何人もの乗務員が何回も謝りに来ました。
「上司にも報告いたします。二度とこのようなことがないように致します。」
など、聞いていると逆に心が痛むような真剣な謝り方でした。

後で分かりましたが、その食事は誤って近くの別のお子さんに配ったようです。
偽善ではありませんが、ちゃんと用意してくれてちゃんと子供に食べてもらっ
ているのだから、ミスといえるほどのミスではないと思いました。

そもそも大人用の機内食も大変美味しいもので子供の食事を予約しなくても良
かったと思ったほどです。切符を予約する際、「お子様の食事を予約されます
か」と聞かれたから気軽に「はい」と言っただけでした。

それにしてもこの頃、顧客にサービスする方々は大変だなといろいろな場面で
思い知らされます。特に有名企業の社員の方々は可哀そうです。世間は「顧客
中心」、「お客様は神様」というので些細なミスも許されません。

それと少しでも公共関連の仕事をしている会社の社員の方々も大変です。何か
の不祥事やミスがあると「ほら見ろ」、「血税を使っているくせに」など、鬼
の首でも取ったような態度をとる世間です。

社員にしてみれば、たまたま就職した会社が大手企業だったり、公共サービス
を請け負ったりしているだけのことです。それは単に労働の対価を受け取る仕
事であり、物乞いでもなく奉仕でもありません。

労働の尊さは労働する場所と、その労働を必要とする相手によって変わるもの
ではありません。大手企業や公共サービスの仕事をする方々のちょっとしたミ
スにも過剰に反応する社会は、態度が横柄で乗車拒否さえもする個人タクシー
には全く無力です。

消費者に広く知られるブランドを持つ著名企業、公共サービスを提供する信頼
のある企業は自ら襟を正し、平均以上の品質を保つべきではあります。しかし、
消費者としての個人がそこで働く労働者としての個人に平均以上に厳しい態度
を取るのは如何でしょうか。ましてや、些細なことでマスコミを巻き込んで大
騒ぎしたり、理不尽な要求を押し付けたりする行為はまったくアンフェアその
ものです。

寛容さを失うと人間は勇気も失うのです。なぜならば「勇気」とはフェアのた
めに何かを失っても構わない「寛容」ですから。世論に敏感な組織と個人に厳
しい人間に限って世間を気に介さない組織と個人に弱いのです。たぶん有名な
航空会社の「乗務員」に必要以上に厳しい態度を取る人は、横柄な個人タクシ
ーの「乗務員」には何も言わないと思います。

他人を説教する立場にありませんが、せめて自分と自分の子供に言い聞かせた
いものです。「顧客である前に人間であり、人

日本の投資信託

2007-07-20 00:24:25 | 日常
投資ブームと言われ、多くの投資信託商品が
売られています。
今、日本では約2800本の投資ファンドがあります。
その多くは銀行、証券会社、生保会社などの
メーカーが商品発売しています。
では、その中身はどうでしょう。

欧米では投資信託の資産残高は約1000兆円です。
20年前は約300兆円ですから、20年間で資産が3倍になりました。
これは何を意味するでしょうか?
これは、投資信託の資産が運用益により増加したのです。
つまり、多くの投資ファンドの資産運用が
プラスで推移してきたということです。

では、日本はどうでしょう。
20年前は70兆円、現在は約80兆円になっています。
これは、途中のバブル崩壊も影響しています。
しかし、結果を見れば投資ファンドの資産運用がほとんど
横ばいであったということです。
日本と欧米の違いは何でしょう?

一つは欧米では、投資信託商品毎にプロのファンドマネージャー
が専任でつきます。
彼らは、その担当商品のパフォーマンスの成績により、
莫大な収入も得れば、ダメならすぐにクビになります。
つまり、自己責任を負って仕事をしています。
ところが、日本ではファンドマネージャーと言っても
ピンキリで、素人同然のファンドマネージャーも沢山います。
彼らは、収入も限定されている替りに、クビになるという
リスクも負っていません。
ですから、運用がプラスでもマイナスでも構わないという
ことになります。

二つ目は、欧米では投資信託商品を客観的に評価する
指標があります。
そしてそれをオープンにして一般投資家が分る仕組みがあります。
星5つから1つまで5段階で評価します。
当然星4.5つは優れたパフォーマンスの結果です。
星1.2つのファンドにはお金が集まりません。
その結果、そのファンドは消滅することになります。
日本では、この様なものが存在しません。
日本では、銀行、証券会社が自分達に都合の良い
商品を売っています。
お客様も銀行や証券会社のブランドを信用して商品を買います。
つまり、商品を比較、評価していません。
ここに日本と欧米の大きな違いがあります。
一つの例をご紹介します。
「ニッセイ/パトナム・インカムオープン」という日本生命の
投資信託商品があります。
これには約7500億円もの資金が集まりました。
その評価は星1つです。
これは、モーニングスターレーティングという
アメリカの有名格付け会社の評価です。

どうして、日本ではこんなことが起きているのでしょう?
お客様の責任?
これは明らかに売る側の責任です。
つまり、銀行、証券会社、保険会社等のメーカーの責任です。
10月からは郵政もこれに加わります。
お客様を食い物にして肥える日本の金融機関。
それを黙視している金融庁。
安倍内閣の掲げている規制改革。
本当に何処まで出来るでしょうか?