社長の独り言

資産運用コンサルタントの社長日記です

トヨタリコール

2010-02-26 23:31:50 | 日常
トヨタのリコール問題がアメリカで大きく
取り上げられています。といっても議員の
点数稼ぎの様相が大きいですが・・・。

豊田社長が米議会の公聴会まで出向くこと
になったのは、どんな意図が働いているの
でしょうか?

トヨタの車で、ある不具合があり死亡事故
が起きたことは紛れもない事実です。
しかし、一メーカーの事故に対しアメリカ
運輸省のトップが、会社批判の様な発言
をすることは如何なものか?もし、これが
アメリカ車であれば、同じ様な発言になっ
たでしょうか?

公聴会での豊田社長の発言、姿勢にはアメ
リカ企業の経営者とは全く違うものを感じ
ました。大袈裟な、異常な盛り上がりをす
るメディア米議会の議員に対しても、謙虚
な姿勢を示してくれました。それは日本人
の持つ「おくゆかしさ」または、武士の潔さ

を感じました。
この大和魂が根底にある限り、日本の技術に
陰りは見えません。アメリカのそれとは大違
いです。過ちを過ちと認めないアメリカの国
民性では、反省に立ちかえることがありません。
そこには進歩、信頼も成り立ちません。だから、
アメリカ製品にろくなものが無いのです。
現に、リコールの年間台数をみれば、アメ車が
断トツに多いのです。

今回の問題で明らかになったのは、日本人の
奥ゆかしさです。間違った批判にも真摯な姿勢
を貫くこと、まさに美学です。物作りへの真摯
な姿勢が、トヨタという会社をここまで育てた
のです。それは初代から受け継がれてきたもの
です。
「肉を焼くだけの文化」の輩に何が分かるのだ。

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